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「チャ・ウインのお陰で大企業になったのに、今は、チャ・ウインのせいで会社は危機だ。」
と、ヨン・ムングが言いました。そして自分が機会をやると。
「私に協力しなければ会社は跡形なく消える。あなたと会社に献身した社員を考えるべきです。チャ家には十分尽くしました。」
ハジュン・・・呆然と立ち尽くしました。
証人はシン下士しか集められませんでした。皆、口を噤んだのです。
だから、今になってシン下士は軍団長を訴えた事に恐怖を感じ始めていました。
べマンはシン下士を励ましました。
シン下士は、これまで隠して来た事実を打ち明けました。ホン・ムソプによる暴行です。
軍人としてあまりにも恥ずかしい事実だったので、これまで口に出せなかったのです。
ホン・ムソプは散々暴行した後、お金を渡していました。口封じと言う事です。
シン下士は息子が病気で入院中でした。だから、どうしてもお金が欲しかったのです。お金のために耐えていたのです。それが軍人として恥だと考えたわけです。
パワハラ裁判が始まりました。
この裁判は、べマンたちにとってアウェーです。
裁判長がホン・ムソプ側なんですから。公平な裁判など、望み様がありません。
そして第1審が始まりました。
べマンは、アウェーを十分認識して裁判に臨みました。
裁判はべマンの意気込みとは裏腹に、全く上手く進みません。
なにせ、裁判長が軍団長側ですから。被告人有利に裁判は進みました。
それでも、べマンとウインは証拠を示し、シン下士の証言を元に、暴行の事実を指摘したのです。
なのに、ヨン・ムングは自傷行為ではないかと主張。
べマンの怒りが爆発しそうになりました。
べマンの手をそっとウインが押さえました。
それでべマンは落ち着きを取り戻すことが出来ました。
しかし、情勢は変わりません。
あまりにも不公平な裁判に、傍聴席の軍人たちが抗議し始めました。
結局、1審はそのまま終了してしまいました。
ト刑事は、ホン・ムソプの妹の取り調べをしました。
兄の威光を笠に怖いモノ無しのムカつく言動を繰り返すホン・ムソプ妹。
でも、ト刑事も負けてはいません。
確たる証拠と証人を示し、有無を言わせません。
弁護士は嫌気がさして、その場で席を立ちました。
もう、どうしようもありませんでした。
ホン・ウソプの妹は、兄は全く関係無いと言い、全て自分一人でやった事だと自白したのです。
テナムはある日ピョン一等兵から思わぬ話を聞きました。
アン兵長が以前自分がべマンに命じて陥れた銀行頭取の息子だと言う事です。
ピョン一等兵以外に唯一自分に親切にするアン兵長の本心が分からなくなりました。
何か、企んでいるのではないかと、今更、自分のした事の影響にびびりました。
突然態度が変わったテナムの様子を見て、アン兵長は正体を知られたと察したようです。
夜警に立ったアン兵長は、テナムに暴行を加えました。
テナムは耐えるしかありませんでした。
ノ将軍がウインを呼びました。
裁判を勝利に導ける証人がいると言いました。
ウインはそれを受け入れ、2審で証人を申請したのです。
ホン・ムソプもヨン・ムングも、そして裁判長も驚きました。
ノ将軍の副官を務めているヤン中尉が証人でした。
ホン・ムソプは裁判長に何としても止めろと目配せしました。これまでの裁判長ならば、すぐに従ったでしょう。
しかし、裁判長はノ将軍に不正を指摘されていましてね。公平な裁判を望むと言われていたのです。
言葉にはしませんでしたが、そうじゃないと不正を公表するぞと言う意味ですよね。
裁判長、ノ将軍に従うしか身を守る術は無いと考えました。
ヤン中尉を証人として認めたのです。
状況は一転。公平な裁判が始まりました。
当然、ホン・ムソプはこれがノ将軍の企みだと察しました。
ヤン中尉は、ホン・ムソプから受けた暴行、セクハラについて証言しました。
「被害者とは対照的に、加害者はのうのうと生きています。被害者は今も後を絶ちません。被害者は死をもって身の潔白を証明する。この犯罪は殺人に等しい。暴力は人の魂と身を滅ぼす重大な犯罪です。被告人に厳重な処罰を求めます。」
ウインが主張しました。
傍聴席の片隅にハジュンがいました。ウインの凛々しい姿に満足気でした。
ホン・ムソプには、懲役3年が宣告されました。セクハラについては、別途審議されることになりました。
激高したホン・ムソプは廷兵に殴り掛かるなどし、醜態をさらしました。
ヤン中尉は、ノ将軍に感謝しました。
