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テイの姿を見て、一瞬で事態を理解したソニョン。
そして、テイもまた、幼い頃、ソニョンと一緒に写った自分の写真を見て、記憶の欠片が蘇っていました。
テイは、実父の事件の後、しばらくソニョンと一緒にこの家で住んでいたことがあったのです。
ソニョンは、テイが自分を母親だと勘違いしている事を敢えて正しませんでした。
お腹の中の子と3人の穏やかな生活がしばらく続きました。
ソニョンは、すぐにテイの天才的な頭脳に気が付きました。医者に教えてもらったと、難しい数式をすらすらと解いていたのです。
ノートを見たソニョンは驚きました。
数式の後に描かれていたのは、紛れもない“予言書”の一ページの絵でした。
そして、予言書のラストのページに描かれていた絵も・・・。
父が殺される直前、破り取って自分に持たせてくれた最後のページを、テイはちゃんと持っていたのです。
『彼女は禁じられた時の扉を開き異世界を見てしまった。そして彼女が罰を課せられる』
と、書かれていました。
ソニョンは最後のページを燃やしてしまおうと思いました。
でも・・・結局は燃やせませんでした。
ソニョンは、テイを施設に預けることを決心しました。自分の傍にいては危険だと思ったのでしょう。
そして、シスターにテイを託したのです。
ジンギョムが部屋の外から声をかけました。
ソニョンはテイを残し、部屋を出て、電話をしていたと誤魔化しました。
でもねぇ・・・ばれないのが不自然ですよね。あのドア、ガラスじゃん。ドアの前に立てば姿が透けて見えるし、防音効果もほぼ無いと思われます。誤魔化される方がオカシイと思いましたよ、あたしゃ。
ジンギョムは、十分怪しんでましたね。
で、ドアを開けてテイを見たのです。
その瞬間、ジンギョムは鼻血を出してその場に倒れ込んでしまいました。
体には赤い発疹が出ていました。タイムトラベラーから感染すると言うやつですね。
丁度その時、現代のジンギョムも、意識を取り戻していました。
道の真ん中に倒れていました。2010年でした。
テイと同じ次元にいたのね。
でも、次の瞬間、このジンギョムも鼻血を出して倒れてしまったのです。
ソニョンに救急病院から連絡が入りました。
担ぎ込まれたと言う連絡です。身分証ではまだ19歳のはずなのに・・・と警官は首をひねってました。
ソニョンは、テイに、ジンギョムと一緒に早く帰ってほしいと言いました。
自分の死をジンギョムは止めることは出来ないからと。諦めない限り、ジンギョムが危険になるからと。
病院には、テイが行きました。
しかし、その時、既にジンギョムは病院から姿を消していたのです。
ジンギョムは自宅に行っていました。
そこで、自分が寝ているのを見ました。
ソニョンは、ジンギョムを外に連れ出し、帰れと言いました。
「私を助けても何も変わらない。変わるのは、あなたとあなたの世界よ。」
僕はいつも考えていた、あの日に戻って母さんを助けたいと・・・とジンギョム。
しかし、ソニョンは帰れと言うだけでした。私の息子は今家にいる・・・と。
その“息子ジンギョム”が意識を取り戻しました。その時、電話がかかって来たのです。
テイでした。
この世界では自分の携帯は通じないと分かっているので、警官の携帯を借りてソニョンの番号にかけたみたいです。
声を聞いて、一瞬、躊躇したテイ。
刑事のジンギョムか高校生のジンギョムか判断出来なかったからです。
意を決して聞きました、起きた?と。
母さん?と言った高校生ジンギョム。
しかし、怪しんでいました。すぐに自殺した友達の話をしました。試したのです。
テイ、引っ掛かってしまいました。
「誰だお前。」
冷たく高校生ジンギョムが言いました。
彼は見ていたのです。さっき帰宅した時、母とそっくりだけど別人が家にいたことを。
「顔だけじゃなく声もそっくりなんだな。」
怖い~っ高校生ジンギョムの目が怖い~っ
テイは高校生ジンギョムに訳の分からない違和感を感じていました。
