ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

映す心

2008年04月20日 | 千伝。
オーストラリアとカナダへメールを送った。

この頃の映画やドラマを観ていると、邦画も洋画もどうも胡散臭いものが多い。

生活のどん底に喘ぐ登場人物や身体を張って、
汗水垂らして、いくら働いても恵まれない・・。

・・そんな善良な人物が登場する映画がめっきり少なくなってきた。

そういう人物は、今の時代にはヒーローにもなれず、
小心者として片付けられてしまうのだろうか?
絵にはならないのだろうか?

人よりも優れた体力知力のある者が闘っても・・
それを勇気とは呼ばない。

たかが知れた才能で成功の階段を登り始めた若者の傍若無人な振る舞いと滑稽な悩みを観て・・人生の琴線に触れたとか言わない。

感化された人間は、感化され続ける。

それを良しとする人間は、善良な弱者を無視する。

豊かさは、心の豊かさに反比例し、貧乏は、ますます追い詰められて貧しくなる。

恋を飾る人は、恋を愉しむことで、結局相手からも自分からも逃げられていく。

豊かさ故に、うぶな人間が増えている事には間違いない。