畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

朝の畑は藪蚊との戦い

2013-08-23 20:06:01 | 

 今朝は二件の注文が入っていた。
一件は何時もの「越後の台所 すずきち」でもう一件は長岡のレストラン「アシェット」さん。

 そんな日に限ってスベルべママにはパートが入っている。
夜が明けるのを待ちかねて、二人と一匹は山の畑へと急ぐ。


 適度な雨を貰ったニンジンは猛烈な繁りよう。
でもね、このくらいに育つと一つのビジネスチャンスが生まれるのですよ。


 ほらほら、ビジネスチャンスはここにも存在。
牛蒡が適度に育ち、丸のままで油で揚げたり、生でサラダに使うにも最適サイズ。


 間引いたニンジンは、外葉をむしったり大小に分別するのはスベルべママの仕事。
でもね、ニンジンと牛蒡を様子を見ながら間引くのはベテランスベルべトーちゃんの仕事。

 しかし、その引き抜きよりも大変なのは「藪蚊」との戦い。
ニンジンや牛蒡のジャングルは多数の藪蚊の住処、安住の地でもあるのです。


 ほら、寒冷地では栽培が無理とされている「金時ニンジン」もご覧の通り。
これがね、甘くって美味しいんですよー。この美味しさが長岡の乙女たちを泣かせているのよ(笑)。


 牛蒡だってほらご覧の通り。
生でサラダでもよし、サラダにだって使えちゃいますよ。

 ま、藪蚊に食われるだけの代償は有るのかな。って感じ。
でもね、蚊に弱い人だったら卒倒しかねない藪蚊の数ですよ。

 勿論、蚊の忌避剤は噴霧するけれど、まさかニンジンや牛蒡の林に噴射する訳にも行かない。
取るに足らぬような売り上げではあるけれども、これが今のスベルべ夫婦の生業だったとしたら仕方ない。
人生にはお金よりも大切なものが有る。なーんて強がりを嘯く浪人暮しのスベルべトーちゃんではあります。
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マックスとの朝仕事はネギの土寄せ

2013-08-22 20:16:42 | 

 日が短くなりましたね、五時を過ぎないと朝日が昇ってこないのですから。
でも、こんな朝霧の立ち込める朝も風情は十分。


 雨上がりのチャンスに朝霧を縫ってネギの土寄せです。
マックスは例によって、少し走ると息切れしてすぐに休みの態勢。


 いやー、それにしてもニンジンやゴボウの成長は目を見開かんばかり。
人間は暑い暑いとぐったりしているけれど、植物や野菜は元気いっぱい。


 マックスや、蚊は大丈夫か。
寄る歳波に感性も鈍ったのか、マックスは鼻の頭に藪蚊が停まっても知らんぷり。


 「いやー、トーちゃん。朝のこの空気の美味しさったら有りませんぜ」とマックスです。


 朝日が昇り、朝霧も嘘のように消えました。
時は七時を少し回ったところ。二時間余りの朝仕事を終えて帰ります。


 藪の中で吠えていたマックスに大声で「マックスー、帰るぞー」と怒鳴ると、
藪の中から出て来て軽トラめがけて一目散。


 さっさと軽トラめがけて走るマックスです。

 さて、朝仕事とは言え、やはり夏の朝は熱い。
二時間の仕事で、着物は下着も作業着も汗まみれ。

 シャワーを浴び、マックスに朝ご飯を上げてから自分の朝食。
少しゆっくりとしていると、これが無ければ一日が始まらないと言う「あまちゃん」が始まった。

 朝食後にゆっくりする間もなく、気になっていた白菜の種蒔き。
終えて、日が高く上り灼熱地獄と化した山の畑に今度はマックス抜きで直行。

 朝のネギの土寄せに続いて、ポロ葱の土寄せをしたり、
スベルべママが掘ったジャガイモを軽トラに積んだり、
そうそう、その間に待望のタマネギの種蒔きも終えることが出来ました。

 朝から汗まみれになる仕事を続け、最後は替える作業着も無くなる始末。
近くの飲食店に行き、生ビールを。なんて思いも頭をかすめたけれどもそれも一瞬。
最後のポロ葱の土寄せを終える頃は半ば意識朦朧、って感じでした。

 でも、ビールに次ぐ焼酎の麦茶割で水分を補給し、
干しシイタケが水を吸って元に戻るように元気を取り戻したスベルべでした。
さて、明日も野菜の荷物発送と、「すずきち」さんの仕入れが控えています。
早く横になって泥のように眠りましょう。
マックスや、昨夜のようにスベルべトーちゃんを夜中に起こすんじゃないぞ。
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雨の合間に草を刈る

2013-08-22 04:03:49 | 

 雨だからと言ってのんびりと休んでいる訳には行かない。
20日間も日照りが続いたと言うのに、元気な雑草は道を覆わんばかりに伸び放題に伸びている。
でも雨が降り、草が濡れると柔らかくなり、草刈りのチャンスでも有るのです。


 これは一般的な草刈り機の刃です。
草刈り機としては珍しい4サイクルエンジンの草刈り機に新品の刃を交換して作業開始。


 ほら、綺麗になったでしょう。
って分からないかな。刈り取った草が枯れるとはっきりしますがね。


 道路の脇の草刈りを終えて、畑の間の通路の草刈りに。
恥ずかしいような状態の通路だけれども、除草薬は全く使わないからちょっと油断するとこうなる。


 今度は2サイクルエンジンに取り付けた、ナイロン紐で草を刈る道具に替える。
「プラッター」って商品名だったかな。ナイロン紐が円盤の外側に3~4センチ出て高速で回転する。
着ると言うよりも、強くなぎ倒すって感じでしょうか。