お互いのためだから、礼はいらないと、ノ将軍は言いました。
ノ将軍、怖いだけの人間ではなさそうです。軍における女性兵士の地位向上をも目指しているのかもしれません。
シン下士が初めてべマンに敬礼しました。
べマン、やっと一つ罪を償えたと思ったでしょう。
ヨン・ムング、ノ将軍に抗議しました。自分に何の相談もなく、裁判に負けさせた事に対してです。
ノ将軍はべマンとウインを利用いてホン・ムソプを始末したと言いました。
そう聞いても、ヨン・ムングの怒りは収まりませんでした。
激怒して会社に戻ったヨン・ムングを、ハジュンが待っていました。
ハジュンは言いました。
「押収した中にあるデータがあります。それが答えです。ノ・ファヨンにトドメを刺す一撃が入っています。」
絶好のタイミングだとヨン・ムングが言いました。
ウインはヤン中尉の一件は、軍検事として頼んだとべマンに言いました。
しかし、父の娘の立場とすると、苦しい決断だったと。
前もってべマンに言わなかったことを、謝りました。
が、べマンは何も言わなくていいと言いました。
テナムの師団で銃撃事件が起こりました。
テナムが銃を構えています。まさか
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20年前、ノ・ファヨンはイ・ジェシクの命でべマンの両親を襲いました。
しかし、イ・ジェシクは殺せとまでの指示は出していませんでした。殺害はノ・ファヨンの独断だったのです。
そしてその一件で、イ・ジェシクの弱みを握ったことになったのです。
今は、イ・ジェシクの下にいるけれど、その地位に満足しているわけではありません。いつか必ずイ・ジェシクを超えて最も高い地位に立つつもりなんです。
ノ将軍を前にして、べマンは、憎しみがこみ上げて来ました。
許されるなら、今、復讐してやりたいと思いました。
しかし、ぐっとこらえて笑顔を見せたのです。
助けていただき、ありがとうございました・・・と。
正体を隠していた理由は?と問われたべマン。
随分昔の事だし、記憶を失っていたので・・・とべマンは答えました。
重要な事実には気づいていない朗らかな笑顔を見せたべマンですが、ノ将軍はそれを鵜呑みにした様子はありません。半信半疑と言う感じ?
そして、ウインは、胸の内に秘めて来た恨みを吐き出しました。
ヨン・ムングが赤いウィッグをつけた女性=ウインだと知っているということ、軍検事が自警団まがいの行動をしている事をマスコミに公表するぞと脅しました。
しかし、そんな事でびびるウインではありません。同じようにヨン・ムングのこれまでの悪事の数々知ってるぞと言いました。
「でも私はマスコミに流すつもりはない。たった一人に見せれば良いから。」
ウインはヨン・ムングがノ将軍に心から仕えているわけじゃない事に気づいていました。
ヨン・ムング、ウインが容易い相手ではないと、気づきました。
ヨン・ムングは身を守るため、ノ将軍を抜きにして直接イ・ジェシクと繋がりを持とうと考えました。
ところで、新しい人物が登場しました。チェ専務という人で、ウインの父の時代からずっとIMディフェンスにいるようです。
ヨン・ムングが会長になって、ようやく会社が正常になったと言っていますが・・・。
ノ将軍がオーナーとなった時から何やら進めている計画があるとか。
何
ウインのことも、どうも顔を知っているようですね。
20年前のべマンの両親の事件に関係すると思われる事実がヨム捜査官によってもたらされました。
手りゅう弾の投てき訓練で爆発事故が起こっていたのです。
べマンの父は、訓練兵に過失は無いと主張しました。手りゅう弾に欠陥があったに違いないと。
ホン・ムソプはそれを否定。
実際、品質を調べて問題ないと言う報告書が出されていました。
しかし、本当は、品質院は調査もしていなかったのです。報告書は偽造されたものでした。
べマン父は、兵士の命を守るためにもその一件を調べるべきだとホン・ムソプに訴えたのですが、一切聞いてもらえないばかりか、秘密を知った危険人物だと目されてしまったのでしょうね。
そして、結局、訓練兵の過失として処理されてしまったのです。欠陥品の手りゅう弾の納品元についての調査は一切行われませんでした。
その後も訓練兵の事故が続いたことで、べマン父は世間に訴えようと考えました。
その協力者がウイン父チャ・ホチョル会長だったのです。
イ・ジェシクも欠陥品に関係していると思われました。当時、防衛産業を相手にする軍需参謀だったのです。
それぞれの関係が明らかになって来ました。
