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ユ・ジョンソクの犯罪。それは偶発的な要素が大きかったかもしれません。
チョ・ソンギに会い、心からの謝罪を受けていたら、あんなに激高しなかったでしょう。
まぁ、殴る程度はしたかもしれませんが・・・。
しかし、チョ・ソンギはこの期に及んでも、しらを切り通そうとし、それが通用しないと見ると、一転、被害者を貶めるような事を口にしたのです。勿論、嘘に決まってますが。
で、激高して我を忘れたユ・ジョンソクが石で殴りつけて殺してしまったと言うわけです。
犯行後、我に返ったユ・ジョンソクは、チョ・ソンギの遺体を教会のワゴン車に乗せました。
その時気づいたのです。
向かいに止めてある車に車載カメラがついているのに。
どうしようかと躊躇しているところに、騒ぎを聞きつけてチャン刑事がやって来てしまいました。
あれ?チャン刑事は、何故そこにいたんでしたっけ
まぁ、とにかく、刑事の勘でユ・ジョンソクの動揺を見て取ったチャン刑事は、車を調べさせてくれと言いました。
ユ・ジョンソクは、素直に応じると見せかけ、隙をついてチャン刑事も殺してしまったのです。
そして、その様子も、車載カメラに写っていたのです。
チャン刑事を探すナム刑事の声が聞こえ、ユ・ジョンソクは慌ててその場を去ったのです。
ペク記者は、チン記者に言いました。
警察より先に事件を明かし、ユ・ジョンソクのコメントが取れないならば、先に記事を出すべきだと言いました。それが社会部の生き残る道だと。
そして、万が一チン記者を本社に呼ばなかったら、ユ・ジョンソクは今まで通りこの先も部長でいられただろう・・・とも。
チン記者がユ・ジョンソクに引導を渡したと言う事ですね。
カン刑事たち2チームは、ユ・ジョンソクの私物を捜索してはみたものの、これと言った成果を上げられませんでした。
状況証拠しかなかったのです。
ユ・ジョンソクのPCのファイルには、チョ・ソンギとナム刑事に関するものしかありませんでした。チャン刑事との繋がりは一切見つかりませんでした。
だから、この時点では、チョ・ソンギ殺害に関する確証しか得られなかったのです。
ナム刑事が何か重要な手掛かりを持っているに違いないと見た2チームは、ナム刑事の行方を追いました。
なかなか掴めない時、ジヒョクが思い出しました。
最近ナム刑事と会ったのは、ウネだと。
ウネの証言で、車を特定し、追い始めました。
ジョンテは、ナム刑事までもが自分との関りを断とうとしている事に腹が立ちました。
それどころか、殺人教唆で捕まる方が無難だとまで言われてしまい、激怒。
ナム刑事を拉致し、殺してしまおうとしたのです。
この時、ナム刑事が命乞いに出して来たのが、ユ・ジョンソクの犯行の瞬間が映った車載カメラの映像でした。
映像を見て、ジョンテはほくそ笑みました。
ユ・ジョンソクが会社に現れました。
仕事に関して引継ぎを済ませようとしたようです。
そして、社員証を置いて出て行きました。
ペク記者が、記事の事を聞こうとすると、自分の記事はここから第一報が出ると言いました。だから、待っててくれと。
記者としてのプライドですね。
なぜそこまでしなくてはいけなかったのですか?と追いかけたチン記者が聞きました。
「僕は20年以上あいつを探し続けた。謝罪さえすれば我慢するつもりだったが謝罪しなかったから殺した。チャン刑事も僕が殺した。これが真実だ。」
チン記者、あまりの衝撃に言葉も出ませんでした。
チン記者とユン捜査官は、良き友人関係になっていました。
職業は違えど、似たもの同士というところでしょうか。
だから、お互い悩みや苦しみを吐き出すことが出来たのです。
チン記者はユ・ジョンソクから聞いた事をユン捜査官に話しました。まだ警察には話してないと。
