ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

時差定理

2008年04月17日 | 千伝。
オーストラリアとカナダにメールを送った。


戦場を写すカメラマンが、簡単に射殺されて誤射で済まされてしまうこともある。

治安の悪い場所が戦場であっても聖戦という言葉に代わることもある。

罪に対して罰が厳しくなった場合、世情が乱れている証拠である。

それを美辞麗句の言葉に置き換えられて、忘れてしまうこともある。

奪い合い・・間を置いて、報酬という言葉に代わることもある。

譲り合い・・間を置いて、自爆という言葉に代わることもある。

東へ東へと行けば、西にでる。

損得の得を追い過ぎると、損にでる。

損をしているようでも、世のため人のために尽くせば、やがては得にでる。

必ず、時間差で証明される人間の時差定理である。


さて、明日から、久しぶりに一番収入の少ない肉体労働を再開します。
少しでも規則正しい時軸のある日常生活に戻れるのが何よりも嬉しいです♪
働いて気持ちのいい汗を流していますか?

濾過

2008年04月17日 | 千伝。
アメリカとフランスとドイツからメールが届いた。

1885年生まれのドイツ人、テンニース(テニエス)は、社会が進行するとゲマインシャフト(共同社会)からゲゼルシャフト(利益社会)に形状をかえると説いて久しいが、日本において、戦前まで生きていた「村社会」が、まさにゲマインシャフトだった。

第二次大戦後半世紀、農村とともに「村社会」は衰退の一途をたどり、農民の子供達は、都会へと大移動し、サラリーマンと姿を変えていった。

一見、アメリカナイズされたゲゼルの到来かと思えたが、どっこい会社組織の中に「村社会」が内包されていて、日本特有のゲゼル・ゲマイン折衷の社会様式を醸し出したのである。

エコノミックアニマルと揶揄されるほど、経済効果をあげることが出来たのも、会社の仕事を、あたかも自分の家業のように思う事が出来たからであった。

いわば、会社は、第二の家族。

いや、なかには家族よりも優先した企業戦士さえ出没した。

それがどうでしょう。

バブル崩壊後、会社の中の「村社会」が葬り去られた。

リストラの嵐のもと、正社員の首は、安価な契約社員やパート、フリーターにすげかえられていった。

このままフリーターの社会構造が進めば、日本の職場から熟練者が少なくなり、マニュアルロボットの素人社会に変貌してしまう。

明らかにマイナスである。

ドイツのマイスターのような、名人芸にまで至るような洗練された技術は、是非とも継続させねばいけない。

考えるに、最近の日本は、政治、経済のみならず、治安も軍備も節操なく仕入れているようである。

以前は、諸国の良いとこだけを取捨選別していたにもかかわらず、水際のフィルターが機能不能のようである。

自由思想

2008年04月17日 | 千伝。
アメリカとフランスにメールを送った。


今は、国際投資家を指すかもしれない。

彼らは、一瞬にして資金を動かす。
1ドルでも、1ユーロでも、1円だって儲けたいのだ。

彼らの動きは、世界の平和や経済のためではない。

単に儲けたいから投資するのだ。
目先の事だけに神経を集中させている。

だから判りやすい。

地球より重いといわれた人の命だが・・
戦争になれば、人の命などゴキブリ程度にまで、軽くなってしまう。

殺虫剤なみに武器を量産する死の商人は、人命軽視の張本人である。
武器商人の存在自体が、時代錯誤である。
平和への破壊者である。

ふぅ~(溜息)。

フランスは、パリのセーヌ左岸カルチェラタンはラテン地区という意味だが、ライターのカルチェが地区という意味だったとは知らなかった。

ソルボンヌやパリ大学の学生街・・懐かしいな。

海抜65メートルのサント・ジュヌヴィエーヴの丘があり、蛇行するセーヌ右岸には海抜130メートルのモンマルトルの丘がある。

かつてのパリ・コミューンの舞台でもあり、後に、画家や画家志望者のメッカでもある場所。

「自由思想」を生産して世界へ輸出したフランス・・。

アメリカの自由の女神は、移民や難民を微笑みながら受け入れた。

自由の国が、世界をリードして不自由な国になりつつある。

世界の自由とは、儲けるための国際投資ではない。

地球教

2008年04月17日 | 千伝。
英国からメールが届いた。

宗教は、心の病院である。
迷った時に入院する。
が、一般の病院と違って、退院するということがない。

地球は、巨大な揺り篭でもある。
地球は、巨大な病院でもある。
地球は、巨大なマーケットでもある。
地球は、巨大な墓場でもある。

健康な人間にとっては、病院は無用のものである。
だが、病弱の者には、なくてはならない存在である。

地球には、巨大な重力がある。
人間は、自らの寿命も理想も手足をも・・
この地球に引っ張られている。