畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

お、載ったぞ!

2015-09-25 08:31:50 | 暮らし

 先日、昼休みか何かの僅かな時間でパパーっと書いてネットで地方紙に投稿していました。
中々掲載にならず、「こりゃ、問題含みでボツになったかな」なんて思っていました。

 でも、今朝まだ暗いうちに新聞を取りに行き、読み進めていると・・・・。
お、なんと「アキアカネ見られず心配」って載っているじゃありませんか。



 農薬使用の問題は、奥深くそして色々な問題をはらんでいますからね。
農薬に頼らずに農業をする、暮らすと言うことは、考えられないほどの労力を必要としますから。



 そして、同じ新聞の別のページに出ていましたよ、映画「ベトナムに吹く風」の公開予告が。
いよいよ、映画館で公開になる日が来て9月26日からになったと言う宣伝です。

 松坂慶子さん演ずるところの主役のモデル「小松ミユキ」はスベルべの同級生で幼馴染。
7月末の新潟市での試写会に、原作者割当で招待されたけれども行けずじまい。

 今度は必ず行きますよー、「同級生招待枠」無料って訳には行かないけれど(笑)。
なお、ネットで「シネマパラダイス」を検索すると、予告編が見られますよ。


 長くなるけれど投稿を紹介します。

  「アキアカネが飛ばない」

 『例年9月中旬になると、元気に飛び回っていたツバメたちは、南の国へと旅立ち、
入れ替わるかのように「アキアカネ」が空を飛ぶ。
 しかし、今年もその季節になったと言うのに、
以前は秋の空を覆うかの如く大量の飛翔姿を見せていた「アキアカネ」の姿がほとんど見えない。

 この現象の原因は何処から来ているのでしょうか。
一説によると農薬により、「アキアカネ」の幼虫である「ヤゴ」の生息環境が変化して、
生き延びられない。と、言われています。 稲の育苗箱の上から散布したり、混ぜたりする農薬が、
長期にわたってその毒性を発揮し、「ヤゴ」が育たないのだと言う。

絶滅した佐渡の「朱鷺」の例を持ち出すまでも無く、一旦失ってしまった自然は、
元には帰れなくなってしまうのです。
 EU諸国では、「ミツバチ」の大量死や、
巣に帰らない現象の原因と言われた「ネオニコチノイド」系の農薬は、使用禁止にされています。

 しかし、わが国では逆行するかの如く「ネオニコチノイド」の、食品残留基準が大幅に緩和されています。
私たちは自然の変化から学ばなければならない事が多いのではないでしょうか。』


 もちろん募集要項には「趣旨は変えませんが、多少の変更はあり得ます」と有ります。
でも、事前の連絡は全くなしで変えるのは、地方紙の程度と言っても良いでしょう。
ほら、肝心のタイトルさえ変わっていますよ。

 以前もっとも発行部数が多いと思われる全国紙にも採用されたことが有りました。
全く変更も無いのに、ゲラ刷り段階で内容の確認を求められ、さすがと感心したものでしたがね。
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連載38『深海釣り』(その1)

2015-09-25 04:43:16 | 暮らし

 (深海釣りの基地『寺泊港』で父と遊ぶ)

    深海釣り

 キス釣りから入り、海釣りの楽しさを覚えた。ある時、転勤してきた上司に「サバ釣り」に誘われ、
本格的な「船釣り」にもはまる事となる。「船釣り」は「サバ」「アジ」「イナダ」対象魚の範囲が広がり、
「深海釣り」に手を染めるまでにはさほどの時間もかからなかった。

 寺泊の遊漁船宿ともつながりが出来、何時でも情報が得られるようにもなっていた。
「船釣り」を教えてくれた上司が去っても、何時でも好きな時に、一人でも出掛けるようになっていた。
春の連休少し前に知り合いの「船宿」に情報を聞くべく電話を入れた。

 すると、女将さんが「お客さん、今年はタラが沿岸に近い所で釣れて、
船長はお客さんが二人でも船を出すって言っていますよ」なんて話す。
次いで「この前のお客さんは、自分のクーラーボックスで足りなくて、
家のボックスも借りて行ったのよ」なんて、聞いただけで胸が高鳴るような話しぶり。

 職場ものんびりした時代であり、仕事も大きな仕事を終えたところで休みが取れる。
前日の有給休暇も快く許してもらえたのだ。休みを貰った二人は勇躍予約を入れた。
家で妻に「前の客はクーラーボックス二つ釣ったそうだぞ」と言うと「そんな事あるはず無いでしょ、
宣伝よきっと」なんて言う。

 でも、大小二つのクーラーボックスを自動車に積み、長岡で友人と落ち合い寺泊へと急いだ。
その日は私たち二人ともう一人のお客は三人だった。

               (続く)
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ワー、新米みたいー!

