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掴まれた手を、ムンスがそっとほどきました。
ガンドゥは、拒まれたと思い、うつむきました。
でもね、ムンスが手をほどいたのは、ガンドゥを抱きしめるためだったのです。
ムンスは近づき、ガンドゥの頭を優しく胸の中に抱き抱えました。
ガンドゥは力いっぱいムンスを抱きしめ、泣きました。
ガンドゥは、やっと泣く事が出来たのです。泣く事で気持ちが開放されることもありますよね。
ムンスの涙がぽろっとガンドゥの頭にこぼれました。
ふわっふわのガンドゥの髪の上に、ぽろっと落ちたムンスの涙がどーなったのか、つい、関係の無い事が気になってしまった私です
目が覚めると、枕元にはムンスの姿。眠り込んでいました。
ガンドゥが起きた時、一人にさせたくなかった・・・とムンス。
ありがとう・・・と言うガンドゥに、
「あなたが拒みさえしなければ、ずっと傍にいてあげる。」
ムンスが微笑みながら言いました。
ガンドゥ、本当に嬉しそうです。ハルモニが亡くなって、一人ぼっちになってしまったという寂しさと恐怖から、ようやく抜け出ることができそうです。
ガンドゥは、ハルモニの遺言にもあったように、部屋の中を片付け、掃除しました。
その時、ハルモニが読んでいた本に目が止まりました。栞が挟まれ、角が折られてるページがありました。
『哀れな子供たちよ。悲しみは力である。苦痛が恨みが後悔がお前たちの力だ。どうかその力でこの醜い世の中を何としてでも生き延びろ。何としてでも』
読んだガンドゥは、ハルモニらしい言葉だと感じました。
ムンスが考えた追悼公園の図を見たジュウォンは、開放的過ぎるのでは?・・・と意見を言いました。感情を悟られたくない人もいる・・・と。
ムンスは、
「周りの目を気にせず心のまま泣けるように悲しめる場所にしたいのです。」
と、言いました。
被害者は悲しむだけじゃなく、加害者になることもある・・・とジュウォンは言いました。
ムンス父が自分の父親を激高して責め立てた事で、ジュウォン父は自殺したと思っていますからね、彼は。
公園を何度も訪れるのは、被害者では無く周辺に住む人たちだから、今は、被害者ではなく設計者として考えてほしい・・・と。
ガンドゥは、正式にチョンユ建設と土地の売買契約書を交わしました。
条件として、追悼公園の建設内容の変更や、ガンドゥがムンスと共に担当するということが含まれているようです。
この契約に関して、ユジンが相談に乗ってくれたようです。
ユジンとガンドゥは、良き友人のようです。
ガンドゥは現場復帰しました。
でも、現場ではジュウォンの指示で地盤調査が再度行われたことにより、廃棄物処理の作業が続いていました。
実は、崩落事故の後、充分な調査をしないまま埋め立ててしまったようで。遺体も全部発見されたわけじゃなかったのです。
だから、今でも遺体が見つかる事があると噂されていました。
その話を聞いたガンドゥは、また発作が起ってしまいました。
やはりソンジェの遺体と長い時間一緒に居たと言う事が、彼のトラウマとなっていて、所謂PTSDを引き起こしてしまうわけです。
ガンドゥもムンスも鬱々とした気分でした。
会いたいと思いました。
で、ムンスに電話したガンドゥ。素直に“会いたい”と言う言葉が出ました。
今どこ?・・・と言い合った時、何と二人はすぐ近くに来ていたのです。
何でもない散歩をし、屋台で饅頭を食べ、ムンスを送って行きました。
二人で並んで歩き、手をつなぐ、それだけで幸せだとガンドゥは思いました。
「簡単だな、幸せって。」
と、言いました。派手なイベントや贈り物がなくても、愛する人と一緒にいるということ、それだけで充分幸せなんだと、ガンドゥは初めて知ったのです。
ユテクはマリと友人のように付き合っていました。
チャンスがあったら、一歩踏み出したいとユテクは思っているようですが、マリは隙を見せません。
それどころか、ユテクがハルモニのことをけなしたら、激高し、喧嘩別れのようになってしまいました。
マリは、ユテクにとって癒しでした。
恋愛関係ではないけど、話を聞いてくれ、励ましてくれ、自分のことを一番理解してくれているわけです。ユテクはマリを失うことなんて考えられませんでした。
謝って・・・とマリに言われ、うなだれるユテク。
ユテクも可哀相な人間なのかもしれません。実力も無いのに、経営者としての成果を求められ続ける立場にいるわけで。妹のユジンの方が出来が良いのも分かってるし、周囲に嫌われているのも分かってる・・・。
なのに、プライドは高い。
マリはそんなユテクの全てを理解してくれていました。
結局、ユテクが折れるしかありませんでした。マリも懐の広い人ですから。
ジュウォンはユテクがあっさりガンドゥを復帰させ、追悼公園の計画変更も認めたことに驚きました。
ガンドゥは土地の事は話しませんでしたからね。ただ、チャンスが来たから、掴んだ・・・とだけ。
その理由が、ムンスだとはっきり言いました。
それ以外の理由はないと。
ジュウォンの様な立派な人間になることはできないけど、頑張ったら一人くらいは守れるかもしれない・・・と言いました。
ジュウォンのムンスへの気持ちに釘を刺す意味もあったかも。
ガンドゥは、追悼公園の計画の参考になるかもしれないと、ムンスに父の残したメモ帳を渡しました。
あの建物がどう作られ、どう壊れたかが分かるかもしれないから・・・と。