いくら10年前だとは言え、今現在の自分が知っている刑事ジンギョムとは別人のようだからです。
ソニョンの様子も変だと感じていました。
自分たちが来たせいで、何らかの変化が起こったのか、或いは、別の次元に来てしまったのかもしれないと思いました。
それでもかまわないとジンギョムは思いました。
何としてもソク所長を捕まえ、母の死を防ごうと思ったのです。
高校生ジンギョムは突然の幻聴に襲われていました。
名前を呼ぶ声も聞こえるし、何らかを指示する声も聞こえるようです。
学校に行った高校生ジンギョム。
屋上には、自殺した生徒のために沢山の花束が置かれていました。
丁度ドヨンもいました。
ドヨンは、自殺した生徒が何か言っていたかと高校生ジンギョムに聞きました。
「助けてと言ってた。」
どういう意味?とドヨン。
なんと高校生ジンギョム、本当は女子生徒を突き落としていたんです
「お前は言わないのか?助けてって。」
と、薄い笑いを浮かべて高校生ジンギョムが言いました。
やっぱり怖い~っ 刑事ジンギョムの10年前の姿じゃない
その日、ドヨンが襲われました。
第一発見者はテイ。
傍に高校生ジンギョムの携帯が落ちていました。
テイには分からなくても、ジンギョムには分かりました。それが自分が使っていた携帯だと。
この時代のソク所長が殺されました。
2020年まで生きている筈なのに・・・。
予言書のせいで殺されたと刑事ジンギョムは考えました。
で、ソク所長の研究室をテイと共に調べることに。
テイ・・・ソニョンはソク所長の元で研究をしていたと思われるので、ソニョンに成りすませば、ソク所長の部屋に入るのも容易いと思われました。
隠し部屋を発見しました。
ソニョンはそこで研究を続けていたようです。
そして、予言書も発見したのです。
『時の扉を開けて生まれた子は、いずれ時をつかさどる。しかしそれは悲しむべきことだ。時を統べると言うことは苦痛を伴う報いを受け、耐えがたい喪失感を味わうということだ~』
その後のページが破られていました。
テイは思い出しました。
自分がそのページを読んで、文章の意味は分からなかったのですが、描かれていた絵を描きとったということを。
思い出せるところだけを書き出しました。
『時の扉を開いた人は代償に彼女は息子の手にかけられる』
当時は分からなかった意味が、今、テイには分かる気がしました。
時の扉を開いた人=ソニョンだと。
つまり、ソニョンはジンギョムの手にかかって死ぬ・・・そう予言しているのです。
ソニョンは、それを予感していました。いえ、覚悟・・・ですかね。
高校生ジンギョムは、息子なのに恐怖を感じさせる相手でもあるようです。
間違いではと、刑事ジンギョムはテイに食って掛かりました。
「あなたじゃなく、ここにいるジンギョムが犯人かもしれない。」
と、テイが言いました。
それも僕だと、ジンギョム。
10年前、ジンギョムは母ソニョンを探していたし、殺していません。犯人が変わるわけが無いと思いました。
その瞬間、刑事ジンギョムにも幻聴が
強烈な頭痛と激しい幻聴に、パニックになったジンギョム。
体に、例の赤い発疹まで
倒れたジンギョムをホテルに担ぎ込んだテイ。ソニョンを呼びました。
幻聴の話をすると、ソニョンが言いました。
「幻聴じゃないわ。他の次元の音よ。」
ジンギョムはタイムトラベルをしてはならないんだそうです。する度に異常が起こるから。
テイは預言書の最後のページを思い出したとソニョンに言いました。
息子と言うのがジンギョムじゃないかと、聞きました。
だから、タイムトラベルを阻止し、ジンギョムを守ろうとしたのでは?と。
それでもソニョンは、認めません。
阻止する方法は?とテイが聞きました。
「止められないわ。方法があったら、既に阻止してるわ。」
と、ソニョン。
意を決したようにソニョンが言いました。
予言書を発見したのは、テイの実母だと。
「お母さんもタイムトラベラーだったの。」
なんとまぁ
ソニョンはテイに話して聞かせました。
「私はあなたぐらいの年でタイムトラベルに成功した。その時、噂が流れたの。タイムトラベルの終末に関する噂よ。」
