畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

コンニャク芋を掘りましょう(その3終わり)

2020-11-07 05:18:37 | 野菜

 種芋にする以外のコンニャク芋、今年加工するものは土を洗い落とす。

そして、乾燥したら一時保管し凍らないように管理していきます。

 

 最も大きいコンニャク芋を計ってみます。

6キロを超えていますね。少し大きく育ちすぎたようです。

 

 一部間違って洗った物も見えますが、種芋用は基本的には洗わない。

十分に乾燥したら、新聞紙などで包み箱に入れて仕舞うことにしましょう。

 

 これだけの種芋を残したら来シーズンもたくさんできます。

でも、年々消費量も減るし、作る手間も掛けていられなくなるかも知れない。

 

 種芋の赤ちゃんの「生子(きご)」もたくさんあり半分以上は捨てました。

来シーズンは無事に植えられるかどうか、不安と疑問が心をよぎります。

       (終わり)

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さようならロシナンテ(その5終わりコンサートへ)

2020-11-07 05:05:15 | オートバイ

   千年の森コンサート

 開催日の直前に友達から「コンサートのチケットがあるが夫婦二人で行かないか。」と言われた。

その頃、私たち夫婦はつまらない原因から、喧嘩をしてしまい気まずい雰囲気が続いていた。その事をこぼしたので、友が気を使ってくれたのである。

 そのコンサートは、近くの町の主催で行なわれるイベントだという。仲直りが出来たらと、妻に話を切り出し、オートバイで行くことに決まった。

 当日は開催予定時刻頃から雨が降り出すという、予報が心配であったが朝から出かけた。そして同じ町の体育館を会場にした、バドミントン社会人リーグ大会にも顔を出し、久し振りに仲間の応援もした。そのチームは二十年も前に私が立ち上げ、監督兼選手として引っ張ったチームである。私が「フォルテ」と言うチーム名の名付け親でもある。

 コンサートの開演が気になり、第二試合の応援は失礼して、別れを告げた。

 コンサート会場は、古いお寺の裏山。「千年の森」と名付けられたブナの林の中である。一般観覧席はその中の斜面で、椅子は横にされた丸太である。すわり心地はあまりよくない。

 司会の挨拶があり始まったが、屋外コンサートであり、最新の気象情報によりプログラムを変更すると言う。短めに設定し、降らなかったら改めて伸ばすと言う。観客にも異議の声は無い。

 ジャズピアノ、サンポーニャ・ケーナと言う南米の楽器、ジャズバイオリンの順に演奏は始まった。ブナの森の中という背景に、溶け込みコンサートは進んだ。

遠慮がちな片田舎の観衆ではあるが、それもまた森の中のコンサートにはふさわしいとも思えた。私が特に気に入ったのは、サンポーニャ・ケーナの演奏だった。独特の管楽器の音色はブナの森に心地よく響いた。好きな「コンドルは飛んで行く」のケーナを中心にした演奏には身震いした。

 幸なことに、中ほどで少し降った雨も終わる頃には上がった。アンコールに答え三者で再びステージに立ってくれた。

雨を予想して、赤いTシャツに着替えたピアニストが、身振りで謝る姿も愛敬だった。

 盛大にそして時間的には、予定通り終了した。

帰りは当然観客が一斉に帰途に付く。駐車場が広範囲にあるため、多くの人が歩く中を、オートバイの二人乗りで走るのは目立ち、照れ臭さと、誇らしさとの複雑な気持ちで走った。しかし、手を振ってくれる人達もいて、ほっとした。

 二人の仲違いもなんとか治まった、日曜日の森の中のコンサートだった。

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