ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

カタルシス

2008年07月15日 | 千伝。
・・浄化という意味がある。

張り詰めたような気配を呼び込むような人物ならば、それをカタストロフィ(破局)と呼ぶこともできよう。

逆に、たとえば、その人が現れるだけで、澱んだ気配が、和むことがある。
とりわけ、若い頃には、その人がいるだけで、気持ちが高鳴ったような感覚である。

中年になると、その人がいるだけで、汚染された周りの空気が浄化されてゆく雰囲気の感覚である。
毒物であろうが、その人の手が、それに触れると浄化されてゆく雰囲気の感覚である。

歳を重ねてゆくと、実際に、すべての不潔さや醜さや毒物を浄化してしまう雰囲気を備える人物と出会う。

それは、若さという爆発的な美しさという単純な次元ではなく、それを超越した人生経験や体験から培われた人間としての年輪の積み重ねの美しさと呼ぶべきものかもしれない。

多分、この感覚は、若い世代には判らないと思う。
否、異性の対する純な恋愛対象の感覚に似ている。

ただ、歳を取るだけ取っても、いつまでも業突張りの強欲な破局的な老人も、この世には沢山棲息している。

浄化できる人たちは、貴重な人材なのである。
あの人もそうである。

時に、カタルシスの純粋さは、カタストロフィと繋がることもあるので、ご用心。

浄化作用のできる雰囲気のあるカタルシスな人間でありたいものです。

元気を出して♪