2015-09-24 04:40:36 | 食べ物

 先日の、小学生と日を違えての中学生の来宅に備えた訳でも無かったけれども「ご飯釜」を新調。
「釜炊きと同じ」と言うキャッチコピーの「ご飯釜」の宣伝は良く見かけます。



 でもね、数多ある「ご飯釜」の中でも優れ物と思うのがこれ。
ガスと電気の両方を熱源に使うから、いわば「ハイブリッド」釜かな。



 マイコンを使っていて「初めチョロチョロ中パッパ・・・・」を実現した優れものです。
ほーら、ご飯粒が立っていますよ。



 シルバーウイークと称されたこの連休に妻方の甥たちが来宅。
夕食タイムに、古米では有ったけれども炊き立てご飯を出した。



 「ウワ―、何これー!」の声が甥たちの口から洩れます。
「新米の炊き立てみたいー!」って言いながらビールの合間につまみ始めます。

 ジャパニーズテクノロジーここにありです。
外国、特に中国からの旅行客が土産にと手に手に電気釜を手にして帰る理由が分かりますね。
さーて、今日も元気よく「頂きまーす」(笑)。
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秋日和になった山の畑

2015-09-23 04:40:23 | 

 9月初めに播いた葉物野菜はご覧の通りの惨状。
害虫に襲われ続けてほぼ壊滅状態です。



 無農薬の限界を感じさせられる状態です。
でも、きっと気温が下がり始め、寒暖の温度差が大きくなったら街地有は少なくなるだろう。



 と、思った通りで9月5日以降に播いた種から出た芽の害虫による食害は減って来た。
今年のレストラン向けの目玉とも言える、中まで深紅の大根「紅くるり」も順調に育ち始めた。



 青首大根の主力「英才」も遅く蒔いた種は順調に育つ。
能率を考えて、初めて平畝の二条蒔きにした見た。一畝で120本になります。



 これは昨日の様子です。
ようやく、秋らしいさわやかに晴れた天候になり、順調な生育が始まりました。



 昨日の午後は、一人で水のタンクを積んで山の畑へ。
手前のニンジンや、「ポロ葱」に有機入り液肥を使って追肥をしました。



 夕方の帰り際の光景です。
平畝の奥に午前中種蒔きをしたので、散水をして帰ります。

 そろそろ秋野菜も種蒔きの限界時期を迎えつつ有ります。
あの、ほぼ壊滅状態の平畝も、再度土を起こして種蒔きをしたいと思いながら帰りました。。
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連載36『キス釣り』(その2終り)

2015-09-22 19:15:50 | 暮らし

   「キス釣り」

 運良く、海はべた凪。仕掛けを準備し、短い船釣り用の竿でキス釣りの仕掛けをスピニングリールを使って投入する。
そして、投げ入れてリールを少し巻き上げ、道糸をピンと張らせて、
二本目の竿に仕掛けを付けて先の仕掛けとは反対方向に投げ入れる。
そして、一本目の竿の仕掛けをリールを巻きながら海底を掃いてキスの食い気を誘っていると、

 ブルブルとも表現されキス独特の当たりを手元に感じる。
慣れてくると、針が三本着いた仕掛けに二匹掛った事も感覚で分かるようになる。
そして、凪で風も無く、ボートが動かないので片方の仕掛けを引く事に拠り、
もう一方の仕掛けも僅かずつ海底を引きずる事になる。
すると、片方の竿のキスを取り入れている最中にもう片方の竿先にもキスが釣れている兆候が現れるのだ。

 妻や、子供達にそちらの竿を任せキスを外した竿の仕掛けに再び餌を付けて投げ込む。
こんな事を繰り返しているうちにクーラーボックスには底が見えないようにキスが投げ入れられる事になる。
浜茶屋に帰り、女将さんに釣果を尋ねられ、クーラーボックスを開けると感嘆の言葉が口を突いて出る。
「魚屋に卸したら良いよ、釣りキスは値段が良いからね」とも言う。

 網漁で獲ったキスは鮮度の面で、釣りキスには敵わないのだと言う。
でも、折角の家族で釣り上げたキスを売るなんて出来ない相談。
家に持ち帰ったキスは、刺身に塩焼き、そしてフライとなって家族食卓を賑わせてくれたのだった。

               (終り)
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