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イ次長検事がイ検事長となる道筋は、既に作られていました。
順当な昇進ということです。
でも、その裏には、おそらくイ・ユンボムの動きがあったのでしょうね。
この事で、ソ検事とシモク、そしてヨン検事のいざこざはうやむやに。
でも、ソ検事は、キム・ガヨンの携帯を狙ってのことだと察したようです。慌てて隠し場所から取り出しました。
一瞬電源を入れましたが、すぐにオフにし、画面をソファーの角にぶつけました。画面を壊してしまったのです。データはどーかしらね。
始末しようと思ったのでしょうね。
胸ポケットに入れて、執務室を出て行きました。
何故か、シモクの様子を窺った後、車で出たのですが・・・。
シモクは、それを予想していたようです。ハン刑事に連絡。
ハン刑事は、ソ検事の尾行を始めました。
最初は、キム・ガヨンが発見されたパク・ムヨンの家。
でも、すぐに車で移動。
川にかかる橋の途中で車から降り、川に投げ込もうとした瞬間、ハン刑事が止めました。
銃を構え、持っている物を渡すよう言ったのです。
でもね、ソ検事もバカじゃありません。疑われて、執務室まで調べようとした相手ですから、尾行していても不思議は無いと思っていたのです。
ソ検事が差し出したのは、なんと、煙草とライター。
してやったりと言う表情のソ検事。
ハン刑事をこづきまわしましたよ。腹いせをするように。
ハン刑事を残し、ソ検事はその場を立ち去りました。
次に向ったのは、川岸。
そこで、とうとう何かを投げ込んだのですが・・・。
それを、もう一人の尾行者が目撃していました。ハン刑事の同僚、チャン刑事です。
本当は、捨てる瞬間を取り押さえるようシモクから指示されていたのですが、間に合いませんでした。
シモクが来た時、ハン刑事とチャン刑事は、ズボンの裾をまくり上げて、川をさらっているところでした。
や~っとのことで、一つ携帯を拾い上げまして、とりあえずそれを鑑識に回すことにしました。
シモクは、もしかしたら別物かもしれないと、自分も靴を脱いで川に入りました。結局、見つかったの?見つからなかったの?後者みたいです。
疲れた表情で家に帰ったら、ヨン検事が待っていました。聞きたい事がある・・・と。
明日にしろとシモクが言っても、引き下がらないので、仕方なく家に入れました。
ヨン検事は、昼間ソ検事に連れて行かれそうになるのを助けてくれた理由を問いました。
それが決して好意の所為では無いとヨン検事も分かっていました。
シモクが答えないので、ヨン検事が言いました。ソ検事に対する疑惑のためでは?・・・と。
ソ検事の部屋に入ったのは、シモクだと分からせるために、敢えてヨン検事を庇おうとしたのです。
探していた携帯は、キム・ガヨンの?・・・とヨン検事。
シモクは自分の口からは何も答えませんでした。
ヨン検事、シモクに対して、単なる先輩というだけじゃない感情もあるのかしら?まだはっきりとしたモノじゃ無さそうですが、以前とは違った目で見ているような気がします。
ただ、シモクが普通の人のような感情を持てない人間なんだということは、気がついているようです。
シモクは、自分が変わりはじめているのではないかと感じているのでしょうか。
ハン刑事は、シモクが‘怒った’表情を見せたと似顔絵を描いてくれました。全く似てませんが
でも、ハン刑事と話していると、シモクの表情が普段よりほんの少しだけ豊かになっているのは確かでした。
キム・ガヨンがまた狙われました。
犯人はイ検事長の妻で、イ・ユンボクの娘でもあるヨンジェ。
ただ、今度も未遂に終わりました。
ソ検事が容疑者を特定しました。
パク・ムソンの息子ギョンワンです。キム・ガヨン殺害容疑です。
でも、父ノパク・ムソン殺害でも犯人に仕立てあげようと考えているようです。
ギョンワンには軍に居たと言うアリバイが主張されていました。でも、実際は、キム・ナムジン師団長が個人的なゴルフレッスンの為に、ギョンワンを連れ出していたのです。
勤務時間内に個人的に兵を使うなんてことは勿論禁止されています。
だから、キム・ナムジン師団長はギョンワンは軍内にいたと証言したのです。
ソ検事はキム・ナムジン師団長と取引をしました。
で、何としてもギョンワンを犯人に仕立てあげようとしました。
脅したりなだめたり、祖母の事を持ち出して情に訴えたりしましたが、ギョンワンは一切自白などしません。濡衣でしょうからね。
イ検事長は、師団長の事は外せとソ検事に言いました。
でも、自信満々な様子を見せるソ検事は、言う事を聞きそうにありません。
イ検事長は、それが不安でした。彼の目には、ソ検事は抜かりが多いと写っていましたからね。
でもすぐに不安と焦りがこみ上げてくる羽目に。
ヨン検事に、部屋を探った理由を聞こうとした時、言われたのです。シモクが何かを探すために川に入った・・・と。
シモクに勘付かれるのは、やっぱり恐怖でした。能力を知っていますから。
キム・ガヨンの携帯、まだ持っていたのです。川に捨てたのは、全く別物だったってわけです。
だけど、お尻に火がついたような気がするソ検事は、その携帯を一刻も早く手放さなくてはと思ったのです。
良い隠し場所を思い付きました。
ギョンワンの部屋です。罪をなすりつけるにも最適でした。
で、こっそりと忍び込み、ベッドのマットレスを持ちあげたその瞬間、ドアが開く音が。
驚いて見ると、そこに立っていたのは、なんと、ハン刑事。
そして、シモクが携帯のライトを照らして撮影しているではありませんか。動かせない証拠です。
ショックのあまり、呆然自失のソ検事。
ハン刑事は、冷静に冷たく、ソ検事に被疑者の権利を告げました。
手錠をかけようとした時、ソ検事が拒否して叫びました。
「俺じゃ無い殺したのは検事長だ」