レビュー一覧は、こちらから。
彼は生きてるパク刑事を呼んで
テイは泣きながら叫びました。
同僚の刑事からすると、テイは悲しみのあまり混乱しているとしか思えませんし、その気持ちが理解できるだけに、混乱を収めようとはしませんでした。
テイは、ジンギョムの家に駆けて行きました。
すると、家具には全て白い埃避けの布が掛けられていました。住んでいないと言うのが、一目瞭然です。
未来の私が会いに来るから売らないでと、テイはジンギョムに言ってありました。
来るまで待っていると言ったジンギョムが、いません。
テイはもう自分がタイムトリップしたことに気づいていますよね。
一方、ジンギョムも必死にテイを探していました。
一緒に落ちた筈なのに、チュ・へミンの遺体しかありません。
電話も通じません。でもね、テイの携帯のGPSは、ジンギョムの自宅を示していました。
自宅に駆け戻りました。が、テイはいません。
GPSは、ここを指しているのに・・・。
その時、ジンギョムはテイがタイムトリップしたと察しました。
呆然としました。どうすれば助けられるのか・・・。
壁のメモが目に留まりました。
ジンギョムは、未来にテイがいると信じて、メモを貼りました。
『今、この家にいますか?僕も家にいます』『不安でしょうが、あまり心配しないでください』『どの時代にいようと必ず助けに行きます。待っていてください』
テイも、少し古びたメモに気が付きました。
信じてる・・・とテイはメモを剥がし手に取りました。
テイの覚悟が決まったようです。
このシーン、かなりじ~ん・・・としました。
テイは、2021年の実家に戻りました。
そこには、変わらない両親と妹が暮らしていました。
もしかしたら、2021年のテイと出会うんじゃ・・・と思ったのですが、ラッキーにも、その時ドヨンとスペインに旅に出ていました。
家族は、ドヨンと何かあって、早々と帰国したと思い込みました。
ジンギョムの死はテイに大きなショックとなっていると理解しているようです。
自宅の机の上に、ペンダントがありました。テイに見覚えはありません。
でも、PCの待ち受け画面の彼女の首に同じペンダントがかかっていました。自分のモノに間違いないようです。その写真は、ジンギョムとのツーショットでした。
ネットに、ジンギョムの事件が載っていました。事実だと分かりました。
犯人はまだ捕まっていないようです。
キム刑事は、テイを守れなかった自分を責めていました。
しかし、テイの姿が消えた事を理解出来ません。
何も説明しようとしないジンギョムに、今度ばかりは食い下がって、事情の説明を求めました。
ジンギョムは、母ソニョンとテイが姿かたちが瓜二つだと言う事から説明を始めました。
別次元から来たタイムトラベラーがいる・・・と話し始めると、キム刑事は戸惑い、すぐには理解できませんでした。
信じられないのが当然でしょう。でも、少しずつ、現実の話だと思うようになっています。
テイはソク所長に会いに行きました。2021年時点でソク所長は生きていました。監禁されていたけど、生き延びたってことですね。
テイは何も言わず、研究室を借りたいと言いました。
「旅行はどうでしたか?タイムトラベルは?」
ソク所長、知っていました。1年前にテイ本人から聞いたようです。
「すぐに2020年に戻れるので、戻ったらタイムトラベルの事は忘れてください。でないと危険です。」
と、ソク所長。
テイは言いました。突然2021年になった気持ちが分かりますか?・・・と。
「同じ家族なのに、違和感を覚えました。しかも、パク刑事が死んだと・・・。死んだ理由だけでも教えてください。」
ソク所長は、それには答えず、予言書の話を始めました。
「タイムトラベルの歴史を記したもので、その終末まで書かれています。」
ジンギョムは、予言書の最後のページを探していたと言いました。そのせいで殺された、母親を殺した犯人の手で・・・と。
1992年に消えた予言書の最後のページは、テイ自身の元にあるとソク所長は言いました。
でも、テイは全く記憶にありません。
テイは、ジンギョムの遺品の中からUSBメモリを見つけました。
中に入っていたのは動画。コチーム長がどこかの建物から出てくるところが映っていました。
2020年の10月。コチーム長はソク所長から予言書を奪っていました。
『時の扉を開けて生まれた子は、いずれ時をつかさどる』とある1ページに書かれていました。
最後のページはどこだと、ソク所長の頭に銃を突き付けています。
チュ・へミンの遺体の口の中に、位置追跡装置を入れたジンギョム。
必ずタイムトラベラーが遺体を回収に来るはずだと睨んでいました。それを追跡する計画でした。
アリスでは、ミンヒョクがオ管制室長を問い詰めていました。
「イ・セフンに会った理由は?」
勿論、予言書の在りかを掴むためだと答えたオ管制室長。
テイと会ったか?と聞くと、偶然会ったと答えました。
結婚した過去人は良い人だと言っていた・・・と。
会った年は?と聞くと、2011年と答えました。
嘘だとばれちゃうよね、2010年に死んだことが分かれば。まだ知らないよね?
