ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

揺れる槍

2008年07月19日 | 千伝。
四年前の昨日・・福井は、ひどい豪雨に見舞われ大きな被災を蒙りました。

我が家も床下浸水となり、泥水が押し寄せて、ひどい状況になりました。

あの時、いちばん落ち着いていて、せっせと生き生きとして熱心に後片付けをしていたのが、当時小学生だった息子でした。

あの日、息子の姿を見て、普通のサラリーマン人生を辞めようと決断した日でもありました。

あれから、いろいろとありましたが、あの決断が正解だったのかどうか・・今の今でさえ判断できません・・これからです。

フリーターのような個人事業主としての資金繰りの苦しさや重圧感も時々ありますが、それよりも大事なことは、自分が生きているという舵取り感覚が、非常に楽しいのです♪

昨日、息子と同年代の山口県の中学生が東名高速道でバスジャック・・負傷者も出ず安堵です。

「親から恋愛に反対されて、親の人生をメチャメチャにしたかったとか・・」
この中学生の一途な想い・・これからどうなるのだろうかとちょっと心配です。

8年前、山陽道上りで九州の高校生が西日本バスをハイジャックした事件を思い出しました。
当日の同じ時間、山陽道の下りを走っていました。
物々しいパトカーの配置やその数に何だろうと驚かされた記憶があります。

十代の中学生、高校生よ!
揺れる心にナイフがあるならば・・
「たけくらべ」や「野菊の墓」の初恋小説もいいです。
さもなければ、放課後の校庭を走ることです。

いや、大人になっても、揺れる心に槍があるならば・・
シェイクスピアの作品を読むことがあります。
田園地帯を走ることもあります。

随分昔、シェイクスピアの故郷に滞在して、あの付近を毎日ジョギングした思い出があります。

シェイクスピアの生家


幾つになろうが、人間の「愚かさ」や「幸せ」や「儚さ」を考えさせてくれます。

心で揺れる槍を・・杖代わりに人生のフィールドで楽しく使います♪

フィールド