矢を競うた
心惹かれた相手
だがーその武士は妹の初音の夫となるー
妹との縁談がととのった
日置流雪荷派を父より教えられ これを守らねばならない伊也
伊也に心ひかれながらーその妹との縁談が決まってしまった樋口清四郎
そこに絡むのは暗君の藩主である晴家
藩内での権力ふるわんとする人間達の悪巧み
次から次へ持ち上がる難事
座敷牢に閉じ込められる伊也
そこから人を守り刺客と戦う伊也
さらには藩主の命により千射祈願をしなくてはならなくなる
掌が傷つきー
それでも清四郎の助けもあり
遂には藩主の期待も込められ
伊也の射る姿は人々の心の何かをかえていく
先行き絶望的であった恋は
みな幸福な・・・・・