人名用漢字の追加案を見て
人名用漢字の見直し案が発表されました。
本当に名前に使うのだろうかと思われる字が多数含まれています。
法制審議会の人名用幹事部会で、まとめた案との事です。
それなりの見識を持つ専門家がまとめられたのでしょうが、
残念ながら美しい日本語とは程遠い印象に驚いています。
常用平易と言う基準にも大きな疑問を持ちます。
時代の流れでしょうが、本離れ、活字離れが言われ始めて久しいのに、
新聞の出生欄でも何と読むのか苦しむような名前が多く見られます。
源氏名のような女の子、劇画の主人公のような男の名前。
親の趣味でつける名に不満を唱える訳ではありませんが、人間は生まれ、成長し、そして老化します。
一生誇りに思える名前。そして平易に読まれ、親しく呼ばれると言う原点を忘れてはいないでしょうか。
名前で個性を主張するよりも、教育で人間的な内容で、自主制と個性のある、
人間を育ててもらいたいと考えています。
ちなみに私の名前は、平易で、画数が少ない。呼び易い。
という意味で父母がつけてくれました。
今までに何人かの同姓同名の方もいましたが、それで苦労したという事は皆無でした。
親に感謝しています。
(もう、かれこれ10年以上も前のことになります。日本の三大紙の一つに投稿し採用されました。
この時に追加された文字には、『毒』なんて文字も入っていたような記憶があります。)