goo blog サービス終了のお知らせ 

畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

うーん、もう這って歩くほど疲れるー!(2終り)

2014-05-23 04:25:04 | 

 こうして「畝立てポチ」が往復すると、2本の畝が完成する事になります。
平鍬で成形された畝に、透明マルチを張りますがマルチの芯にイボ竹を通し両端を二人で握って進む。

 呼吸を合わせ、始点を土で埋めたマルチシートを引っ張る。
そして、終点向こう側の端に到着すると引っ張ってピンと伸ばし、土を掛けて固定します。


 さて、もう疲れ果てました。立っているのが辛いほどの腰の重さです。
「最後は一人でするから別な仕事を」とスベルべママに言うと、右端に見えますがスイカを植え始めます。

 初日に11畝、この日は午前も午後も8畝ずつで16畝。二日間で27畝が完成。
さつま芋を植える予定の半分近くのうねが完成しました。27×50=1350本のさつま芋かな。

 手前はこれから耕し、ニンジンを蒔いたり、ネギを植える予定の畑です。
次々と野菜を植えたり、種蒔きをしたりと休む間もない仕事が続きます。


 さつま芋の畝の反対側ではジャガイモが順調な成長を見せてくれています。
平らに耕した畑に植え付け、その後成長に合わせ、二人で軽く土を寄せていました。


 「おーい、木の芽を少し摘むよー」とスベルべママに声を掛けると一緒に摘み始めました。
農道を挟んだ反対側の荒れ地には、三つ葉アケビのつるが伸び、新芽が摘めるのです。


 もう、文字通り這って歩くほど疲れては居るけれど、仕事を終える一種の儀式のようなもの。
瞬く間に二人で食べるには十分な山菜を採る事が出来るのも幸せな環境ですね。

 えーと、畑犬マックスが見えませんが御心配無く。家で休んでいますから。
帰宅して、疲れ切った身体でマックスの散歩をし、下の畑の野菜に水をくれたりハウス内の苗の点検。

 ようやく全ての仕事を終えると六時半を過ぎています。
さて、採りたて茹で立ての「木の芽」で、先ずはビールを頂きましょうか。

 農作業、畑仕事に暇なんて有りませんが特に春は忙しいですね。
昨日も雨の中、植え付け仕事をしていましたが雨が強くなって中止。

 でも、朝の内にスベルべママの実家に行き、クレソンを増し植えし、その後さつま芋苗の注文に。
友人たちに頼まれた分も含めて3,700本の注文を済ませました。
二日続きの恵みの雨が降り続いています。畑には丁度良い湿り気のようです。

                        (終り)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うーん、もう這って歩くほど疲れるー!

2014-05-22 04:17:08 | 

 さて、老いた畝立て機「畝立てポチ」の修理も終り勇躍畝作りを始めたスベルべ夫婦。
手順と写真は前後するけれど、先ずは目印を頼り水糸を張り、棒を引っ張って線を付ける。


 その目印の線を睨み、真っ直ぐに真っ直ぐにと緊張しながら「ポチ」を進めます。
ここで畝が真っ直ぐか曲がるかが運命付けられますからね。


 このさつま芋用の畝の長さは20メートルほどでさつま芋は50本以上も植えられる。
残雪の越後三山に向かうかのように、「畝立てポチ」はOHCの軽快なエンジン音で進む。


 この畑の土は「黒ぼく土」と呼ばれ、何千年も前の降り積もった火山灰とイネ科の植物の堆積で作られている。
日本の土の形成では多く見られる種類だと言うが、芋類の栽培に適し美味しいさつま芋、ジャガイモが出来ます。


 ところが、「畝立てポチ」だけでは満足のいく畝は出来ない。
こうして、平鍬で成形する必要が有るのです。


 畝には土の保温のため、右の畝に見えるような透明マルチ張るのがスベルべの流儀。
そのためには土を乾燥させ過ぎてもさつま芋植えには適さず、湿り気の有るうちに手早くしなくてはならない。


                       (続く)



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春一番『小北マルシェ』出店

2014-05-21 12:30:30 | 暮らし

 お誘いを受け小出北部コミュニティ主催の「小北マルシェ」に出店しました。
18日、日曜日の8時オープンで受け付けは7時から。

 張り切って出掛けると担当者が一名のみで他には人影は無し。
聞くと、他の登録者はまだ出品する野菜が無いと断る人がほとんどだったとか。


 広い駐車場でスベルべ夫婦は寂しく出店準備。
軽トラの荷台一杯に商品を並べました。


 朝早く、スベルべが作ったポップだけれど、まだ幾つかの品名が落ちていました。
後ろにも見えるけれども、「イタリアンパセリ」とか「ミント」とか珍しいイタリア野菜などが有ります。


 なんと、他の出展者は2名のみと言う寂しさだったけれどもオープン時刻に合わせて準備万端整える。
隣の軽乗用車でお越しになられたオバーちゃんは、山菜を沢山並べました。


 道路の向こう側はフリーマーケットです。
けっこうそれらしい雰囲気で和服とか目立つ服装の参加者も見えます。


 ハーブ苗など若い女性をターゲットにしたのでしたが、うーん少なかったなー。
やはり、お年を召した方はハーブの匂いには興味が無いと言うよりも拒否反応も


 「トマト、サンマルツァーノとバジルで美味しいパスタソースが出来ますよ」なんて宣伝しましたが・・・。
スベルべの言葉に乗ってお買い上げになった方は2、3名だったかな。


