折角、鎌倉山の見晴まで来たので、回遊式庭園・檑亭(らいてい)を覗くことにしました。
何度か訪ねたことがありますが、最近はご無沙汰でした。
入口で、東日本大震災で五重塔が倒れ、そのままになっているという情報がありました。
山門を入って右手に進むと、石塔が危なげな姿で立っていました。
上の3段が崩れ落ちたので、とりあえず重ねたようです。
これは五重塔ではありません。
山門建立の際、崖地を埋めて百体の無縁仏を安置したという百仏崖も影響があったようです。
いくつか不安定な仏像があり、崩れた石塔が足下に転がっていました。
急に空が暗くなり、雷雨の可能性が感じられました。
いろいろな石造物の見学はあきらめ、五重塔のある場所に急ぎました。
五重塔はしょうぶ苑の中に倒れていました。
側に「おついで地蔵」がありましたが、今では「見守り地蔵」の役割をはたしているのだそうです。
これは檑亭で入手した五重塔の絵葉書です。
この後、雨になりましたが、何とか雨の前にバスに乗り、濡れずに帰りました。