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三度目の母の死でした。
また阻止できなかったと言う後悔がジンギョムを襲いました。
そこに、高校生の自分が手を血まみれにして現れたのです。
信じたくない現実を突きつけられ、パニックになるのも当たり前です。
半狂乱の状態で高校生の自分の首を掴みました。が、高校生ジンギョムは薄ら笑いを浮かべたままです。
テイは、倉庫で、昔の写真を見つけました。
遊園地で撮ったもので、幼い自分とジンギョムが写っていました。・・・あれだね、ここで出て来ました。
そして、焼いたとソニョンが言った予言書の最後のページも。
『彼女は禁じられた時の扉を開き異世界を見てしまった。そして彼女は罰を課せられる。愛する息子を手にかけ扉を閉ざさねばならないが、時の扉を開いた代償に彼女は息子の手にかけられる。息子は万物の破壊者となり時の上に君臨する』
『破壊者の息子は、彼女が作った創造物によって命を落とす。止まっていた時は再び流れるだろう』
ソニョンがジンギョムを殺さなければ、ソニョンが殺されることになり、そうなると、ジンギョムは時の暴君となってしまう・・・そう言う事ですか。
だから、ソク所長が『先生』と呼び、頭を下げたのですか・・・。
でも、ジンギョム自身も、ソニョンが作った物によって、命を落とすの
突然、テイの前に真っ黒なレインコートのような服を着た人物が現れました。頭からフードをすっぽりかぶってて顔が見えません。昼間、高校の屋上から降りてくるのとドヨンがすれ違った人物です。
まるで、「Wー二つの世界ー」に出て来た正体不明の殺人犯みたいです。
その人物はテイに手を差し出しました。予言書のページを渡せということですね。
テイは自分のポケットにページを押し込みました。
すると、人物がテイの首を絞めたーっ
テイの悲鳴を聞いたジンギョムが手を離し、倉庫に駆け付けました。
テイが倒れていました。
抱き起したジンギョムをコートの人物が刺したーっ
・・・ってとこで、ドヨンがうたた寝から目を覚ましたんだけど。これって、全て夢
2020年では、車が事故の直後爆発を起こしたわけですが。その現場から、ジンギョムとテイの姿が消えちゃってましてね。・・・当たり前ですが。
随分時間が経ってるというのに、まだ行方不明のままとなっているのです。
テイ父は、激怒して警察署に乗り込んで来ましたよ。捜査はどうなってるんだとね。
でも、胸倉を掴まれたキム刑事も、どうしようもありません。
ところがですよ。
両親と妹が帰宅したら、そこにテイがいたのです
テイの両手には血が。ジンギョムの血だとテイは言いました。
ドヨンは、ジンギョムの家にいました。
死ぬほど心配していました。じっとしてはいられず、家の掃除を始めたのですが、そこに、突然ジンギョムが
それも、腹部には剣が刺さったままの状態で
ドヨンの夢じゃなかったのね。実際に起きた事だったんです。
ジンギョムの傷は、思ったより浅く、意識もすぐに戻りました。
テイも一緒に戻れたことを知ると、ほっとした表情になりました。
テイは、戻れたのはジンギョムのお陰だと言いました。
「予言書に出て来た“時の扉を開けて生まれ時をつかさどる子供”は、あなたです。」
だから、タイムトラベラーに狙われ、ソニョンは最後のページを隠したんだと言いました。
テイはポケットに入っていた最後のページをジンギョムに見せました。
ジンギョムは、今回、母ソニョンは自分が刺されたのと同じ剣で刺殺されていたと言いました。
でも、銃で撃たれて死んだんですよ、10年前は。
この違いが何を意味するのか・・・。
別の次元だったのかもしれないけど、ソニョンは同じ時刻に同じ場所で殺されたことに変わりはありません。
ジンギョムが刺されたことを、ミンヒョクは知っていました。