 それでも、スベルべが前日から採って準備した山菜はすぐに売り切れてしまいました。
隣のオバーちゃんも「木の芽30束がすぐ売れちゃった」とホクホク顔。

 オバーちゃんとは次回のマルシェでまた会いましょうと約束し、10時には店じまい。
ま、朝の一仕事としてはそれなりの売り上げが有りましたね。

 帰宅し、荷物を慌ただしく下ろし、ふたたび畑仕事に戻ったスベルべ夫婦。
午後はトマトを植える畝が足りず、急遽新規に畝を作り残った「サンマルツァーノ」などを植えました。
今年の農天市場は「サンマルツァーノ」だけでも40本くらい植えてあるから皆様お楽しみにー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人も老い、犬も老い、機械も老いる

2014-05-21 04:34:06 | 暮らし

 昨日の夕方の散歩です。
疲れ切ったスベルべトーちゃんもマックスの散歩を手抜きする訳にはいきません。
疲れたスベルべトーちゃんも老いました。マックスはもっと顕著に老いました。


 ところが老いるのは生きものだけでは無く機械も老いる。
何時もだと春先に点検し、オイル交換をする「畝立てポチ」だけれども今年は手抜きをしてしまった。

 手抜きのつけは大きく、さー、さつま芋の畝立てとばかりにポチを引き出すとなんとアクセルレバーが動かない。
点検したけれども素人の手では無理な故障に気付き販売店に泣きついた。

 ようやく、アクセルのコードが動くようになって一安心。エンジン始動も一発。
ところが最後にクラッチレバーを握るとこれまた動かない。
どうやら、一昨年の水害で水没させたつけが一気に出たようです。


 それでも、誠意にあふれた販売店の整備士は昼休みもそこそこに駆け付け午後の仕事に間に合わせて下さった。
ついでにデモ用の新しい畝立て機も積んで来てくれたが、試運転の結果は不採用。

 どうも、出来る畝の形状がスベルべの意図する形状には仕上がらないのです。
そこで、直ったポチでせっせと畝立てをし、午後からだけで11畝を作りました。
11×50=550と言う事でたちまち半日でこれだけの仕事。


 人が老いた結果はこのトラクターのエンジンキーの紛失。
ジーパンのポケットにしっかりと入れた記憶が有るのだけれども見つからない。

 諦めて、畝立てポチの修理のついでにと電話を入れて小さな耕運機コマメで作業開始。
するとスベルべママが、「有ったよー!」なんて叫びながら走って来た。

 手にぶらぶらさせながら説明をするスベルべママはなんと表の植木鉢の上で見つけたとか。
露で濡れたジーパンを乾かそうと物干しに掛けた際に滑り落ちたようです。
でも、このトラクターも中古で買ってはや10年。やはり持ち主並みに老いました。


 老いた、人間、犬、機械とは全く話は変わりますがねマックスとの散歩の途中、国道で大音響。
「アッ、やったな」と小さな堤防に上がって眺めると車が国道で横になり、もう一台は路肩から落ちている様子。

 しかも、クラクションは鳴り続けて異常事態を知らせるかのよう。 
手柄争いでも無いけれども、救急車の手配は早い方が良いに決まっている。

 119番に携帯で連絡すると「その事故は通報を受け只今出動しました」と言う。
その後、氏名問い合わせで消防署から電話が入ったけれどもなんとスベルべは三人目の通報者だったとか。

 いつもの事だけれども物見高い野次馬が、自転車、オートバイで駆け付けていましたね。
私は、間近で手助け出来るような事故だったら行くけれど、ただの見物になど絶対に行きませんね。

 変な野次馬は手助けどころか救護活動の邪魔になる程度でしか有りませんからね。
これは年老いた人間の達観するところかな(大笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クレソンの「田植え」です

2014-05-20 04:31:45 | 山菜

 山極に有る妻の実家は冷たい山からの水が容易に取り込める。
そこで、今年は転作田の一部を借用し、その冷たい水を利用した「クレソン」の栽培に挑戦します。


 今までも実家の庭の池で栽培させてもらって出来る事は確認済み。
先日、頃は良しとばかりに苗を持って「クレソンの田植え」に出かけた次第。


 例によってなんでも種子から育てるスベルべが温室の中で育てた苗です。
もう完全に「クレソン」の形が出来ていますよ。


 冷たい沢水が流れ込む水の取り入れ口です。


 塩ビの太い管を通ってクレソン畑に流れ込む。


 クレソン畑を循環した冷たい水は、こうして再び塩ビのパイプで水路に戻る。
曲がり手部分が接着されていなくて、角度が自由に調整でき、畑の水位も調節できるのです。

 昔、高校生時代の物理の先生が「百姓の水力学」は本当に凄くて感心する。
水を無駄なく利用する方法、水力学が発揮されている。なんて話された事を思い出す。


 さて、20数株植えたけれども、広い水面では確認不能なほど。
じつはまだ我が家のハウスの中には沢山のクレソンの苗があるから補充に出掛けるつもり。

 農業の専門雑誌「現代農業」にはクレソンの水田栽培で大儲けする話が有ったっけ。
さて、良い結果しか考えない「楽天主義」のスベルべは「採らぬ狸の皮算用」をしている再地有

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする