御宿かわせみ十五
「雪女郎」雪の日には雪女郎が出るという
その雪女郎を見た一人が殺された
非道な店ありて
「浅草天文台の怪」鎧武者の幽霊が出るというのだが
横恋慕した男の企みで
「恋文心中」道ならぬ恋
諦めきれぬ女はついに
「わかれ橋」いきちがい 誤解を重ねた夫婦を 東吾おるいの なんとなれば{おせっかい}が救う
「祝言」東吾とおるいの祝言
やっとやっとの―
「お富士さんの蛇」娘達は何故殺されたのか 一人の男への思いが
「八朔の雪」吉原の女 惚れた相手の為を思った つきはなしであったに
その気持ちは男に通じなかった
「浮世小路の女」東吾の幼馴染みだという女 正義の為に体を張った
あざやかで 小気味いい女は 消え方も あっさりと