畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

銀河鉄道の夜

2013-05-22 04:52:21 | 風景

 今年も「銀河鉄道999」の季節になりました。
毎年紹介していますが今年は種明かし付きでご覧いただきます。
北堀之内18時24分の電車ですが、周囲はまだ明るい。


 北堀之内19時21分の電車が和南津トンネルを抜けて来ました。


 水田には水が張られ田植えを待つばかりの状況。
後ろの山々も、季語「山笑う」の季節そのものになって来ている。
但し、いまだ中越地震の傷跡が見えて笑える状況でも無いけれど。


 ほら、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」か松本零士の「銀河鉄道999」になってきました。


 北堀之内駅の手前で減速する電車。


 カエルたちの合唱がしじまに響く「魚沼コシヒカリ」の里の夜景です。
夕日を眺め、夜汽車を眺め今宵の夕食も済み、静かに春の一日は終わろうとしています。
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母の三十三回忌が終わりました

2013-05-21 04:34:09 | 暮らし

 母の三十三回忌と父の十三回忌を合わせた法要が無事に終わりました。
父の十三回忌には一年早いのだけれど、仲の良かった夫婦でしたから繰り上げて一緒に。


 菩提寺の御住職とお付きの御住職お二人による荘厳な読経も無事に終了。
お二人は私の大好きな名コンビで、少し前にはお二人が声を合わせた読経に鉦が共鳴して鳴り驚いたものです。


 その後26人の参加者で「御斉(おとき)」と呼ぶ昼食会に移行。
三十三回忌は仏事の中でもめでたいものとされ無礼講の行事。

 最後はカラオケ大会風の雰囲気になりましたが何人もの参加者が熱唱。
特に司会を引き受けた、我が本家の主人はNHKの、のど自慢で合格の鐘を鳴らせたつわもの。
アンコールの声が出て再度要請にこたえて「群青」を熱唱し参列者をうならせて下さいました。

 二時間ほどの宴も無事に終了。
そして、次には久しぶりに揃った兄弟を、何時も行く山の上のホテルに招待し一泊です。
いつもながら洒落た夕食のテーブルです。


 ほら、これが「木の芽の巣ごもり」ですよ。


 焼いた山菜の、根曲がり竹の「竹の子」です。
そうか、いつの間にかこんな季節になったのですね。


 お作りも中々洒落ています。
この夕食の前にゆっくりと温泉に浸かって疲れを取ったのでした。

 振り返ってみると、私の挨拶もまんざらでは無かったか。なんて自画自賛。
参加者の中には「良いお話を聞かせて頂きました」なんてお声掛けを下さった方も。
優しくて、そして強かった母の思い出話はいずれ機会が有ったら紹介しましょう。

 母の三十三回忌を施主として子供が出来るのはあまり有りません。
母が早逝するか子供が長寿かの場合になるでしょう。
母は私が33歳の時に亡くなっていて、今回は施主としての私もその時の母の年齢になっています。

 これからの生き方を私もあらためて考える必要も感じます。
いや、とにかく父母のように一日一日を素直にそして、慈しみの心を持ち、
身体の続く限りは働いて過ごそうとあらためて思いました。

 私の健康な体を残してくれた、優しくて、そして夫婦仲の良かった両親に感謝です。
父よ、そして母よ有り難う。親不幸だった倅スベルべは今日も元気に働きます。
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大人の味魚沼の「木の芽」

2013-05-19 04:55:03 | 山菜

 遅い雪消えが気になって仕方なかったのが嘘のような春の盛りに。
越後三山の残雪も少なくなり、里の山々は深い緑に覆われ始めています。


 綺麗な花で長かった冬に終止符を打った事を教えてくれた「カタクリ」も、
今はその短い花の生涯を閉じて実を結び次の世代を残す準備を終えています。


 さて、こんな季節に皆を喜ばせてくれるのは「木の芽」。
魚沼で言う「木の芽」は『三つ葉アケビ』の新芽の事です。
これは今を盛りと咲くその『三つ葉アケビ』の紫色の花です。


 このヒューンと伸びた蔓の先、「木の芽」を食べるのです。


 こんな風に繁った藪の端に「木の芽」は群生しているのです。


 柔らかくて食べられる部分で一本一本摘み取ります。
スベルべ夫婦が二人で食べる程度だったらすぐに、そう畑仕事の合間にでも採れます。

 この「木の芽」は雪国独特の山菜だと思われます。いや、魚沼独特の山菜かもしれません。
雪の無い地方の「木の芽」は苦みが強過ぎて食べられたものでは無いとも聞きます。
いや、同じ雪国の大規模なスキー場で知られる県南の「木の芽」も苦くて食べられないとか聞きます。

