散歩帰りのマックスの足取りは重い。
視線を前方やや下に向け、一心不乱に歩くのみ。
こんなに逞しいころも有った。
スベルべのゼンマイ採りに付き合って急斜面を下り、大きな石を咥えて昇ったり。
うーん、仲の良かった「ロン」もライバルの「ポチ」も「チャー」も「ワンタ」も、
オチャッピーな「モモコ」ちゃんも、みーんな居なくなってしまった。
雪を蹴散らして走る事なんて息も切らさずにできたっけ。
みんな、どこに行っちゃったのかなー。
なんだか寂しさだけがつのるだけ。
スベルべトーちゃんと沢に「ミズナ」を採りに行くと大きな石が有って面白かった。
後ろ足の太股なんて、太いボーンレスハムのようで胸板なんて子牛のよう。
人も老いるが犬も老いる。
足取りをマックス任せにしていると、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ。
いくら深い新雪の中でも泳ぐようにラッセルして突き進んだ。
こんな日々がマックスにも昨日のように思い出されているのかも知れない。
残された、そう長いとは思えないマックスとの日々を大切に過ごしたい。
足取りが重いです。足が突っ張っています。
まだ友は皆元気なのが良いです。
ええ、有意義に日々を大切にしなければです。
桜を楽しまなければです。
若い頃との写真との比較・・・。
凄く興味深いです。
どうぞマックス君との時間を大切に・・。
まだまだ大丈夫ですよ・・・。
スベルべは昨夜は会合の後、4キロ余りの道のりを歩いて帰りました。
今日も山に登って畑に消雪促進剤のカーボンを撒いてくるつもり。
付いていきたいときっとねだるマックスをどうしようかと思案中です。
そりゃー、スベルべだって輝ける時代が有ったのですから(大笑)。
これも自分自身と重なるけれど、残された日々を大切に生きたいです(笑)。
会合から一旦帰宅すると「惜しかったー、たった今お帰りになられたとこ」
なんて言われて、私自身も少しがっかりしました。
妻に聞くと、マックスの喜び方はやはり昔と違っちゃっていたようですね。
若い時は、もう本当に「赤ちゃん返り」って感じでメロメロでしたからねー。
残念ながらこの一冬でもかなり老化が目立つ感じになってしまいました。
また何時でもマックスに会いにお越しください。
昨日は夜遅く帰宅し、小屋を覗くとマックスは熟睡していましたよ。