 これも刈り終えたら草をかき集めたら良いのだけれども、朝食前だからここまで。
集めて積んで堆肥にでもしたら良いのですけれどもね。


 このナイロン紐で草を刈るとご覧のような状況になる。
でも、円盤が無くてナイロン紐だけだともっとすさまじい状況で、全身が緑色の怪獣のようになってしまう。


 仕事を終えた二台の草刈り機です。
二種類のエンジンだと、燃料も二種類持参しなくてはならず、少々厄介ですね。

 でも、刃を取り換える必要も無く、効率的に時間を使えます。
畑仕事は、有る一面雑草との戦いでも有る。

 畑の中の雑草は立ち鎌とかの道具も有るけれどもほぼ肉体労働に頼るのみ。
昨日の午後は夫婦で、汗まみれの泥まみれで、ニンジンと、ネギの間の雑草を取った。


 ジャガイモ掘りは七月中にほとんど終えているのが普通だけれども、今年はまだ有る。
ジャガイモを掘った畝は先日トラクターで耕し終えている。

 久しぶりの雨は土に湿り気を与えてくれて、秋野菜の準備に拍車を掛ける。
さて、今日は畝立てを始めましょうか。それとも連結ポットに白菜の種蒔きかな。
いやいや、タマネギの種を播き、苗作りもしなくてはならないぞ。
そろそろ夜が明けます。また忙しい一日が始まります。 
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ボツになった新聞投稿

2013-08-21 04:51:30 | 暮らし
 トノサマガエルが絶滅危惧種に驚き

 テレビのニュースで、新潟地域で何年振りかでトノサマガエルが見つかったとの報道が有り驚いた。
あのカエルたちの代表とも言えるトノサマガエルが減っているとは聞いていたが、
まさか絶滅危惧種入りするような状態とは知らなかったのです。

ニュースでは水路の三面コンクリート化が原因ではと報じられていたけれど、
私が以前聞いた原因は、彼らの繁殖期、卵が孵化する時期が、
コシヒカリの栽培方法「中干し」と重なり、個体数が減少したと聞いていた。

いずれにせよ、一つの原因では無くて、複合するさまざまな原因が重なっての
トノサマガエルたちの悲劇だと思います。

有る種の絶滅は、人間にとってさしたる問題では無いと考えるのも一つの考え方でしょう。
しかし、自然環境の僅かな変化も積み重なると私たちの暮らしに重大な影響を及ぼすのだ
と思うのは私だけなのでしょうか。

経済効率や便利さ、生活が楽になることのみを追求することは、天に唾する行為でやがて
自然から大きなしっぺ返しをされると思うのです。

トノサマガエルたちの悲劇も、最近減っていると言うツバメの飛来にも、
思わず手厚い保護の佐渡の朱鷺に思いをはせてしまいます。

また、植物でも雑草の代表のような存在だったオオバコの減少でも同じことが言われています。
安易な除草薬の使用でオオバコが姿を消していると言うのです。

除草薬を使わない私の畑の通路にはじゅうたんを敷き詰めたようにオオバコが繁り、
雨の日は草刈りで対処しています。

どんな小さな動植物でも、絶滅したのでは復活は難しい。
便利さと引き換えに失うものの大きさに少しでも思いをはせてもらいたいものと思うのです。

   先日、テレビニュースで新潟市近郷でトノサマガエルの生息が驚きを持って報道されていた。
  驚いて、上記の記事を書いて投稿したけれども、採用掲載されることは無かった。
  そして、テレビで報道されてから10日もして新聞にそのニュースが載っていて驚いた。

   地方紙の限界なのかなー、投稿時点でその事を担当者が知っていたら、なんて思ったのでした。
  いずれにせよ、「トノサマガエル」の生息がニュースになるなんて凄い時代になったものです。

  
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小北マルシェ

2013-08-20 05:02:02 | 暮らし

 金曜日に地域作り作業に従事している知人から要請が有り、
急遽、日曜日の8時から10時までの「小北マルシェ」に参加してきました。

 早めにとは思いながらも準備に手間取り、会場到着は7時40分。
「シマッター」と思ったけれども時は既に遅し。入り口に近い建物の傍から会場は埋まっていました。


 軽トラ市などに慣れているベテランは、強い日差しを防ぐためのテントも持参。
そして、ワンボックスカーやファイブドアの乗用車の後ろドアで日陰を作る人もいる。

 そんな状況の中でスベルべの軽トラの荷台の三方を開いただけの店は大苦戦。
特にユリの花は強い日差しと、気温の上昇で花が次々と開いてしまう。


 スベルべよりも一足遅かった隣のオカーさんも冬仕様の軽トラで助かっていましたね。
その隣は日剤にはほとんど影響されない手作りの小物の売り場です。


 広い駐車場のこちら側は主に野菜などの農産物を並べた店です。


 そして、その反対側はフリーマーケットのコーナーになっています。


 スベルべはユリを強い日差しから守るために、軽トラの前方に移動したため目立たない。
目立たないからしたがって売れない。と、いう大苦戦の状況。

 「野菜市も時間を延長して12時までとします」とメガホンで知らされたけれど、ホウホウの態で逃げ出しました。
熱中症にかからなかったのがせめてもの慰め。って程の状況下で農天市場の売り上げに貢献したのでした。

 今までも長岡で開催された「オーガニックマルシェ」や「防災記念日」に焼き芋屋を開店したりしています。
喧騒は嫌いで、元来祭ごともあまり好まないスベルべですけれど、この頃はチャンスさえ有れば出ています。

 早期退職では有ったけれども、退職して丸八年。
初老の域にはとっくに達しては居るけれど、積極的に地域に出て社会と関わりながら暮らすスベルべです。
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