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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

静かな里の秋

2014-11-06 12:04:08 | 風景

 童謡「里の秋」でも無いけれど、静かな静かな里の秋です。
一人で、畑から続く旧道山道を少し下って見ました。色とりどりに紅葉しています。


 木の間越しに見える里の雰囲気もここには無く、ただ静寂の秋景色。
まだ多少青い葉も見えるけれども、秋真っただ中と感じるこの頃です。


 魚沼、宇賀地の里も冬を待つのみの風景になっています。
もう、何時白一色の雪の世界になっても不思議ない季節でも有ります。


 右下に、枯れ葉の積もった山道の一部が見えます。
昔は、こんな落ち葉で滑る山道を、大根を背負って降りたっけなー。


 山独活やゼンマイを採った急斜面の木々も色づいています。
しばらく一人で風景、秋景色を楽しみそしてカメラに納めて畑に帰るスベルべでした。
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冬籠もりの支度は漬物から

2014-11-06 04:10:44 | 食べ物

 多忙な秋の仕事の合間を縫って、スベルべカーちゃんは漬物に精を出す。
これは越後は魚沼の伝統的漬物の「野沢漬」です。

 昔は、大きな専用の木の大樽に漬け込み冬中食べていて、最後は煮て「煮菜」としても食べていました。
今は夫婦二人の暮らしで、小さなプラスチック製の四角な容器に漬けこんでいます。

 野沢菜はこんな風に切らずに丸ごと漬ける本漬けと、簡単に切って漬ける「切り漬け」がある。
「切り漬け」は一日二日で食べられるけれども、スベルべはサラダのように感じてバリバリと食べます。


 もう十数年も前の事でしょうか。職場の山形県出身の友達から頂いて作り始めた「高菜」です。
もっとも、「高菜」と呼ぶのは関西、九州地方で山形では「山形青菜(せいさい)」と呼んでいましたね。

 これも、切って簡単に塩漬けで食べる方法も有るけれど、ピリッと辛くて美味しい。
漬物桶の蓋を取ると、つーんと鼻の奥を突くカラシの香が漂う不思議さ。

 和歌山だったかで「目張り寿し」と呼ぶのは確か、この高菜の漬物の大きな葉でご飯を包んだもののはず。
これは塩抜きして炒め、仕上げにごま油の風味と、炒りごまを合わせると美味しい食べ物になりますね。


 「今年の大根は、姿かたち、色つやも全部良い」とカーちゃんにお褒め頂いた大根。
その大根を使った「沢庵漬け」です。

 容器が小さいので一本丸ごとでは無くて切って漬けています。
しばらく塩漬けにした後、米糠を合わせて本漬けにします。

 これだって、冬の終わりには塩抜きして炒めて食べたりします。
あ、そうだ塩漬けの際には柿の皮を剥いて入れると、いまカーちゃんは剥いた皮を少し干していたなー。


 一時期はスベルべトーちゃんも「高菜漬け」くらいはしていたけれども今は漬物はカーちゃんの仕事。
スベルべの手伝いは重い、「重石」を上げる事と、定位置に移動する位の手伝い。

 悪戯心を出して赤い「紅クルリ大根」を入れたのはもちろんスベルべの仕事。
ちょっと、昔遊んだ麻雀の「清一色(チンイーソー)」では無くて、字牌の混じった「混一色(ホンイーソー)」と洒落たって訳。

 さて、ジャガイモは五種類程をたっぷりとコンテナに入れて格納。
さつま芋も大きな段ボール箱に入れて、食堂の片隅に並べ毛布をかぶせて仕舞いました。

 他にも、春先から漬け込んだ「山独活漬け」や「ワラビ漬け」も有ります。
昨日は、採り切れなかった枝豆を育てた大豆を乾燥して脱穀しました。

 熊さんのように冬眠、いえ、時折り仕舞った食べ物を出して食べるからリスかな。
そんな越後に住む初老の域に入った、老夫婦の冬籠もりの支度は順調に進んでいます。
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