畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載239「カライモ(菊芋)」(その2終わり)

2021-02-26 04:47:39 | 野菜

 色で二種類に分けられるが、こちらは「白色種」です。

 

     カライモ(菊芋)(その2終わり)

 私の好きな食べ方は、一夜味噌漬けです。姉が嫌な思い出として話したのはきっと味噌の色が染みこんだ、古漬けとまではいかなくても、かなりの時間漬け込んだものだったのでしょう。他の食べ方として妻は糠床に入れてぬか漬けにもしてみましたが、これもまたなかなかの味。

 今では健康食品として注目される存在にさえなっていて驚く。「イヌリン」という成分が多く含まれていて、これが血糖値の上昇を抑える効果があり「天然のインシュリン」とさえ呼ばれているのです。糖尿病にも種類がありますが、食べ物、食習慣と関係ある種類の病気には福音でしょう。

 聞くところによると、江戸時代の末期か明治時代の初めに家畜の飼料として輸入されたのが始まりだとされている。旺盛な繁殖力も飼料として輸入された所以でしょうか。

何気なく見ているが、芋の色で「白色種」と「紫色種」の二種類があり、私が栽培した経験では「白色種」の芋が大きくなるようです。

 ある雑誌で「菊芋料理」専門店があるという記事を見て驚いた。飽食の時代ともいわれる現代社会ではそんな店の出現も不思議ないことなのかもしれない。調べてみると、レシピも豊富で驚かされる。ここで、注意事項を一つ。食物繊維も豊富なのでしょう。お腹にガスが溜まること請け合い。厳粛な雰囲気の集まりの前には食べないほうが無難というものです。

        (終わり)

コメント (2)
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