ジンギョムとテイが行った次元がどこなのか、まだ調べはついていません。
オ管制室長は、軟禁されていました。
ミンヒョクは、オ管制室長がテイを連れ出した理由を知ろうとしています。殺すつもりではなかったと思われますから。
でも、キ本部長はミンヒョクへの想いゆえだと言いました。
テイは正体不明の人物に首を絞められた時、咄嗟に相手の手首をひっかいていました。
で、爪に残ったDNAを鑑定に出しました。
ジンギョムは勝手に退院してきました。じっとしてはいられなかったのでしょう。
例の凶器の剣を骨董店で調べると、一軒の店で、情報を得ることが出来ました。
10年前に競売で手に入れた物で、10日ほど前に売ったと店主は言いました。
そして、この剣は一点物だと。
帰宅したジンギョムをミンヒョクが待っていました。
心配なのです。力になりたいと言いました。
剣についても調べるとミンヒョクは言いましたが、ジンギョムは渡しませんでした。
ジンギョム、ミンヒョクが父親だと気付いています。・・・えいつ知ったんだっけ
だからと言って、ミンヒョクを受け入れる気は全く無いジンギョムでした。
テイの前にミンヒョクが現れました。
話があると、テイがソニョンのお墓にメモを残しておいたのです。
ミンヒョクを見た瞬間、これまでには無かった感覚がテイに起こりました。
ソニョンの記憶がテイの脳裏に浮かんだのです。
テイは、ミンヒョクに聞きました。ソニョンと最後に会ったのはいつかと。
1992年が最後です・・・とミンヒョク。
そう聞いた理由は、2010年のソニョンが苦しんでいたことを知ったからです。予言書とタイムトラベルのこと、そして息子のことで。
誰にも相談できないソニョンが、唯一相談できる相手は、ミンヒョクしかいないと思ったのです。
でも、ミンヒョクはソニョンの悩みについて、何も知りませんでした。
そんな話の途中でも、何度もソニョンの記憶が蘇り、戸惑うテイ。
ミンヒョクは、その様子に思い当たることがありました。
別次元の自分に会うと、互いの記憶が絡んでしまうことがあるんだそうです。
ふと思いついたようにテイが聞きました。
同じ現象がジンギョムにも起こるのかと。高校生の自分に会ってますからね。
ジンギョムにも同じ現象が起こっていました。
幻聴が聞こえ、何かに支配されたかのようになるジンギョム。
本来の意識は無くなり、無意識のうちに幻聴によって凶暴化しちゃってます。
丁度やって来たキム刑事に突然斬りかかりましたよ
相手が腕自慢のキム刑事だったのと、一緒にいたドヨンの自分を呼ぶ大声で我に返り、悲惨な事件には至りませんでした。
ドヨンは不安でした。初めてジンギョムに恐怖を感じたのです。
ドヨンはすぐにテイに報告に行きました。
タイムトラベル中に何かあったとしか思えません。
テイは、ドヨンにも予言書の最後のページを見せました。
「古書では、時間を万物の破壊者と表現されます。人は時が経てば死んでしまうし、硬い石でも砂になるから。古代文明で時間は絶対者の象徴です。時間は目に見えないけど創造し進化させるので。」
と、ドヨンが言いました。
テイは、ジンギョムを訪ねて行きました。
が、留守なので、電話をしたのですが、出たのは、高校生ジンギョム
確かに刑事ジンギョムにかけた筈なのに。
ええーっこの時代にいるの
一気にテイは恐怖がこみ上げて来ました。
刑事ジンギョムの姿を見ても、イマイチ信用出来ません。
なんか、目つきが刑事ジンギョムじゃない気がする~っ
テイは、ジンギョムの歯ブラシをこっそり持ち出しました。以前、自分の爪から採ったDNAと照合するつもりなんでしょうね。
テイが最後のページを持ってることが、キ本部長に知られちゃった
ソク所長にも報告されましたよ。
危険だわ。
テイはドヨンにパラレルワールドの存在について話をしました。
自分とジンギョムが経験したことです。