そして、後で会おう・・・と、言いました。今日の俺はカッコ良い予定だから・・・と、ちょっと照れながら。
ハルモニの土地の売却代金から借金を返済し、残りは貯金しておくことになっていました。
で、サンマンと一緒にスーツを買いました。靴やカバンも新調し、意気揚々と金融会社に赴き、現金で一括払いをしてみせたのです。
手のひらを返したように低姿勢になる金融会社のアジョッシたち。
お金の威力を改めて見せつけられた感じです。
ムンスは、突然ガンドゥがカッコ良いスーツ姿で帰って来たので、驚きました。
カッコ良いもんね、ホント
何かの記念日なの?・・・とムンス。
「社会適合者として生まれ変わった日かな?」
と、ガンドゥ。
祝ってくれる?・・・とムンスに近づくガンドゥ。
良い雰囲気になって、kiss・・・となる筈だったのに、ばっちりのタイミングでサンマンが来ちゃった
がっくりするガンドゥでした。
ワンジンからの電話で、ムンスは慌てて帰宅。
ワンジンは、アシスタントのシニョンとの関係で悩んでいました。
このところ、シニョンにときめく事が多くてね。
シニョンは自分をどう思っているのか、はたまた、アシスタントに手を出したらセクハラじゃないか・・・なんてね。
ムンスはとーっくに二人の事に気づいていました。良い関係だと思っていたので、そのままワンジンに話しました。
2人で、ムンス母のやってるサウナの湯船につかりながらの女子会ですね。
お湯を掛け合ったりしてふざけてる二人を、最初は嬉しそうに見ていたムンス母ですが、すぐに昔同じようにムンスとヨンスがふざけていた事を思い出しましてね。悲しみがまた一気に湧きあがって来たのです。
何年経っても、悲しみを忘れ去ることはできないのです。
ムンスは、ガンドゥが常用している薬をこっそり手に入れ、ジェヨンに渡しました。
悪い物なら教えてほしい・・・と言いました。
ガンドゥとムンスが次に訪問した遺族は、夫が亡くなり、妻と息子が残された家庭でした。
夫の遺体は見つからないままでした。
既に再婚しいていまして、息子は今の父親が実父だと思って成長してきたようです。だから、今更事実を告げる事はしたくない様子でした。
妻は、書類にサインする立場ではないと言いました。でも、他の親類とは全く連絡を取って無いらしく、この被害者に関しては、行き詰まってしまいそうです。
遺骨すらない状態では、死んだという感覚も無いようで。ただ、どこかに行ってしまった・・・という感じなんだと言いました。
記憶が無ければ、辛くも無いから・・・と。
でも、書類の元夫の写真を目にした時、幸せだった記憶が甦って来たのです。
涙が突然溢れて来ました。
ムンスは、遺族にはそれぞれの事情があって、受け止め方も考え方も違うということを、改めて感じました。
そしたら、ガンドゥはジェヨンが言うように、辛い思い出なんだから、この仕事は辛くはないのだろうか・・・と。
ムンス自身は、良く分からないというのが本音のようです。
だけど、ガンドゥは言いました。
「正解は無いさ。俺たちにできることをやるだけだ。」
帰りのバス停で、寒さに震えるムンスを見て、ガンドゥがコートを脱いで着せようとしました。
でも、嫌だと拒否したムンス。ガンドゥが寒くなるのが嫌だから・・・とね。
そしたら、ガンドゥはコートでムンスの身体ごと包み込んだのです。ガンドゥの懐にムンスを抱え込んだ、まぁ言わばカンガルー状態?
ムンスの小ささが際立つシーンです。可愛いったら
ムンス父の店にマリがユテクを連れて来ました。
特に他意は無く、ただ、安くて美味しいお店だからだったのでしょうが。
ムンス父は、二人の話から、ユテクが崩落事故の時謝罪していた人物だと思い出したのです。
全く悪びれた様子も無く、反省している様子も見えないユテクに、怒りがこみ上げて来たのです。
ククスを床に投げつけて激怒し、店から追い出しました。
父もまた、事故の記憶が薄れることは無いのです。
ムンスは、崩落事故の建物の図面を先輩社員から受け取りました。ガンドゥ父のメモ帳を見ていて、何か気になる事があったようです。
先輩社員は、何も問題は無かったぞ・・・と言いました。
そしたら、何故設計者は死んだの?・・・とムンス。
「謝罪だけを残して死ぬなんて、無責任だわ。」
と、ムンス。
その言葉をジュウォンが聞きました。
いくらムンスの言葉でも、事情を知らずに父を責めるのは、ジュウォンには許せませんでした。ムンス父の態度が引き金になったかもしれないのに・・・ですね。
ムンスが風邪をひいて仕事を休みました。
ガンドゥはすぐに連絡を入れました。
アイスクリームが欲しいと言うムンス。買って届けようとしたのですが、ムンス母の表情を思い出し、正面から訪ねる勇気が出ないガンドゥ。
配管をよじ登って、ムンスの部屋まで行きましたよ。
窓から現れたガンドゥに驚いたムンス。
落ちそうになったのを、必死に引っ張りこみました。
ムンス母にばれそうになったりして、ひやひやもんでしたが
酔っ払っちゃったムンスがしたkissを除くと、その時がファーストkissとなりました
にやにやしながら見ちゃいましたよ、あたくし
おかげで、ムンスは治りましたが、風邪菌は全てガンドゥに移っちゃったようです。
すっかりな二人なんですが、とうとうムンス母が娘の勤務先を知っちゃった。
かなりのショックのようです。
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