畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪国の春の彼岸は雪の下

2015-03-18 06:26:21 | 暮らし

 春の彼岸の入りを前に、お墓に仏様を迎えに行く。
2メートル近い石塔が立ち並ぶ墓地も一面の雪の原。



 熱心に前日、もしくはそれ以前からお墓を掘り出した家も有る。
でも、忙しいと石塔を掘り出すことは諦める。



 我が家のお墓の後ろは掘り出してある。
でも、怠け者、先祖不幸のスベルべは簡単に雪の「お堂」を作って間に合わす。



 ゴメンナサイ、花もお供えも持って来なかった。
極めてシンプルにロウソクと線香だけれど、家に帰ったら御馳走しますからね。



 時代が変わったと言うべきか、なんだか墓地にまで来る人は少ないようだ。
若い人は平日で忙しい。年寄りは足元が悪くて来れないのです。

 今でも語り継がれる豪雪。「56豪雪」の年もお墓に来た記憶が有る。
その時など、石塔の僅かな起伏さえ全く分からない、水平の雪原だった。



 最後に、小さな石塔が並んでいる雪の上に線香を供える。
父には、旅の途中で亡くなったりした無縁仏のお墓だったと聞いている。



 ここ、お墓に近い所までの除雪は前日に終わったばかりだと言う。
2メートルを越える雪の壁の中を知人の青い軽トラが帰って行く。
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16歳になりました(9)

2015-03-17 05:04:05 | マックス

 気に入った一枚。パソコンの壁紙にしています。
夫婦とマックスとの朝の散歩。この辺りで言う「凍み渡り」で雪原を歩きます。



 今度は「凍み渡り」も山の上。
マックスの躍動感を捉えきれずにぶれちゃっていますが。



 おや、これは何処かな?
リードを着けているから家の近くかな。



 山の端を歩くマックスです。
もう春もすぐ近くまで来ています。



 「おーいマックス、帰るぞー」
遠くから呼ぶ声を聴いて駆けよるマックス。



 こんな雪の降る日も山を歩いていた。
スベルべトーちゃんの腰には雪中で採った「平茸」が入っていました。
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我が家の宝物

2015-03-16 05:13:32 | 暮らし

 昔、『リログ』時代にアップしたからいわゆる「温め返し」ってやつですね。
祖父が残した雑記帳『萬覚帳』です。祖父は亡父が数え18歳の時に亡くなっているから会ったことは無い。



 主として、田畑の収穫などが覚え書きされています。
下欄に地名などが記されていて、それも興味深いことです。



 「地芝居」では無くて、『自芝居』って、何だろう。自負なのかなー。祖父は座長だったと言いますから。
「花」お祝儀が上がっていて、律儀に名前を書いてあると言うことです。



 明治30年代だと思いますが、祖父自身の祝言、結婚式の覚え書き。
いやー、几帳面と言うか、酔っ払って何も覚えていない馬鹿な結婚式の孫スベルべとは違うなー。



 そうだ、嫁になる祖母(亡父が数え3歳の時に亡くなる。)は今の小千谷市出身だったな。
若者仲間から酒が贈られていたようです。



 夜通し祝言が続いたのか、又は泊ったのか朝食の控えまであります。


 売り上げの一覧のようです。
色々な雑穀類を作っていた様子で、うーん、これが物好きスベルべのルーツかなー(笑)。



 県税などの控えです。
三五年と有ります。明治ですねー。今から130年ほど前です。



 明治時代の暮らしを垣間見るって感じで感動を覚える。
我が家、私のルーツです。私で終わってしまうかもしれないけれども、ささやかな庶民の暮らしですね。

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16歳になりました(8)

2015-03-15 05:45:26 | マックス

 平成17年の冬です。
地震の後は大雪なんて話しも聞いていたけれど、この年、中越地震の翌年も大雪でした。



 でも、春はこんな風にのんびりと山遊び。
6歳と若かったマックスはリードを腰に巻くと、グイグイと引いてくれました。



 同じ年でも時期が少し違うようです。
雪が柔らかくても、スキーの後を歩くのを潔しとしないマックスは我が道を行く。



 逞しい上半身と、発達した下肢。
いえ、スベルべでは無くてマックスの事です(笑)。



 場面は変わって春の山。
へっピリ腰のスベルべママと、はしゃいで枯れ枝を咥えて振りまわすマックス。



 若さと好奇心のマックスは人と同じものに興味を示す。
下の国道を走る自動車の動きが面白かったのかも。



 大好きなワンワンショット。
これも平成17年の春でしょう。

 この一枚が撮りたくて先にスベルべママとマックスを行かせました。
負けず嫌いのマックスが、スベルべママの先を必死に走る姿で、躍動感に満ちていました。



 遊び終わって、スキーを乾燥。
ついでにマックスも乾燥(笑)。疲れなんて知らない、マックスとそして飼い主でした。

 マックスはここのところ大分体力を落としています。
それでも、散歩を要求し、昨夜は夜中に三回も付き合わされました。
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アレッ、もう一つ来ちゃったよー「種の袋」が

2015-03-14 05:15:53 | 

 うーん、ようやく種子の手配が終わったぞー、なんて思っていたらメールで発送案内。
おいおい、そう言えば追加でもう一度発注していたっけなー。

 先ずは、こんなプレゼントが目に着いた。
そうだよなー、この会社なんて二回目の発注だったんだものねー。



 こりゃ、「ボリジ」でした。
スベルべママ担当の「エディブルフラワー」で花も葉もイケるらしいぞ。



 これはね、ビーツなんですよ。
「加熱後も鮮やかなカラーはしっかり残ります」なんて説明には弱いなー。



 なになに「マーシュロウ」だってー。
花をお菓子や料理の飾りにしたり、乾燥してハーブティーに、なんてあります。



 「コモンマロウ」です。
開花後すぐにも使えるし、ドライにしても使えるとか。



 おー「ゴールデンラディッシュ」ね。
日本語で言うと「金の二十日大根」かな、いや、チョイと言い方に風情が無いかな。


 etc、ETC・・・・・。
もう夫婦で競争のように種子を買いまくってしまいました。

 果たして、夢ばかり見る馬鹿夫婦に穏やかな春は巡って来るのでしょうか。
はたまた、夫婦喧嘩に明け暮れる、喧噪の日々が巡って来るのでしょうか、お楽しみにー。
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