TBSチャンネルで放送中の「DOCUーSERIES」。
「BRING THE SOUL:DOCUMENTARY SERIES」と「BREAK THE SILENCE:DOCUMENTARY SERIES」があります。
そのどちらにも、それぞれの映画では見られなかった舞台裏やインタビューなどが含まれています。
勿論、BTSは、常々、様々な方法で考えやその時々の思いを表現してくれています。
思いの一端でも知ることが出来るのは、ファンとしてとてもありがたいし、嬉しい事です。
で、当然のように、録画ダビングし、保存版としているあたくしです。
昨晩の「BREAK THE SILENCE~」を、チェックしてて、思わず泣きそうになってしまった個所がありました。
昨晩は副題が『NOW AND TOMORROW』。
2019年のウェンブリースタジアムでの公演中心の内容でした。
全員で食事をしながら、いつものようにいろんな話を始める7人。
SUGAが、心残りは無いと思う、やりたいことは出来たし・・・と言うと、僕はまだ満足できてない・・・とジョングク。
うん、分かる、マンネだったらそう言うよね・・・と頷いた私
「もし自分の体に限界が来て、この仕事が出来なくなっても、前にRMが言ったように、後悔なく生きたなと思える筈」
と、JIN。
頷きながら、全力で頑張ってるからな・・・と、SUGA。
「いつか僕たちが皆で話し合ったうえで活動を終える時が来たとしても、僕も後悔はしないと思う。SUGAが言ったように、墜落ではなく着陸だと思えば何の後悔も無い。」
と、j-hope。
いつかはそんな時が訪れるだろうね・・・とジョングク。
いつかは、そうなる時が必ず来るから・・・とジミン。そして続けました。
「僕はまだ考えたくない。それを受け入れられるかはまだ分からない。仕方なく手放さなきゃいけないこともある。例えば僕たちの体が限界に達して手放さざるを得ない状況を受け入れられるのかな。」
現実を受け止める心の準備は必要だよね・・・とSUGA。
JINが言いました。
「先輩に聞いたら、落ちて行くのを認めるのが一番つらいって。」
僕たちはまだ経験したことがない・・・とジョングク。
このジョングクの短い言葉の中に、そんな時が来ると言う事を今考えたくないと、頑なに思おうとする気持ちが含まれているように感じました。未来に待っている現実だと十分過ぎるほどに分かっているけど、今はまだ違うじゃん・・・と言いたい気持ちが含まれていると。
ジョングクの少年のような純粋さ、一途さ、若さ等々が詰まった言葉、そして声色でした。
前にしたインタビュー覚えてる?とRM。
「“人生の美しい瞬間というのはいずれ終わるけど、その時何を感じるのかな?”って。いつか受け入れないといけない時が来る。自ら身を引くこともあるかもしれないし、やむを得ずそうするしかない場合もある。その時のために準備をすると言うよりは、いつかはその時が来るから、今、一生懸命やればいい。その時のために今から準備するんじゃなくて、今出来る事に最善を尽くすべきだ。それが一番だと思う。」
RMの言葉を聞いている時の、ジョングクの少し不安げな表情が、物凄く切なかったです、私。
でも、聞いているうちに、ジョングクの表情からは不安が消えていったように思えました。
「その通りだと思う。」
と、最後にきっぱりと言いましたから。
不安な気持ちがRMの言葉によって吹っ切れ、また前を向いて自信を持って歩けばいいんだと思えたのでしょうね。
「そうだよね。来年のことさえどうなるか分からないから。」
とジミンが言いましたが、今、まさにこのコロナ禍ですからね
「BTSは、皆で作り上げた虹の様な物だと思います。いつかは消えるものだから、謙虚でいるべきです。常にそう考えるべきだと思っています。」
と、RM。
このシーンで、単なる一ファンである私にも、彼らの切羽詰まりそうな気持が伝わってきて、泣けそうになりました。
改めて、彼らの今の姿が永遠じゃないと言う事に気が付かされました。
こういう思いを抱えての、手を抜く事の無い彼らのパフォーマンスなんだ・・・と思うと、更に泣けて来そうでした。
それにしても、RMの表現力、思考力、そして説得力には驚かされます。
これが万人の考え方じゃないとは分かっています。
それでも、私には、刺激になりますし、考えさせられます。