畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雲の上の温泉に遊ぶ

2014-05-27 04:57:21 | 山菜

 午前中は下の畑で植えものをした。午後からの雨の予報に期待しての仕事です。
そして、突然だったけれどもスベルべママに「温泉に行こうか」と声を掛けた。

 いつもの気まぐれなトーちゃんの発言に驚いたスベルべママももちろん異論は無し。
さて、どこの温泉へ。と、悩んだ末の相談の折角結果時間が有るのだからと「芝峠温泉」を選んだ。
久しぶりに入った露天風呂は雨が降りだす前で、遠く名峰「苗場山」が見える。


 露天風呂はこんな感じで山上の、崖の端といった趣。
転落防止に透明のアクリル板が取り付けられています。


 天気予報通りの雨がポツリポツリと露天風呂の水面に模様を浮かべ始める。
遠くの山々も霞んできます。眼下の大きな建物は「松代高校」の体育館の屋根でしょうか。


 何時、どんな季節に見ても素晴らしい景観です。
でも、清々しい新緑に囲まれた今も良いですね。


 望遠を効かせない全景です。
緑の山々に囲まれた山上、まさに雲の上の温泉でその宿の名も「雲海」です。


 下に僅かに顔を覗かせる棚田はまだ田植えも済んでいないようです。


 露天風呂のすぐ下で畑藤の花が満開の鮮やかな色を見せてくれています。
最初に入った時は先客が三人いましたが、やがてスベルべ一人になりカメラを持ち込みました。

 こうしているうちにスベルべママとの一時間と言う約束の時刻になり上がります。
二人とも、定年を残して早期退職を選んだけれども、それも又良し。
毎日が日曜日で、そして毎日が平日の毎日。たまにはこうして温泉で畑仕事の疲れでも取りましょう。

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シンプルな春の朝食

2014-05-25 20:41:04 | 食べ物

 我が家のモットーでありコンセプトワードでもある「豊かな食事貧しい財布」を地で行く朝食。
豊かな食事とはとても言えないけれど、でも有る意味豊かかも知れないご飯。
てんこ盛りのご飯は根曲がり竹の「竹の子ご飯」です。


 味噌汁の具は、なんと採り立てのレタスとワカメです。
スベルべトーちゃんは習慣で前夜から小鍋に水を張り煮干しを入れて出汁を取っています。


 そして、「ワラビ」のお浸し。
山の畑の周りで簡単に採れる食材で山は我が家のキチンガーデンです(笑)。


 そして、朝になってスベルべママが仕上げた「ピーナツ味噌」です。
落花生の皮を剥き、種として畑に植えた残りを炒って仕上げたシンプル料理。

 でもね、この小粒で赤い薄皮の落花生は味が濃くてとても美味しい。
収穫直後に「茹で落花生」にしても美味しいし、これを食べたら大粒の種類は美味しく感じられません。


 朝食にデザートも無いですが、たまたま前夜スベルべママが作ったクッキーを試食。
例によって農天市場の後ろに有る「八重桜」を塩漬けにした桜の花がポイント。

 先日長岡のフレンチレストラン「アシェット」のマスターから伺った「香りは葉もポイント」を実行。
桜の香りの高い、美味しいクッキーでしたよ。

 さて、朝型人間のスベルべはこんなシンプルな食事をご飯てんこ盛りでもりもりと食べます。
さすがに、ご飯のお代わりはしないけれども、これだってなーに時間を節約するためだけの理由ですから(笑)。

 ハイブリッドエンジン並みに燃費の良いスベルべトーちゃんはこんな朝食で一日働きます。
いえ、なにね実は晩酌が優秀な燃料なのかも知れませんが(大笑)。

 昨日の夕方も49本仕上がった山の畑のさつま芋の畝を眺めて夫婦で自画自賛。
「良く作れたなー」「やっと一安心」と会話を交わして山から降りたのでした。

 さて、もう一頑張りでさつま芋を3千本植えられる畝が完成します。
今日はケーブルテレビの撮影日で、明日はさつま芋苗が入荷予定。
春のもっともめまぐるしく、そして多忙な日々もようやく終りを告げる日が近付いています。
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「甦る金狼」マックス!二日酔い治ったの?

