ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

どこまでも

2008年07月04日 | 千伝。
お年寄りを介護していると、裏切られる行為というものを考えさせられます。

あの世へ片足を突っ込んだような老いた男でさえ、ベッドから手が伸びて、女の胸を触りたがります。
痴呆に近づいた老いた女は、男に一緒に寝ようとベッドに手招きをします。

・・人間として最後まで残る不穏かつ正直な煩悩かもしれません。

正直な気持ちは、決して善悪という範疇で括ることはできません。
犯罪者だって、正直な気持ちを実行しているのですから。

まだ、自由自在に歩ける人は、往々にして相手を裏切ることがあります。

30年昔の七月・・恋愛事で裏切られました。
20年昔の七月・・仕事上で裏切られました。

谷から天へ

どんな恋愛をすれば、どんな仕事をすれば、自分は満足できるのか・・
この世に生まれて、どんな生き方をすれば、この人生を潤すことができるのか・・

若い頃から、自分なりに、よ~く、じっくりと考え抜いたものです。
今でも、思案します。(笑)

自分自身に与えられたポジション(人生)という選択権(カード)をうまく采配するだけです。

口は災いのもと・・それが原因で、最近、知人の口煩い二人が遠くに去りました。
相手を目の前にして、言いたい事を口煩く言う人間は、つまらない人間が多いです。
ところかまわず、本音で口を出すべきではありません。
それが大人です。

結局は、自分から逃げても、相手を追いかけても、巧くゆきません。

裏切る行為も裏切られる行為も、詐欺でなければ、お互い様かもしれません。
そう考えないと、正体不明な嫉妬やら自己嫌悪とかが現れて心が疲れてしまいます。

お互い大事に扱われ、上品な楽しい時間を過ごす人生は、恋愛や対人関係のサクセスストーリーの理想かもしれません。

それに近い心構えが、気楽で能天気な思いやりと勇気かもしれません。

「この人ならば、どんなことがあっても大丈夫。どこでも通用する」
・・と言われる福となる人間でありたいものです。

七月と八月は、いつも いつまでも、思い出の多い時季です。

人生は、いつも七転八倒よりも、いつまでも七転八起です。

あなたのこと、どこまでも応援しています。