 ほろ苦い。と、言う表現も合わないほどの淡い淡い繊細な苦みの食べ物なのです。
茹でて冷水に晒すと言うよりも、さっと茹で熱を取るだけで美味しく食べられ食食べ物を彩る。

 洒落た食べ方では小さな容器に切って入れ、「ウズラ」の卵を割って乗せ、鳥の巣に見立て『巣籠もり』なんて呼ぶことも。
スベルべは少し多めに採れた時は大きな丼に入れ、鶏卵を割って掛け、豪快に食べます。
これで純米吟醸酒でも有ったら至福です。

 雪国の季節の変化は早くて、雪消え後から「カタクリ」が顔をのぞかせたと思ったら、
「コゴメ」もあっという間に伸びてシダ類独特の葉の広がりを見せている。
この「木の芽」の季節も間もなく終焉を迎え、また熱い夏が巡って来るでしょう。

 さて、のんびりとアップしている場合ではありません。
今日は母の三十三回忌。施主としての挨拶もまとめなければなりませんから。
今夜は兄弟で温泉に行くつもりですので、明日はアップ出来るかどうかな。
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法事前日と言えど

2013-05-18 12:41:37 | 

 法事、母の三十三回忌を明日に控えて落ち着かない。
でも、畑仕事も気が揉める。で、朝は五時少し前からマックス監督のもとジャガイモ植え。


 姉と姪とその友達の若い女性の三人が手伝いで、妻は明日の準備。
いやー、女性三人の加勢で張り切ったのはスベルべトーちゃんでは無くてマックス!


 種イモの掘り起こしから始めて二時間近い時間で最後の20キロ「十勝こがね」を植え終わった。
合計10種類種イモの重量で120キロ余りのジャガイモ植えも無事に完了です。


 でもね、困った困ったー、さつま芋の苗もぐんぐんと育っているのです。
来週は植えなくてはならないけれども肝心の畝がまだ一本も出来ていない。
ちなみに、この赤味がかったさつま芋苗は全部「安納芋」ですよ。うーん、5~600本は採れそうだぞ。


 他にもビニールハウスの温室の中でも苗がぐんぐんのぐーん。
これは「イエローアイコ」ちゃんです。 


 先程はズッキーニの「ブラックトスカ」を大きめのポットに移植。
うーん、苗達に尻を叩かれますねー。


 まだまだ芽を出したばかりの苗や、播いたばかりの種も出番待ち!
文字通り自分のまいた種とは言え、いやー、忙しくって困ったー困ったー。
で、御昼前には法事の祭壇もサービス会社の手で完成。
明日の法事、母の三十三回忌はもう自分も死んだつもりで頑張ります。
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マックスと山の畑へ

2013-05-17 04:17:09 | マックス

 マックスに畑に行く前に戯れで麦藁帽子を冠ってもらう。
相変わらず、素直にトーちゃんの悪戯に付き合ってくれるマックスです。


 暖かなお日様の下で眠るマックス。
顔には白いものが目立ちます。ってマックスには「あんたに言われたくない」なんて言われるかも。


 昨日は話した通り、バドミントン仲間と痛飲し、二日酔い状態。
でも、寒暖の差の大きな日が続く不順な天候にしてはさつま芋苗の育ちが良くて心配になってきた。

 そこで、マックスと山の畑に行きさつま芋植えの準備を始めた。
マックスは耕したばかりでふわふわの土の感触が面白いのかあちこちと歩き回る。 


 最後は土の上に腹ばいになって朝寝です。


 前足を伸ばして祈るかのような姿勢。


 オット、ごめんよ目を覚まさせてしまったかな。


 一昨日シャンプーしたばかりだと言うのに山の畑に着いた途端に盛大に土の上を転げ回った。
挙句の果て顔面を丁寧に土に擦り付けるものだから鼻の頭はまっ黒け話。

 昨日の仕事はさつま芋植えの畝の割り付け。
「タニウツギ」のヒュッと伸びた枝で定規棒を作って、カヤを折った目印を畑の端に差し込む。

 両端に差し込んだ目印の間に水糸を張り、それを頼りに鉄棒を担いで線を引く。
その線を頼りに「畝立てポチ」と言う小型耕運機で畝を立てるのです。

 昨日の仕事はその線を引くことだけで午前中の仕事は終わってしまった。
お昼上がりをする前に畑の周りでアケビの新芽「木の芽」を摘んで帰りました。
一握りの「木の芽」は二人分は十分に有り、夕食の食卓に彩りを加えたのでした。
コメント (4)
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