ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

論語

2008年04月16日 | 千伝。
英国にメールを送った。

六美徳として、仁、知、信、直、勇、剛がある。

もし、仁を行なうにしても学問のないのは、騙される。
知を尊んでも、学問の謙虚さが失われると、自信過剰になる。
信を重んじても、学問せねば相手を傷つける。
正直すぎても、学問しないと馬鹿正直になる。
勇気のある人間も学問しないと、やがては乱暴者になる。
剛直な者も、学問せねば孤立する。

これを六弊害ということです。

美徳も、謙虚さをもって、ひたすら磨かないと、ちょっとした怠惰や傲慢さから、逆に弊害に変化するという教えですが・・、
つまり、一生修行という事でしょう。

これで良いというものは、この世には無いはずです。

黄金(こがね)の花♪

2008年04月16日 | 千伝。
小生・・音楽音痴です。(笑)

でも・・ジャンルを超えて、いい歌は、いいですね。

思い出の一曲となると、沢山ありすぎて困ります。

片田舎の小学校の傍らを歩いていると、沖縄ソングの「黄金の花♪」が流れてきました。

思わず立ち止まって・・聴き入ってしまいました。

「黄金(こがね)の花に惑わせるな」と夕日に染まった校舎が、誰にも呟くように話しかけてくる面持ちになりました。

この歌を小学校で流すのを許可した教師は、素朴で純情な御仁なのだろうか・・?

楽しく仕事をしているのだろうか・・?

http://jp.youtube.com/watch?v=hTCCt9CIicI

歌声はいくら上手くても、情感がなく感情移入させてくれない歌は、心に届きません。

いい歌を作ってください。

いつかどこかで、あなたの歌声が聞こえてくるのを楽しみにしています。

無理な恋愛

2008年04月16日 | 千伝。
今日のタイトルを、またはNHKの土曜ドラマの「トップセールス」にしようかとも思いました。

そうすると仕事や経済の話になるので・・視点を変えて、火曜ドラマ「無理な恋愛」の方を選びました。(笑)

主演の夏川結衣さん・・観るたびに進化してゆく彼女の表情は魅力的です。
同様な理由で、歌手の夏川りみさんのファンでもあります。

「無理な恋愛」を観ながら、脇役に出ている夏木マリさん、この方も女優として、いい味を出しています。

・・ふと思い出しました。
今でも忘れられないのが高校時代のことです。
夏木マリさんが歌手として「絹の靴下♪」を唄って大ヒットした頃でした。

地元ラジオ放送局の土曜日の公開番組にゲストとして夏木マリさんが出演するということで、僕を含めて友人の同級生4人で見学に行ったことがあります。
小さなスタジオは、びっしりと多勢の男女の若者で100人ほど埋まっていました。
僕らは最後列に立って、夏木マリさんのステージを眺めていました。

「絹の靴下♪」の妖艶な作詞と振り付けとフィンガー・アクションに目が釘付けになりました。

はっと気がついたら、夏木さんの視線と指が、ずっと自分に向けられていることに気がついたのは、間もなくでした。

歌が終わると、司会者が、「君、ちょっとステージまで上がってきて」の催促があり、同級生に冷やかされながら促されて、ステージに上がりました。

司会「夏木マリさんが、ずっと君の方にフィンガー・サインを送っていたね。どう、感想は?」
小生「はい・・・」
司会「夏木さん、彼に一目ぼれですか?」
夏木「タイプなんですよ。恋人にしたい・・」
小生「・・」

17歳だった小生・・県内全域にオンエアされているのが、気恥ずかしいやら赤面しつつ目を他所にそむけることもできず・・(今思えば、高校生ファンを利用した制作スタッフのシナリオ通りだったのでしょう。笑)

司会者から、高校生? どこから来たの? 趣味は?・・いろんな質問のやりとりを数分の間に聞かれたと思うのですが・・どう答えたのか全然憶えていません。

ただ、スポットライトの熱さと眩しさのなかでステージの上から夏木マリさんと並んで立って観客を眺めていた光景が浮かんできます。

それから10年後、東京に居た頃に、ある写真家の方としばらく一緒に仕事をさせていただいたことがありました。
奥さんが小生と同じ郷里出身の方でもあり、仕事を終えたあとのプライベートな時間には、プロの写真家の顔を脱いで楽しい時間を過ごした記憶があります。

あの写真家Tさんが、呟いた言葉が、思い出されます。
「芸能人やモデルとは、恋愛や結婚なんかしてはいけませんよ。苦しむばかりですよ。あの連中の一番の興味は、自分が目立つことなんですから・・余程の財力と遊び心がないとね。うちの女房、モデル出身だから・・」

話を戻して、モデル出身の女優の夏川結衣さんと歌手の夏川りみさん・・
小生、一人のファンとして「無理せずに、いい仕事を選んでください」と願います。

無理な恋愛は、楽しむこと。
成就しようと考えないこと・・。
そうでないと、明日を自らの手で選び取ることも出来ないでしょう。

身を焦がすほどの覚悟と後悔のない決意があれば・・それは別の次元です。