JR上越線のすぐ脇、鉄道防雪林と呼ばれる山林です。
杉木立の間の斜面から、越後野ウサギの足跡が下へと続いていました。
杉の木の下で、雪の積もり方の少ない所で餌を探していたようです。
この時期、ウサギたちには餌が全く無い、一年中でもっとも厳しい季節です。
後方の柵は、「防雪柵」です。
昭和56年、今でも語り継がれる「56豪雪」と呼ばれる大雪があり、山頂から線路を埋め尽くす雪崩が発生。
列車に電気を供給するための電化柱の上まで届くような大量の落雪だった。
通りがかった貨物列車がその雪の山に突っ込んだけれど、幸いなことに脱線はせずに通り抜けたのだった。
山上の我が家の山の畑からは、そんな厳しい自然が広がっているのです。
カモシカも、ウサギも狸もリスもムジナも野生動物たちは、じっと雪に耐え春を待っている。