「時間と次元が繋がる事で、同じ人が同じ空間に共存できるんです。別の次元のジンギョムがお母さまを殺したのかもしれない。」
でも、ドヨンには、どの次元のジンギョムでも母親を殺したなんて、信じられません。あり得ないと思いました。
テイは、ジンギョムが別次元のジンギョムの影響を受けて異常行動を起こすだろうと言いました。自分がソニョンの記憶の影響を受けたように。
「高校生のジンギョムが危険な人物だったら、影響を受けて変わってしまうかも。既に変わってる可能性もある。」
テイのその言葉を聞いて、ドヨンは先日のキム刑事を殺そうとしたジンギョムを思い出しました。
「タイムトラベルを止める方法を探しだすために協力して。」
テイが言いました。
ドヨンと話をしていて、テイは気づきました。
ソニョンがタイムトラベルを阻止する方法を思いついたにも関わらず、断念した理由に。
タイムトラベルを止めたら、全てリセットされるとソニョンは言いました。と言う事は、1992年に来た時、既に妊娠していたソニョンは、リセットされたら自分だけじゃなく、お腹の子も消えてしまう事に気づいたので、断念したんだと。
ソニョンの人生はジンギョムのためだけにあったわけです。ジンギョムを消してしまうわけには行かないと思ったのだと。
鑑定結果が出ました。
テイの爪に残ったDNAと、歯ブラシのDNAは完全に一致。同一人物だと分かりました。ジンギョム
骨董店近くの防犯カメラの映像から、例の剣を購入した人物が判明。
ジンギョムは一人で乗り込みましたよ。
しかし、反対に銃を突きつけられましたオ管制室長です。
彼女はキ本部長の命令を受けていたようです。
しかし、直後、彼女に銃を突きつけた者がミンヒョクでした。
早くテイの所に行け・・・と、ミンヒョク。
ジンギョムは飛び出しました。
「何の真似だ。」
と、ミンヒョク。
オ管制室長を殺すつもりは毛頭ありません。
タイムトラベルは間違いなんだ・・・とミンヒョク。過去に手を出すのは過ちだと。
そして、本社に戻れと言いました。犯人を捕まえたら自分も戻るから・・・と。
ミンヒョクの優しさをやっと理解出来たオ管制室長。自分の間違いに気づきました。
テイを殺した犯人を知っている・・・と言いました。
名前を口にしようとした瞬間、オ管制室長は撃たれてしまったのです。
「本部長に気を付けて。テイから死ぬ前に預かったの。」
そう言ってメモリかな?ミンヒョクに差し出し、息を引き取りました。
音声ファイルでした。2010年のソニョン・・・テイから、ミンヒョクに充てた。
「私たちには息子がいるの。名前はジンギョムよ。あなたは喜ぶと思うわ。ジンギョムは立派に育った。事の正否が分かり正しいことのために最後まで戦う子よ。だから、あなたが父親だと知ってもきっと譲らない。そうなっても、疎まずに見守ってほしい。ジンギョムはあなたしか守る人がいない。あの子はきっと“先生”を探そうとする。ジンギョムを先生に会わせないようにして。そうでないと、同じ事が繰り返される。黙って逃げたのに今更頼みごとをしてごめんなさい。でもあの時は、逃げるしかなくて。あなたにも言えなかった。声が聞こえる?私もあなたの声が聞きたい。会いたい。」
ミンヒョクは泣きながら聞きました。
ジンギョムを頼むわ・・・と言うソニョンの最後の言葉に、ミンヒョクは泣きながら頷きました。
こういうシチュエーション・・・泣ける
自宅に駆け戻ったジンギョム。テイが待っていました。
犯人が分かったとテイが言いました。
鑑定書を見せました。
「犯人は別次元のあなたかと。」
他に知ってる人は?とジンギョム。その目が怖い~っ
家の外に、例の黒いコートの人物が立っていますその影響を受けているようです。
テイは、ジンギョムの様子が変だとすぐに気づきました。
「言った筈だ。次はお前だと。」
と、ジンギョム。声も怖い~っ
次の瞬間、ジンギョムが剣を振り上げたーっ