テナムは相変わらず兵長や他の先輩兵士からからかわれたり虐められたりしています。
彼を庇ってくれるのは、教育係のピョン一等兵だけです。
ピョン一等兵は、テナムの代わりに罰を受ける事も多々ありますが、テナムを責める事は一切ありません。
テナムは申し訳なくて心が痛みました。
テナムが謝ると、ピョン一等兵は言いました。
いつかは虐めてる輩も除隊していく、だから、耐えていればいいと。でも、もう限界に近づいているように思えます。
ピョン一等兵は、テナムが来るまでも、ずっと虐められてきたのです。
テナムは、そんなピョン一等兵の気持ちが理解できないようです。
そんな生活が当たり前のように続く軍隊というところも、テナムにとっては理解できないし、決して慣れることは出来ないだろうと感じています。
べマンとウインは、本格的にホン・ムソプ軍団長のパワハラ事件の捜査を開始しました。
まずは周辺から責めました。
法務官たちが、勤務中に民間のゴルフ場でゴルフに興じていた事実を抑えました。その時、兵士をキャディーとして使っていた証拠も写メに撮りました。
これを公表したことで、対象の法務官たちはいっせいに検挙されました。
べマンはシン下士の説得にかかりました。
罪を償うチャンスをくれとべマンは言いました。これまでの自分の事を心から謝りました。
それでも心を開かないシン下士に、べマンは名刺を渡しました。軍の人権擁護センターの連絡先が書いてありました。
シン下士も迷っていました。いくら家族のためとはいえ、もう耐えられない程限界に近づいていたのです。
実は、ホン・ムソプの妹のパワハラだけじゃなく、ホン・ムソプ本人からも酷い虐待を加えられていたのです。
ヨム捜査官が見たべマン父への暴行は、その時だけの事じゃなかったのです。
自分のストレス解消に、定期的に軍人に暴行を加えていたのです。
シン下士、決心しました。
そして、ホン・ムソプの公館を飛び出し、人権擁護センターに駆け込み、パワハラを訴えたのです。
事は一気に世間の大注目を浴びる事に。
イ・ジェシクへの風当たりも俄然強くなりました。
激怒したイ・ジェシクは、ホン・ムソプに事実を確認に行きました。
ホン・ムソプは潔白を主張。
問題はこの一件をどこが捜査するかということ。別の軍団が担当したら、イ・ジェシクに反感を持っている者によって、とことん調べつくされてしまいます。
ノ将軍は、自分の師団が担当するのが最適かと・・・と進言。
イ・ジェシクは、その意見を受け入れました。
ノ将軍は、ヨン・ムングに弁護を頼むのが良いと言いました。イ・ジェシクはそれも了承しました。
ホン・ムソプの妹は民間人です。だから、警察が捜査を担当し、ホン・ムソプを軍が担当するということになりました。
警察側は、ト刑事を中心とし、軍側はべマンとウイン、そしてソ法務参謀が担当することになりました。
カン・ハジュンの会社は苦境に陥っていました。
そんな中でもハジュンはウインたちへの協力を惜しみません。
べマンから預かったウォン大隊長のデータの解析に励んでいました。そしてとうとう内容の解析成功。
なんと、そこに入っていたのは音声データ。
ウォン大隊長がノ将軍に激怒して噛みついている音声でした。ウイン父を陥れるために、法廷で嘘をついたのも、ノ将軍のためだと叫んでいました。べマン両親の車に衝突したのもノ将軍だったと知ってるとも。
すぐさま、ウインに連絡しようとしたのに、何故か躊躇。
これは、べマンへの嫉妬
この一瞬の躊躇で状況が変わってしまいました。
突然、技術流出の疑いで家宅捜索が入り、そのメモリも押収されてしまったのです。
情報流出のデマを流したのは、ヨン・ムングだったようです。
既にハジュンの会社の暴落した株も買い占めていました。
「チャ会長と同じ状況ですよ。」
と、ヨン・ムングがハジュンに言いました。そして言いました、5年前、べマンに言ったのと同じ言葉を贈ると。
“断れない提案”です・・・と。裏切りでしょうね。
パワハラ事件の裁判が始まりました。
2審1審はもう終わったの
と思ったら。
突然ウインが、裁判に勝てる証人がいるとべマンに言い出しました。
べマンが反対すると思って言えなかった・・・とウイン。
ウインが裁判長に証人を申請しました。
裁判長が弁護人に認めるかどうかを聞きました。
当然、ヨン・ムングは認めないと言いました。
「証人を拒めば、逆風が吹き荒れますよ。」
と、ウイン。
その時、法廷に入って来た者が。
なんと、ノ将軍
この機にホン・ムソプを追い落とそうと考えたのかな