畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載302「30年ぶりの大干ばつ」(その2終わり)

2023-09-24 11:47:14 | 自然
 これは枯れて来た、栽培フキノトウの株です。

 同じく栽培山菜のウルイですが、こちらも枯れている。

       30年ぶりの大干ばつ(その2終わり)
  
 今年の日照り続き、干ばつは平成6年とはまた少し違った感もありました。日照り、太陽の光が痛いほどの感じで、最近はオゾン層の事は言わなくなったけれども、思わずその言葉も思い出すほど。

 農業に従事されている方の苦労は計り知れない。パイプラインが設備されている水田はともかく、天水頼りの山中に近い水田では、地割れが出来るほどで、枯れる被害も出ている様子。畑でも、冬の山菜として最近人気の「ウルイ」や「フキノトウ」の親株も赤く枯れ始めていた。

 我が家の畑も事情は同じ。先ず、葉が大きくて水分の蒸散率の大きな、カボチャから枯れ始め、次いで里芋なども山の畑では壊滅状態。ナスやピーマン類も40日近く潅水を続けましたが、背丈は伸びず花の咲き方も少なかった。ようやく生き延びているという様子でした。でも、水分の少ない、果菜類の味が濃くなる好結果もあったことは皮肉なことです。

 秋野菜の準備を始めなければならない8月末になっても雨は降らず、最後は諦めて砂漠のような状態の畑で無理に畝だけは作りました。
 9月になり、さすがに朝夕の気温は秋を感じさせていますが、日中の暑さはまだ続き、少しの恵みの雨があったとはいえ、また週間天気予報からは傘のマークが消えている。焦りとため息の日々が続きます。
       (終わり)
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オニヤンマと遊ぶ

2023-09-24 04:02:07 | 自然
 山の畑で球根類を植えていたときのことです。
一匹のオニヤンマが飛んできて、スベルベの回りにまといつく。

 少し離れては、また近づいてくる。
ホバーリング気味に空中停止して、そして又飛び去る。

 一人での畑仕事の退屈さを慰めてくれる。
いつもポケットにコンデジ(小型のデジタルカメラ)を入れているから、すぐに取り出して写す。

 まるで、スベルべに恋しているかのようです。
付かず離れず、去ってはまた来る。他のトンボが来ると追いかけたりしながら。

 なぜ、恋しているかのように付かず離れずでまとわりつくのか。
答えはこれです。蚊よけに良いと聞き、帽子に付けたオニヤンマのフィギアです。
 精巧にできているために、あの目の良いオニヤンマが近づいてくるのです。
でも、どこか違うと感じるのでしょうね。オニヤンマは不思議な感覚で確かめるために飛び回るためです。
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