2014-05-25 04:43:50 | マックス

 病状をやや持ち直したかのようなマックス。
天候が良くて、涼しい時は山の畑に同行し、自分で行きたいところへ散歩する。


 覚束ない足取りを見せるが、かなり遠くまで歩き、そして帰って来る。
若かったころも、畑仕事をするスベルべの目に、雑草の陰からピンと立てた尻尾が見え、
そして近付くのを見る事で疲れが癒される気持ちになったものでした。


 さて、マックス殿下のお食事タイム。
しばらく大好きな鶏のささ身、レバーなどを主体にしていたけれど食欲を見せ始めたので、
スベルべが特製の緑黄野菜、鶏肉、豚レバーの餌を煮た。


 スベルべママがパートに行くと、パート先の人たちも知っていて給食の出汁用の煮干しを取って置いて下さる。
前足の筋力が落ち、屈みこむ市背性も辛そうなので餌箱をテーブル代わりに。


 一時は食べなかったその煮干しも食べます。
あ、食事はスベルべが煮たものに、魚沼コシヒカリのご飯を混ぜたものです。


 マックスを診察したかかりつけの獣医さんは、血液検査の結果を見て言ったっけ。
「人間に例えたら重症の二日酔いのような状態です」なんて。

 今は久しくないけれど、昔は二日酔いの常習犯だったスベルべはその苦しさは良く分かる。
「マックスや、トーちゃんの苦労が分かったか?」なんて話しかけたりしていたけれど、
今の、この食欲を見る限り「二日酔い」状態からは回復したようです(笑)。

                          (甦る金狼終り)
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「甦る金狼」かマックスは?

2014-05-24 13:10:43 | マックス

 老犬マックスが元気を少しずつ取り戻し、しっかりとした足取りで朝の散歩。
もう、死期を覚悟したのでしたが大藪晴彦のハードボイルドか本田圭佑ばりの『甦るる金狼』です。


 近所のオジサンの丁寧なブラッシング。スベルべのブラッシングで冬毛も大分減りました。
やや、腰がかがんでいるのは、こりゃ仕方無いでしょうね。何せ80歳を越えた老人並みの年齢ですから。


 でも、元気の無い時の爪を引きずる音も無く颯爽と歩く姿は頼もしい。
時折り、ふらついて足取り、歩き方が少し変わってしまうのはご愛きょうですが。


 ほら、堤防の斜面だったこけずに登れちゃいますよ。


 誰かの匂いに気付きマーキングの準備中。
さて水田には早苗が植えられて水が張られています。

 農天市場が見え、我が家が見え、スベルべの宝の山が水田の水面に映ります。
マックスはこんな天候だったら良いけれども、夏の暑さが心配。
どこか恰好な避暑地はないでしょうかね(笑)。

                           (続く)

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「灰」で「海老」を釣る?

2014-05-24 04:12:56 | 食べ物

 ワラビのアク抜きのため、木灰が欲しいと居酒屋の女性主人から依頼が有った。
お安いご用とばかりに、焼き芋を焼いた木灰を支度して待っていると飛んでも無いプレゼント持参で来宅。

 なんと巨大な伊勢海老です。「海老で鯛を釣る」ならぬ「灰で海老を釣る」になっちゃいました。
伊豆方面に知己を持つ彼女は、雪割り草の植木鉢になるほどの大きさの「サザエ」なども手に入る。

 豊かな伊豆の海はとんでもない大きさの海の幸を恵んでくれるらしい。
「トーちゃん、どうしよう?」の声掛けに応え「えいやー」とばかりに包丁を入れ真っ二つ。

 じゃ無かった、少し大きさの違う切り身が二つ出来上がる。
そして、オープンに入れるために立派なヒゲと尻尾を切り落として焼いたのがこれ。


 思わぬ豪華な夕食になったけれども、豪華さではこの「木の芽」も負けていませんね。
例によって、畑仕事の帰り際に摘んで持ち帰ったものです。


 採りたての我が家のレタスと新タマネギが美味しそうに光り輝く。


 おっとっと、これは夕食メニューでは無くて翌朝の「タケノコご飯」用の根曲がり竹。
夕食を準備中のスベルべママが「トーちゃん、手が空いてたら剥いて」だって、結構人使いが荒いんだから。


 これも山の畑の周りで採って来た「ワラビ」です。
もう採り立ての山菜はどれを食べても美味しくて、エネルギーが身体に満ちてくる感じがしますね。


 豪華な食材に続いて恥ずかしいチープシックな食べ物「牛筋牛蒡」。
スベルべが以前に買って冷凍していたものを思い出し、久しぶりに作ったもの。

 これれはもう「少肉多菜」を地て行く内容で、牛蒡とコンニャクが主体で結構ヘルシー。
と、まーこんな夕食の食卓になってしまいました。

 でも、やはり美味しさでは伊勢海老焼きに敵うものは有りませんでしたねー。
二人で溜息をつきながら「美味しいね」「美味いなー」なんてむしって食べていましたから。

 恥ずかしくてお見せできないけれども、合わせたお酒は紙パック3リットル入りのワインです。
疲れた身体に、発泡酒に次いで安いワイン。
「空腹こそ最大の調味料」を具現するかのような我が家のメニュー、食卓です。
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