妻は長岡へ帰る娘の自動車に便乗して買い物に出かけた。
久しぶり一人での夕食は、「カモシカのプレゼント」の独活のキンピラを作ることから始まる。
昼前に従兄に独活を進呈した際に、妻が教えていた「独活のキンピラ」のレシピを頭に入れていたのだった。
そして、同時進行でお湯を沸かして「コゴメ」を茹でる。
自分の好みの歯ごたえの残る固さにしっかりと茹で上げました。
これも妻が出掛けると言う話を聞いた時から準備を始めた「鶏の生姜焼き」です。
ニンニク醤油に漬け込み焼きあげた、いわば焼き鳥でしょうか。
もう一つの取って置きの酒の肴はこの夕景色。
ゼンマイ採り、畑仕事と朝から動き回りそして一日の仕上げのこの風景。
そして、取って置きの焼酎の封を切る。
淡麗辛口で知られる「八海山」酒造が仕上げた米焼酎。
焼酎はストレートのオンザロックです。
さて、それでは窓の外を眺めながら始める事にしましょう。
盃、いや「黒柿の焼酎グラス」を重ねるうちに眠気が差し、テーブルでうたた寝を始めてしまった。
「只今ー、良かったー気に入ったのが見つかってー」と言う妻の上機嫌の声で目が覚めた。
「春宵の一刻値千金」夢の途中で目覚めて、大事な夢の内容は忘れてしまいました(笑)。