自分が余計な事をしなかったら、ユ・ジョンソクは変わらず記者でいられたと言う事実が、チン記者を苦しめていました。
ユン捜査官は裁判で偽証したことを話しました。そして、もう一度同じ状況になっても、同じことをするだろうと言いました。そういう女だから・・・と。
「あなたも同じよ。自分のために選択したのよ。あなたもそういう女だから。」
チン記者、納得しました。
でも、やはり泣けて来ました。ユ・ジョンソクに済まないという思いが彼女を苛んでいました。
1チームが窃盗容疑で一人の男を連行して来ました。
前科も多く、殺人容疑で取り調べられた過去もある事が判明。
その男パク・チュンソンを見て、ジヒョクが固まりました。
涙がこみ上げて来て、吐き気まで・・・。
パク・チュンソンこそが、ジヒョク父殺害の容疑者だったのです。幼いジヒョクは、取調室の彼を見ても、思い出せませんでした。あまりの衝撃で、記憶が混乱していたのでしょう。
刑事は、彼こそが最有力容疑者だと考えていたようです。で、ジヒョクの証言さえあれば、逮捕出来たのですが、結局、無罪となってしまったのです。
取調室での姿は覚えていましたが、やはり犯人の顔は思い出せなかったようですね、ジヒョクは。
ナム刑事がようやく捕まりました。
往生際が悪く、最後まで逃走を図り、挙句の果てにシム刑事の銃を奪い、羽交い絞めにし、シム刑事に銃を突きつけました。
すると、ジヒョクが銃を向けました。
警告をしました。
その表情を見て、ナム刑事はシム刑事を放しました。このままだと、本当に撃たれると感じたのでしょう。ジヒョクは犯人逮捕のためなら、躊躇なく撃つと。
カン刑事も、それを感じていました。
ジヒョクに危ういものを感じたのです。
ナム刑事は、証拠隠滅と捏造を認めました。
そして、ユ・ジョンソクがチョ・ソンギを殺し、目撃したチャン刑事も殺したと供述したのです。
確信を持ってる理由は何だとカン刑事が聞いても、ナム刑事は答えませんでした。
「どうせ証拠は見つからない。方法はただ一つ。ユ・ジョンソクの記者としての良心に訴えることだ。」
と、だけ。
まぁね、証拠の映像はジョンテのところに行っちゃってるからねぇ。
原本は持ってるんじゃないのと思うんだけど。
ユ・ジョンソクに関しては、ジョンテに手を打たせようとしてるのかしら?自分がするんじゃなくて。
どーして映像があると言ってしまえば、早いと思うんですけど・・・。
ジョンテは、その映像をユ・ジョンソクに突きつけていました。
これでユ・ジョンソクは自分の採るべき道を決めたようです。
「少し待っていただければ、大きな贈り物を差し上げます。」
と、言いました。
その後、兄ユ法務長官を呼び出しました。
ユ法務長官は、弟の罪を薄々気づいていました。何とか事を収めようと、キム元地検長と交渉していました。
第2審で無罪を勝ち取ったキム元地検長を復帰させる代わりに、ジョンソクを救おうと考えたのです。
そんな時、当のジョンソクから呼び出しがありました。
ジョンソクは、昔馴染みの店で飲んでいました。ユ法務長官にはノー天気に見えました。
しかし、ジョンソクは、兄に、大丈夫だと笑顔で言いました。
何もするなと、自分が解決すると。
明るい笑顔に、ユ法務長官も騙されました。
検事は、ユ・ジョンソクの逮捕状を出してくれませんでした。
2チームの面々は予想してはいたものの、がっくり。
そこに、チン記者から連絡が入ったのです、ジヒョクに。
ユ・ジョンソクがはっきりとチョ・ソンギとチャン刑事の殺害を打ち明けたと。
チン記者は、ユン捜査官から言われていました。
早めに強力班に報告しておいた方が良いと。証拠隠滅の恐れもあるからと。
それでも躊躇する気持ちが無いわけじゃありません。だったら、今、酔いが醒めないうちに、報告しておいた方が良いと思ったのです。
