気の遠くなるような、3,200本のさつま芋掘りも無事千秋楽と相成りました。
一日改正に恵まれ、朝から前日掘ったさつま芋や里芋を天日で乾燥。
そして、気温の上がった十時過ぎから山の畑に行きさつま芋掘り最終日が始まった。
畑で掘ったままのさつま芋を広げて天日乾燥するために広げ、十二時を過ぎて帰宅。
ところが最後の畝を見て驚きましたね。
誰かがさつま芋を掘って形跡がありありと残っているのです。
きっと、畑から続く山の斜面に住むタヌキの仕業です。
狸も我が家のさつま芋の美味しさに、マックスの匂いの怖さを忘れて頂いたようです。
さつま芋畝の最後の方は、とうとう除草の手が回らず、草ぼうぼう。
タヌキは、畑では無くて原野、山林自然の恵みと思ったのかも知れませんね。
年老いて、動きもままならぬマックスだけれども、山の畑には必ず着いてくる。
もう、山の畑へ行く雰囲気に感づくと、そわそわと落ち着かなくなりますから。
腰が痛いと言いつつも、最後のさつま芋掘りに拍車を掛けるスベルべママ。
3200本のさつま芋をほぼ夫婦二人で掘り上げてしまいました。
さて、これは朝一に表に広げた前日収穫した「寿」です。
夫婦二人で半日足らずで掘った量は、二畝でコンテナ4個分です。
そして、スベルべがさつま芋を乾燥のために並べているうちにスベルべママが表に出した「大豆」。
これは、皆さんが美味しさに驚かれた枝豆の「肴豆」を大豆にまで育てたものです。
同じように見えるかもしれませんが、これは青みがかった晩生の大豆「秘伝」です。
二種類の大豆が自家用としては十分な量が採れました。来年の種子用としても十分で一安心。
冒頭にも書きましたが、午前中で全てのさつま芋を掘り終えて二人で嘆息。
これで、気になっていたさつま芋掘りを始め、里芋掘り、竹の子芋掘り、大豆の収穫と処理乾燥と全て終了。
「ヨシッ、今夜は打ち上げで、どこかへ夕食に行こうか」と提案。
でも、夕方は自分のためにしたい事が有ると言うスベルべママのために昼食で打ち上げ。
近所の「味の家 魚野川」さんで昼食と言う事になり、スベルべトーちゃんは生ビール付きの豪華な昼食。
帰宅して一休みののち、スベルべママの運転する軽トラで、気分よくさつま芋の回収に向かいました。
他の仕事もするものだから、秋の夕暮れは早く最後は日が沈んでしまった。
そして、雨が降るとやりにくいと言いながらさつま芋畝の剥ぎ取ったマルチシートを片づけるスベルべママ。
スベルべは、ふと柿の木の方向を見ると、マックスでは無さそうな動物の姿。
「マックスは?」と問うと柿の木とは反対方向からマックスは帰って来るところ。
やはり、マックスよりも体高が低く、丸々とした姿は狸でした。
夕暮れに誘われ、夕食に地上に落ちた柿を食べに来たようです。残念、カメラは珍しく不在。
でも、ついでついでと何時も仕事を増やすものだから、最後の「柿もぎ」は夕暮れの中。
人様が見た、薄暗い中で柿の収穫をするなんて馬鹿に見える事でしょうね。
でも、最後まで働き無事に気になる作物の収穫も終える事が出来たスベルべ夫婦。
夕食は「乾杯!」と、焼酎とビールのコップを軽く合わせた二人でした。