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THE K2 OST (tvN TVドラマ) (韓国盤) |
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パク・グァンスだってバカじゃありません。
ユジンが自分を狙ってくると分かっていました。だから、ちゃんと手を打っていたんですね。
警視総監まで動かし、自宅の警備をさせ、JSSの打撃隊が乗り込んできたところを一網打尽にする計画でした。
その間、グァンスは自宅に帰る途中で囮の車と入れ替わり、アジトに隠れるつもりでした。
そして、その計画は、成功したかに見えました。
でもね、JSS側もちゃんとその辺りは読んでいたんです。
ジェハと警護室長はグァンスの警備の一員に紛れこんでいましてね。
彼らの策にハマったと見せかけ、グァンスがアジトに行ったところで襲撃する計画だったのです。
ところが、グァンスの補佐官が、ふと掛けた言葉が合い言葉でして。それに答えられなかったジェハたちの正体がばれちゃった
しかーし、ジェハたち以外にもJSSの隊員は潜んでいましたよ。
ジェハたちが殺される・・・となった時、狙撃が
一気に銃撃戦に。
狙撃された警護室長に、自分にかまわず追え・・・と言われたジェハ。一人、グァンスの後を追いました。
そして、とうとう追い詰めたのです。
ところが、撃てません。
ジェハは人を殺す事が出来なくなって傭兵を辞めたわけで。それは今でも変わりないのです。
でも、そうなったらそうなったで最善の策をとる事が出来るのがジェハの凄いところです。グァンスと交渉したのです。
まず、仲間を安全に退くことができるよう手配させました。
そして、お金等の条件によっては、グァンスに寝返ることもあり得ると匂わせたのです。
グァンス、ジェハを丸めこめたと思い込みましたね。
ジェハは恋人を殺された恨みがあるわけですから、グァンスの味方になる事は絶対にあり得ないんだけど、その辺は知りませんからね。
ユジンとも交渉させました。
ユジンはセジュンの釈放、入党を約束させました。
ユジンたちの勝利と言えましょう。
ジェハがグァンスを殺さなかったことで、キム室長の首はつながりました。
キム室長は、必死にユジンに縋りました。自分だってジェハと同じだけの働きは出来ると。
でもね、ユジンは冷たく言ったのです。
「あなたが私に尽くすのと同じように私もジェハに尽くしたいの。あなたを殺したくはないわ。ジェハの代わりはいらない。自分の得意なことをして。」
悔しさで涙がこみ上げてくるキム室長でした。
アンナは、何も手につかない様子で、ただただジェハの帰りを待っていました。
ジェハの車が見えた時、アンナは部屋から飛び出し、ジェハに向かって駆けて行きました。
ジェハの腕の中に飛び込んで行きました。
釈放されたセジュンは、真っ直ぐに家に帰って来ました。
そして、ユジンの頬を叩いたのです。そんな態度、初めてだったようです。
セジュンは、アンナが狙われたことをソンウォンから聞いたのです。アンナの安全を条件にユジンの指示に従って来たセジュンです。
その契約を反故にされたも同然ですから、そりゃぁ怒りますわな。
初めて叩かれたユジンも、一瞬呆然としましたが、すぐにいつものユジンに戻りました。
どうやら、ユジンのこの冷酷さは、セジュンへの想いを踏みにじられた所為のようです。
世間知らずのお嬢様だったユジンは、夢に燃えたセジュンに惹かれ、心から愛したのです。それが、自分の夢を叶えるための手段だったと分かった時、そしてアンナの母ヘリンと言う存在を知った時、愛情が憎しみに転じたのです。
打撃隊のメンバーは、アンナを交えて飲み会を開いていました。
こんな席初めてのアンナは、ジェハの傍で本当に嬉しそうでした。
隊員たちとジェハの関係も、この作戦成功のお陰で、一気に好転しました。仲間意識が芽生えたのです。
その様子を、ユジンは店の外から見ていました。
ユジンのジェハへの想いは、男性に対する愛情なのか、尊敬に値する人物だと言う信頼なのか、まだ区別がつきません。
結局、その夜は、アンナの家に隊員たち皆泊まる事に。
雑魚寝です。
眠れないアンナとジェハは、いつものように屋根の上で話をしました
俺たち、いつかスペインに住もう・・・とジェハ。
アンナにとっては逃げ出したい場所だったけど、二人が初めて会った場所でもあります。
「行こう。あなたとなら楽しそう。」
アンナは言いました。
考えてみたら、ジェハの事何も知らない・・・とアンナ。
ジェハは、スペインにいたのは恋人を殺したと言う濡れ衣を着せられ、逃亡中だったからだと話しました。
毎晩うなされるジェハの理由がそこにあるとアンナは気が付きました。
そっとジェハを抱きしめました。
「辛かったでしょ。いいえ、今も辛いでしょ。」
ジェハはアンナの肩に顔をうずめ言いました。大丈夫だ、落ち着くよ・・・と。
「以前の俺は守る者もなく、怖いもの知らずだった。でも今は守りたい人がいる。だから、幸せになれそうだ。」
優しく微笑みあう二人でした。
翌日、会社に行ったジェハは、皆の態度がガラッと変わっている事に気が付きました。仲間と認知され、ヒーローです。
キム室長の態度も180度違っていました。
だからと言って怒りが収まったわけじゃないジェハです。
ジェハはグァンスとの交渉の内容をユジンに報告しました。
ユジンは、グァンスと親しくするようジェハに指示しました。そろそろ私を狙いたくなってきただろうから・・・なんて言ってね。
その一方で、キム室長には別の指示を与えています。ジェハには知られないように・・・と言ってますが。
ソンウォンは、家をアンナの名義に変えると言いました。
その他にも、あらゆる便宜を図ってくれました。
ミランたちはすっかり信用しました。アンナも、ソンウォンは味方だと思い込んでいます。