今年最後のさつま芋掘りを終えたら、マックスが向こうから確認するかのようにやって来る。
珍しく好天に恵まれた秋のお昼前の時間帯です。
さつま芋を掘り終えたばかりの柔らかな土の上を歩きます。
ん?中々の出来具合じゃないか。なんてね。
でも、困るのはこの点検係は最近さつま芋を踏むことなど意に介さぬ事。
脚力も衰え、身体を左右にゆらゆらとさせながら歩くのです。
おやお今度はさつま芋をベッド代わりに寝ちゃいましたよ。
マックスの寝姿を写そうと前に回ると顔を上げます。
寝ていたのでは無くて、何か考え事でもしていたのでしょうか。
マックスの下顎は柔らかな土がべっとりと付いていました。
畑生まれの畑育ちのようなマックスは、畑の土のベッドがもっとも気分が良さそう。
こんなマックスとさつま芋の光景も来年は見られないかも知れない。
先程も「トーちゃん、マックスの音が聞こえる」とスベルべママに声を掛けられ目覚めた。
でも、そっと起き出して内玄関の段ボールハウスを見ると静かに寝ている。
寝がえりを打っただけのことだったようですね。
もうすぐ夜が明けます。明るくなったら一番にマックスと表を歩きましょう。