調布市の市街地で、道路が陥没しニュースとなった。
地下では東京外郭環状道路のトンネル工事で「シールドマシン」活動中。
かなりの時間が経過しても、「調査中」とかの話で歯がゆい。
因果関係があるかどうかなんて、話のレベルではないと思うのだが・・・。
そんなニュース、話題で思い出したのがここです。
広域農道の脇の斜面にある畑の一部が陥没したことがありました。
この直下では上越新幹線の工事が行われていました。
40年以上も前のことになりますが、この地下ではトンネルが掘られていた。
この地表からトンネルまでは数10メートルはあるでしょう。
実はそのころ、国鉄で土木工事を担当していて、工事中のトンネルも見学。
ものすごい量の湧水があり、水抜き用のトンネルさえ掘られていた。
湧水なんて当然のことで、そのトンネルの真上には小さい川があったのです。
その小さいながらも清流でヤマメ、カジカなどが育っていたのだったが。
川の水が干上がり、それらの貴重な清流に住む生物は壊滅してしまった。
調布市のトンネル工事で採用されている「シールドマシン」ではなかった。
この地域独特の砂利層主体の地層が引き起こしたのだ。
トンネル工事には事犯の陥没事故などつきものなのですよ。
リニア新幹線に静岡県が反対しているのも頷けます。自然環境は大切なもの。
いくら、国交省やJRが環境に影響は与えないなんて言っても嘘です。
この時代にわずかな時間でも短縮して関東圏、関西圏を結ぶ意味があるのか。
(二枚の写真に長い説明ですみません。便利さと豊かさを求めた結果です)