信じられなかったけど、テイ母が予言書を見つけ、逃走した・・・とソニョン。
テイ母が逃げた先は、1986年。
そこで、テイの実父と出会い結婚。テイを出産したのです。しかし、出産中に亡くなってしまいました。
チョン・ドンシク博士は遺品の中から予言書を発見しました。
そして、居場所を掴んだアリスの指示でミンヒョクとソニョンが1992年に向かったのです。
ソニョンには両親がいません。タイムトラベルを作ったのも、過去に戻って両親に会いたかったからでした。
父親の顔しか知らなかったソニョン。
なんと、1992年で父親に会う事になったのです。
チョン・ドンシク博士が父親だったーっ
ええーっ
と言う事は、パニックになって泣き叫んでいた女の子が・・・テイが、ソニョンだってこと
え~っ
目の前にいるテイと、ソニョンは同一人物ってこと
えーっ理解できない
1987年くらいに生まれたテイは2020年に大学教授で、2050年でソニョンのこの若さ・・・ ジンギョムを出産・・・
次元が違うパラレルワールドだと考えれば良いの
大混乱の頭を鎮めるため、ちょいとこの問題は置いておきます。
ま、とにかく、ソニョンはテイが自分だと知り、預かったというわけでした。
しかし、予言書の最後のページで息子に殺されるかもしれないと知ったソニョンは、テイだけは救おうと、施設に預けたのですが、時の扉を開いた代償を払う人物は、自分だけじゃないとソニョンは言うのです。
テイもってこと
そーだよね。
テイの亡き実母もタイムトラベラーですから。
でも・・・ジンギョムのように母親の胎内でワームホールを通ったわけじゃないし・・・。
う~ん難解だ。
「元の世界に戻ったら、ジンギョムとは離れなさい。」
と、ソニョンはテイに言いました。
ソニョンは意識が戻った刑事ジンギョムに手料理を振舞いました。
ジンギョムは涙を流しながら食べました。
そして、言いました。ここの自分が本当に犯人なのか、確かめる・・・と。予言書は間違ってると。
心配しなくていいとソニョンは言いました。
でも、そんなこと出来る筈ありませんよね、ジンギョムには。
犯人を捕まえると言う一心で刑事になり、今日まで生きて来たのですから。
先天性の失感情症の自分のために寂しい思いをさせたまま死んでしまった母への感謝と償いの気持ちに、ジンギョムは苛まれて来たのです。
私はあなたのお陰で毎日幸せだったわ・・・と、ソニョン。
「私がいなくても立派な大人になったわね。」
そう言いながら、ソニョンはジンギョムの手を撫でました。
高校生ジンギョムの前にソク所長が現れました。タイムトラベラーですね。
“先生”とジンギョムを呼びました。
刑事ジンギョムは、高校生の自分を尾行しました。その日は、ソニョンの誕生日・・・つまり命日です。
その様子をソク所長が見ているのに気が付いた刑事ジンギョムは、すぐに後を追いました。
でも、これって、ジンギョムを引きつけておく作戦なんじゃない
テイは、ソニョンがタイムトラベルを阻止する方法を見つけたのでは?と思いました。
ソク所長が2010年に自分を研究所に勧誘したのは、ソニョンの助言があったためではないかと察したのです。
問い詰めようとするテイを、ソニョンは倉庫に引っ張って行きました。ジンギョムに聞かれないためです。
っていうか、あんな大声で話したら、聞こえないわけないじゃない。テイ、もう少し考えて行動してよと言いたい。
ソニョンは、方法を見つけたと言いました。でも重要なミスに気づき、中断したと。
「阻止すればリセットされる。全てのタイムトラベラーも消えてしまう。」
それじゃダメ・・・とソニョンは言い、テイを倉庫に閉じ込めました。
その直後、ソニョンの悲鳴が
刑事ジンギョムが駆け付けた時、既に、ソニョンは血まみれで横たわっていました。
泣きながら抱きしめるジンギョムの前に、高校生のジンギョムが。
手は血まみれでした。
「本当にお前が?お前がやったのか」
刑事ジンギョムが高校生の自分の首を絞めました
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