ミンヒョクは、不信感見え見えの表情です。
直後に、2011年のオ管制室長の動きを調べるよう部下に命じました。
チュ・へミンの遺体が消えました。
オ管制室長が回収したのです。
ジンギョムが追跡しました。
あるビルの駐車場で追跡信号が止まりました。
オ管制室長が、ジンギョムに銃を突きつけました。
ジンギョムは彼女に見覚えがありました。母ソニョンのお葬式で見かけたのです。
「全て忘れるなら見逃す。ユン・テイも探すな。彼女は母親じゃない。」
母親じゃなくても、僕は彼女を守る・・・とジンギョム。
格闘となりました。オ管制室長、強いです。
ジンギョムの左腕を撃ったオ管制室長。
「全てあなたの母親が悪いのよ、私には何の罪も無い。」
そう言ったかと思うと、オ管制室長は躊躇なくジンギョムを撃ちました。
その時、時が止まった
ジンギョム以外、全てが止まったのです。
銃弾だけじゃなく、オ管制室長も、ジンギョムのお墓に居たテイも、降ってる雨も・・・。
以前、トラックにはねられそうになった時と同じです。
ふらっと駐車場から外に出たジンギョム。
呆然と全てが止まった世界を見渡しました。
次の瞬間、猛烈な頭痛が彼を襲いました。鼻血も出て来ました。
そして、時がまた動き始めたのです。
キム刑事から連絡が入りました。
テイのGPSが反応し始めたと。
オ管制室長は目の前からジンギョムが消えてしまったことに衝撃を受けました。
何が起こったのか、分かりません。銃弾より早く、消えたのですから。
アリスに戻ってキ本部長に報告しました。
理解不能でした。
テイはお墓にいました。
2020年に戻った事に気が付いていません。
ジンギョムが呼びかけ、初めて気づきました。
「ありがとう、また会えた。」
テイは泣きながらジンギョムに言いました。しっかりとジンギョムを抱きしめました。
もう大丈夫です・・・とジンギョム。
テイが立っていたのは、ジンギョムのお墓の筈でしたが、2020年では、母ソニョンのお墓でした。
ジンギョムが倒れました。
腕を撃たれていましたからね。
テイは、ジンギョムに2021年にタイムトラベルしたとは話せませんでした。ましてや、ジンギョムが死ぬなんて。
でも、ジンギョムはそう信じています。
だから、テイは言いました。
「実際にタイムトラベルをして気づきました。どの時代の誰に会おうと、今いる場所と今の私を知ってくれる人が何より大切だということです。この瞬間の私が本物で、今一緒にいる人たちが私の世界なんです。向こうの家族といても、ここの家族が恋しくて会いたくなりました。」
ここで会えない人もいる・・・とジンギョム。
「向こうで会えるとしてもずっと一緒にはいられない。だから、タイムトラベルでお母様を救おうと思わないで。」
しかし、ジンギョムの気持ちは変わりませんでした。
ジンギョムはテイの話し方が気になりました。自分がテイを心配させ悲しませることが起こったに違いないと思いました。
テイは、誤魔化しました。
ジンギョムは去年死んだと2021年に言われました。
と言う事は、今年・・・とテイは思いました。
自分がジンギョムを守るしか無いと思いました。
ミンヒョクは、医師に聞きました。
妊婦がワームホールを通ったら、子供は生まれるのか?と。
可能性はあるが、発育に不安が残ると医師が答えました。運よく生まれても長生きは出来ないだろうと。
その時、ミンヒョクはジンギョムを調査した時の事を思い出しました。彼が失感情症だということを。
ジンギョムが自分の息子だと言う確信を持ったかな?
ジンギョムの詳細な情報を調べて分かりました。母ソニョンが死んでいることが。
お墓に急いだミンヒョク。
そこで見たのは、テイ・・・愛した人の写真でした。
そして、テイとジンギョムの写真も。
探さなかった事を後悔しました。勝手に姿を消したテイを誤解し、恨んだ自分を後悔しました。
テイの誕生日が来ました。
奇遇にも、その日は母ソニョンの誕生日でもあり、命日でもありました。
これも意味があるのでしょうか。
コチーム長の家で法要を行ってくれました。
ジンギョムはケーキを買って帰りました。それは、母のためだったのか、テイのためだったのか・・・。
きっと母のためだったんだろうと私は思いました。誕生日と命日が同じでは、命日の法要が優先されてしまって、祝ってくれることは無いだろうから、せめて自分だけでもと思ったんじゃないでしょうか。
テイは実家で家族とお祝いをして泊ってくると思ってたでしょうし。
でもね、思いがけず、テイが帰宅したのです。
テイは、ケーキを見て、自分のためだと思い込みました。
ジンギョムも、特に訂正しませんでした。それでも良いと思ったのでしょう。
母にそっくりな人で、誕生日も同じ人を祝ってあげたいと思ったのでしょう。
母の最期の誕生日。お祝いの歌を途中で止めたジンギョム。でも、その日は、ちゃんと最後まで歌いました。
テイは喜んで蝋燭を吹き消しました。
その時、暗くなる一瞬、ジンギョムが笑顔を浮かべたのが見えたのです。
初めてでした。
ジンギョム自身も気づいていなかったようです。
プレゼントは?とテイ。
冗談よ・・・とテイが言ったとき、ジンギョムが懐から、箱を。
箱ですよ 以前、私が記事にも書いたヤツです
入っていたのはペンダント。テイが2021年で見た、あのペンダントです
ジンギョムの死が現実に待っていると感じました。
気を失ってしまったテイ。
抱き起したジンギョムは、テイの腕に、発疹があるのを見つけました。
不法旅行者から感染すると言う、あの病気です
ミンヒョクが