レビュー一覧は、こちらから。
山火事の映像が本当にリアルです。間近に火が迫っている緊迫感漂うシーンの連続です。
消防、警察、レンジャーの総力を挙げての消火活動、住民避難等の活動が行われました。
なかなか火の勢いは衰えず、広範囲に延焼していました。
この活動シーンが本当にリアル。
山火事のニュースはたまに見ますが、我々の知らない地道な消火活動がこうやって命を懸けて行われているんだと、初めて知りました。
頭が下がります。
ヒョンジョと子供たちが閉じ込められている倉庫に、油のようなモノがまかれ、火がつけられました。
怪我をしてる足を引きずりながら、必死に子供たちを逃がす方法を探すヒョンジョ。
それを見て、子供たちはヒョンジョを信じるようになりました。これまで、父親の事もあって、レンジャーに警戒心を抱いていたようです。
しかし、必死な姿を見たら、信用しますわな。
1人の子供が、壁に穴があると教えてくれました。
で、ヒョンジョは子供たちを逃がしました。
が、その穴、小さいんです。子供は通れても、大人は・・・無理かも。
穴からはい出した子供たちの上に、燃えて折れた木が倒れ掛かって来ました。
その様子が、ヒョンジョの予知夢と被りました。
ヒョンジョ、絶望感に押しつぶされそうになりました。でもね、寸でのところで、子供たちは無事だったんです。そのまま山を登って行くのが見えました。
この倉庫は、山火事の現場からは離れている場所だったようです。
だから、気づかれずにいたのですが、ようやく近所の主婦によって目撃され、大騒ぎとなりました。
すぐに消防が駆け付けたのですが、燃え盛る火に、消防もなかなか救助に向かえません。
でも、何とか消火し、倉庫に突入。
その時点で、既にヒョンジョも倉庫から脱出していて、消防隊に救助されました。
が、子供たちの行方が分かりません。
風向きが変わりました。
この倉庫側の山に火が移り始めました。
子供たちは、洞窟に避難している可能性があると、親が言いました。
レンジャーたちが出動しようとしたとき、ヒョンジョがイガンの姿が無い事に気が付きました。
イガンも火災に巻き込まれている可能性があると皆が緊張しました。
洞窟まであと200メートルと近づいた頃、イガンからの無線が入りました。
無事だと判明し、皆ほっとしました。
イガンも洞窟に向かいました。そして一足早く子供たちを発見。
しかし、その洞窟にも火が迫り。
イガンは近くにあった防火設備を利用しようと、子供たちを奮い立たせて洞窟を出ました。
そして、防火備品を使って子供たちを火災から守ったのです。
レンジャーたちは、イガンと子供たちを発見し、救助しました。
ジャガイモ爆弾事件でこじれた関係になっていた被害者の妻も、イガンたちによって子供たちが無事に救助され、やっと考えを変えました。素直になりました。
これで違法な事をしなくなれば良いんだけどね。
イガンが発見した白骨死体は、セウクのモノでした。
火災によってDNAは検出できなかったようですが、歯の鑑定で本人だと断定されました。
死因は滑落死だと断定されました。
これで終わったね・・・とイガンが言うと、ヒョンジョはメモを示しました。これまでヒョンジョが予知夢で見た事件が書かれていました。
智異山での死亡事故は、ヒョンジョが最初に見たキム軍曹の事件から25件ありました。
しかし、ヒョンジョが見たのは、その内5件だけ。
残り20件は、純粋に事故だった可能性が高いと分かりました。
つまり、ヒョンジョが見たのは、事故を装った殺人だということです。
全部セウクが?と、イガンが聞くと、ヒョンジョが言いました。
「共犯者がいたようです。」
その理由として、今回の倉庫の火事を挙げました。放火だったんだと。
勿論、警察にも話はしたのですが、倉庫の鍵は開いていたし、放火の痕跡も無いと言われたそうです。
え?油みたいなモノがまかれていたのに発見されなかったの
「僕を殺そうとしたんです。」
ヒョンジョは部屋と分所の机が誰かに探られた事に気づいていました。
殺し損ねたから、また狙う筈だとヒョンジョは言いました。
「警察に行こう。」
と、イガンが言いました。
でも、信じてもらえるはずがないとヒョンジョは言いました。
僕で良かった・・・とヒョンジョが笑顔で言いました。
「犯人は知りません、僕たちの秘密を。犯人が僕を狙うなら、山がまた見せてくれるはずです。」
・・・と。
必ず捕まえられるとヒョンジョは言いましたが、イガンは不安でたまりません。
これからは、常に一緒にいようと約束しました。
2020年。
イガンはダウォンに、犯人は職員或いはレンジャーの中にいると話してありました。
これは、1年前に事故に遭った時から分かっていたのかしら。ヒョンジョがそう確信していたのかもね。
ダウォンは、非番に生態カメラのチェックをしていました。
イガンは、危険な仕事ゆえ、ダウォンには十分気を付けるよう忠告していました。
犯人はあらゆる方法で殺人を犯してきています。ロープに切れ目を入れて墜落させるよう仕向けたり、毒入りの乳酸飲料を置いたり。
ダウォンは、注意を怠ることなく、カメラのデータチェックをしています。
ヒョンジョの霊が何か印を残していないかも。
ある日、イガンは、ヒョンジョの霊を見たと言っていた遭難者が警察に捕まったのを知りました。
山野草の違法採取をしていたのです。
彼らは人間の邪魔をする悪霊が動けないと言われている日だけ山に登っていました。
怖いんですね、やはり霊が。
その男性は、イガンに言いました。その幽霊を見たら死んでしまう・・・と。
実際、幽霊を見て死んだ人を2人知っているし、あと1人は、ロープが切れて死にかけたと。
九死に一生を得た人物に会いに行ったイガン。
その人物も、ヒョンジョの写真を見ると、恐怖の声を上げました。
イガン・・・心配になりました。
ヒョンジョの霊を見た人物は皆事故に遭って、2人を除いて死んでいるというのが。
と言う事は、ダウォンは・・・ですよね。
悪霊が動けない日があると言うのは迷信ではありませんでした。
その日、ヒョンジョの霊は動けないでいました。起き上がる事も出来ません。
しかし、ダウォンが何者かに襲われる場面を予知夢で見ました。
ダウォンは、その日・・・ヒョンジョの霊が動けない日、山に入って生態カメラのチェックをしていました。
誰かが追ってくる事に気が付き、必死に逃げだしました。
転んでしまったダウォンが、恐る恐る振り向くと、そこにいたのは、レンジャーの服を着た人物。手に乳酸飲料の入った袋を持っています。
ダウォンも顔見知りの人物です。信頼している。
誰
イガンは登山道の入り口でダウォンを待っていました。
不安でした。
連絡も取れません。
動かない自分の足が歯がゆくてたまりません。