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逆賊‐民の英雄ホン・ギルドン- DVD-SET2 |
クリエーター情報なし | |
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン |
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4年という時間が経ち、チュンウォン君の罪が許されました。
ソン・ドファンの導きで学問を一から学び直し、一見すると、落ち着いた人間になったように見えます。でも、胸の内に、ギルドンたちへの復讐心は抱えたままのようです。
燕山君に取りなしを願ったのも、ソン・ドファンでした。
ソン・ドファンは先王の相談役のような立場にあったようですね。だから、パク氏などは師匠としてあがめたてまつっているわけです。
でも、燕山君は、これまで関わりを持っていなかったようで。一応、今回の事は聞き入れたけど、妄信するわけでもなさそうです。
ただ、問題はチュンウォン君の傍にモリが仕えていることです。
ギルドンたちにとっては、過去を知る厄介な人物ですからね。
チュンウォン君は、流刑の身分から解放されたのも、ソン・ドファンのお陰・・・と、彼の指示に従っていれば、自分の手を汚さずにギルドンたちに復讐できると信じています。
そして、儒教の教えを民に訴えることで、味方を増やしていこうとしています。
ギルドンたちは、それぞれに出世していました。
ギルドンは親方として、彼らを束ねています。
本業の他に、ギルドンたちは困っている民の願いを聞いて、助けてあげています。
今回、一人の両班の男性が、庶子である弟が他の両班から苛められて怪我をしたという訴えをしてきました。相手に思い知らせてやりたい・・・と。
役所に訴えようとしても、庶子である弟は両班ではなく、良人なので、訴える事すらできないというのです。
法で裁けないことを、お金を支払う事でしてもらえると聞いた・・・とその男は言いました。
それでも、男の態度は上から目線でした。
ギルドンが引き受けるのは、お金の問題ではないのです。人に頼みごとをする時の態度かどうか・・・ということなんですね。身分にかかわらず。
結局、その両班は、態度を改め、ギルドンを“親方”と呼び、弟の復讐を頼んだのです。
で、クッセが、希望通り、相手を痛い目に合わせたんですね。これが、後々大ごとになろうとは誰も思ってなかったでしょう。
ガリョンとギルドンの関係は、一気に進展しました
ガリョンの作戦勝ちかもしれません。
縁談を持ち込まれ、ギルドンが勧めるなら・・・と、受けるそぶりを見せて、ギルドンを動揺させました。
その次に、ガリョンには許嫁がいると言う噂を敢えて広めたのです。
問いただしに来たギルドンに、ガリョンは真っ直ぐに告白しました。
今更?・・・と思ったのは、私だけ
一旦は、ガリョンを突き放そうとしたギルドンですが、やっぱり無理でした。
ギルドンとすると、自分はやはりならず者の親方でしかないわけで。そんな自分より、もっと優れた結婚相手にガリョンを託したい気持ちがあったのです。
その方が、安全だと思ったわけです。傷つかずに済むだろうから・・・とね。
だけど、想いは誤魔化せませんでした。
やっとやっとガリョンの想いが届きました。
大きなギルドンと小さなガリョンが、とても可愛いです。
チュンウォン君がクッセの事件の再捜査を訴えて役所の前に座り込み始めました。
そのうちに、儒生も加わり、見過ごすことができない状況になってきたのです。
オム・ジャチは、取るに足らない事件だとして、そのままスルーしようとしました。
ところが、新しく着任した庶尹が再捜査を命じたのです。新任の庶尹はなんとスハク。
ギルヒョンと共に、ソン・ドファンの教えを受けたわけですから、コテコテの身分制信奉派です。
両班と良人との争いにおいて、両班が悔しい思いをするなんてことはあってはならないと思っていますからね。
クッセは捕えられ、牢に入れられました。
ギルドンたちは、すぐに動きました。
スハクに会い、なんとか穏便に済ませようとしたのです。贈賄・・・ですわな。
ところが、スハクはこれに激怒し、仲介したオム・ジャチに怒りをぶつけました。
まぁ、本来あるべき真っ当な役人の姿ではありますけどね。
ギルドンは、スハクより上の地位の者を動かしました。
禁酒法の時、散々良い思いをさせてあげた右尹の地位にいる人物です。
脅された右尹は、すぐさまスハクに捜査を中止させ、クッセを釈放させましたよ。
ソン・ドファンの教えは正しかった・・・とチュンウォン君は思っていました。
目の前でクッセが捕えられて行く姿を見たら、復讐の一つができたと感じたのです。自分の手を汚さずに・・・。
ところが、すぐにそのクッセが釈放されてしまいましてね。愕然としましたよ。
ギルドンたちがクッセを出迎えて喜んでいるところに、チュンウォン君が現れました。
モリを連れて・・・。
ギルドンたちは、また嵐が巻き起こると感じたでしょうね。