ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

珈琲の香

2008年04月26日 | 千伝。
昨日、コーヒー店の老舗、ミカドコーヒーをバリバリバリューでやっていた。

今の社長は女性で二代目。

日本橋本店と軽井沢にもあって、コーヒーは立ち飲みが一階で200円。
テーブル席は400円で二階というふうに分けているとのこと。

子供用にと、モカ味のソフトクリームを開発して、今の社長が子供のころ、試食で相当食べさされたとのこと。

軽井沢店では、ジョンレノンも、モカソフトを好んで買いに来ていたという。
 
コーヒーは、人を目覚めさせ、しゃんとさせる強壮剤かもしれない。

人は何故ガムを噛むのか?
人は何故コーヒーを飲むのか?

この疑問の答えを知ったときに、成功があるのかも知れない。

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さて、今日の午後、先日入った喫茶店に入りました。
珈琲一杯飲んで、外に出ると、土砂降りの雨でした。

車まで全力疾走・・びしょ濡れになりましたが・・
何か吹っ切れたような感じです。

心配だけでは、何も実現しません。
幸運への源は、希望と好奇心です。

三文ドラマ

2008年04月26日 | 千伝。
留学時代の頃だ。

仲間のマグナム(ルクセンブルグ国籍のエジプト系米国人)から、演劇サークルに顔を出してみないかと誘われた。

講師は、英国人。
研修生は、いろんな国からきていた。
東洋人は、生憎、ぼく一人だった。
遠くから、マグナムと眺めていたら知り合いのデンマーク人(名前忘れた)が手招きをする。

今日は、「奴隷売買」をテーマにやるという。
ジョークで参加しないかということになった。

自分がどれぐらいの値段で売れるか、買ってもらえるか、舞台に立って自分をアピールし、買い手とやり取りする。

さらに、その採点を買い手(奴隷を売買する商人)がオークション形式でやる、というドラマ仕立てである。

つまり、「幾らで奴隷を売買するか」というドラマゲームなのである。
一番高く買って貰った者が、勝者になる。
乗り気はしなかったが、黒人、白人、茶褐色人、それに黄色人(東洋人)も必要だろうということで、参加する羽目になった。

腕力を誇る者、色気を漂よわせる者、饒舌なジョーク・・・

とにかく自分を高く買って貰えるならば・・こんな事ができる、こんな事に役立つ・・という自己PRである。

何を言って、どんなパフォーマスをすべきか・・心の整理ができないまま、ぼくの順番になった。

イチかバチかのような気持ちで舞台に立つ。

喋るまえに、ワァーと奴隷商人役から英語でのまくしたてるような質問を浴びせられた。

「おまえは、何ができる?」
「・・・日本語が喋れます。」

「じゃ、日本の歌を唄え!」
「・・・♪~」

「それは、どういう歌だ?」
「・・・奴隷に売られていく者の悲しい気持ちです」

「悲しいのか?」
「・・・はい、死にたい気持ちです」

ハイ!終り。とコーチの声。

「さぁ、よく働くであろうこの日本の奴隷に、幾ら出す? 10ポンド? 20ポンド?・・」

結局・・ぼくは、二足三文で売られた悲しいドラマの結末だった。(笑)