ユ・ジョンソクは自ら署に赴くつもりでした。召喚状を受け、指示に従うつもりだったのです。
丁度警察署に到着した時、警察からの電話が入りました。
ユ・ジョンソクは、決して警察に逆らうつもりじゃなかったと思います。でも、ジヒョクが
「質問の前に言いたいことは?犯行を認めたと聞きました。」
と言うと、俄然記者としての自負心が沸き上がってきたんじゃないでしょうか。そうやって証拠を確保する事無く自白を強要するのは、刑事として職務怠慢になるのでは?と思ったのです。
なるほどね・・・と、思わずうなずいてしまった私です。
ジヒョクは、手を変えました。ナム刑事の言ったように、記者としての良心に訴えようとしたのです。
「記者は隠れた真実を暴く職業ですよね。その日、チョ・ソンギと何があったのか、チャン刑事と何があったのか、真実を明かしてください。その日の真実を隠すなら、記者として職務怠慢では?」
ジヒョク、本当に負けず嫌いです。そして頭がまわります。
「記者が全ての真実は暴けませんが、記事で嘘をついたことは無いと自負しています。明日の朝、僕の記事を掲載します。」
何故そんなことを?とカン刑事が聞きました。
「人として恥ずかしい事をして来ましたが、記者として恥ずべきことをしたくありません。」
逮捕令状を申請して待っていてもいいでしょうか?とカン刑事。
「お二人の見つけられる場所にいるつもりです。」
ユ・ジョンソクは、チン記者を呼び出しました。
チン記者に、イ・デチョル事件の事実を記事にするよう指示しました。
そして自分はチョ・ソンギとチャン刑事を殺した事実を記事にすると言いました。
理由を聞かれ、
「わが社は真実だけを報道すると言う事だ。」
と、ユ・ジョンソクは答えました。
ご苦労様・・・とユ・ジョンソクは記事を書き終えたチン記者に言いました。
ユ・ジョンソクの記事を読んだチン記者は不安になりました。まるで遺書のように思えたからです。
「ある先輩に頼まれたことがある。“俺が死んだら絶対に他殺だ。取材してくれ”と。僕は今日君にそれを頼むよ。自殺するほど無責任じゃないということだ。」
帰ろうとしたチン記者にユ・ジョンソクが言いました。
面接で自分の様な記者になりたいと言ってくれたが、すまない、君を失望させてしまった・・・と。
「私が記者を続ける間は、今日の部長の姿を忘れないわ。」
チン記者はそう言いました。
ユ・ジョンソクは満足そうに嬉しそうに微笑みました。
しかし、チン記者が生きているユ・ジョンソクと会ったのは、それが最期となったのです。
翌朝の新聞は、この記事がトップを占めていました。
これまでの苦労が報われた感のカン刑事たちです。
しかし、ジョンテは最悪の気分でした。
どういうことだとユ・ジョンソクに言いました。
ユ・ジョンソクは、言葉巧みにジョンテを呼び出しました。
正直な話、この時のユ・ジョンソクの説明、私には???でした。そう言う事になるか?と疑問符がたくさん。ま、いーんです。ジョンテは理解して、ジョンソクの誘いに乗ったわけですから。
ユ・ジョンソクは、ジョンテと会う前に、チン記者に連絡をしました。
ジョンテと会う事になっているが、不吉な予感がするから、警察に連絡しておいてくれ・・・と。
イ・デチョルを死なせたのは、僕とジョンテだとユ・ジョンソクは言いました。それを認めさせるのが最後の仕事だと。
ジョンテが到着すると、ユ・ジョンソクはつかみかかりました。
首を絞め挙げました。
ジョンテは必死に抵抗し、突飛ばしました。
そして立ち上がった時、ユ・ジョンソクの姿は橋の下でした。
呆然と見下ろすジョンテ。
そこに、警察が到着したのです。
この状況で自分が何を言おうと信じてはもらえない事は、ジョンテはよくわかっていました。
素直に手錠をかけられたのです。