ちょっとした書類の手続きで久しぶりに主人の運転で一緒に出掛けた
人と会う場所に少し早く着いたので喫茶店を捜して入った
ホットを頼むとプラス50円でモーニングがつく時間帯
昔ながらの喫茶店で今は使用されていないけれど店内にテレフォンルーム(以前は公衆電話が置かれていたのでしょう)のボックスがあって
入り口近くには様々なコーヒーミルがショーケースの中に並べてある
建物の造作が私が中学生の頃によくあった少し豪華な雰囲気の喫茶レストランのような
和風イメージの木がよく使われていてね
その懐かしいような古びた雰囲気に少し嬉しくなってしまった
コーヒーもそのまま一口飲むと美味しかったから ミルクを入れるのは止めた
カウンターには高齢の店主と同年齢の常連らしい男性客ひとり
今日の主人の用事では もう一度 同じ場所に行く必要があるからその時にも寄れたらいいなー
などと思いつつ名残り惜しいような気持ちで店を出た
この用事の為に会社を休んだ主人は 今日は自分がいるから姑の家に来ないでいいと 私が作ったおかずだけ受け取って帰っていったのだけれど
姑と一緒にずっと暮らす主人もそれなりに大変ではあるのですが
(姑はけっこう文句も言うから^^;)
「しゃあないな (おふくろが)生きている限りは
自分の親やから しょうがない」
なんて運転しながら主人が言ったのが その静かな口調と共に
ーああ そう思っているんだなーって
三人兄弟の真ん中の次男
でも親の面倒は一人で見るーってそういう覚悟でいるんだなって
最期まで面倒をと
前から分かってはいたことだけれど
うんうん そうだねえーなんて心の中で合槌うちつつ
やや遠出の夫婦でドライブ
良いお天気で良かったです
用事が済めば 姑のお昼に間に合うように帰っていく主人だけれど
そして何の脈絡もなく 二日前の夕景
黄昏近い夕焼けの物寂しいような 暗くなる前の空の色って好きなんです