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始まりは、いきなりの殺人シーン
女性が、何者かに、銃撃されます。
情け容赦なく、犯人は女性を殺しました。
その様子を息を飲んで見つめていたのは、ハン・ドンス=シン・ハギュンssiとハン・ボムジェ=シン・ジェハssi。
2人は、ベッドの下に潜り込んで、悲鳴が出そうなのを、必死に手で口を押さえていました。
そして、ドンスは後悔していました。
やめておくべきだった・・・と。
時間は数日前に戻ります。
ドンスは弁護士です。
個人で活動しているので、決して経済的に楽ではありません。
そのために、毎日刑務所に行き、軽微な罪で服役している囚人に対して営業をしています。
依頼してくれそうな囚人を紹介するのは、異母弟のボムジェ。
囚人の間では、どこにでも営業に行くし、大手の法務事務所が決して扱わない小さな仕事を請け負うということで有名になっています。それは決して良い意味ではなく、バカにして面白可笑しく話題にするということ。
それでも、ドンスは一生懸命、お金を稼ごうとしています。
理由の一つは、実母の介護費用がかかるためです。
実母は認知症で、医療施設に入所しているのです。
夫が別の女性との間につくったボムジェと、その娘ミニのことは覚えているけれど、実の息子のドンスのことは覚えていないようです。
他にも借金もあるようです。
ドンスは、大手のムン法律事務所に勤務していたようですね。
が、何か問題があって、解雇されたのか、辞めたのか・・・。
ドンスは釈然としない悶々とした思いを抱いているようです。
この問題も後々浮上してくるんでしょうね。
ボムジェが次に持ってきたのは、ソ・ドヨン=キム・ヨングァンssiからの依頼。
ソ・ドヨンは元野球選手。それもプロも注目するほどの実力の持ち主でした。
しかし、キレると何をするか分からない性格で、ある試合で判定に腹を立てて、主審をぼこぼこにしちゃったんです。
それはTVで生中継中のことでした。
それ以来野球と関わる事が出来なくなり、現在はユソン派という暴力団のナンバー2となっていました。
ナンバー2とはいえ、実質的にはトップらしいです。ボスが脳卒中で倒れてしまったようで。
そんな人物が、何故自分に会いたいと言って来たのか、ドンスは分かりませんでした。
気はすすみませんでしたが、一度は会ってみるかと、刑務所に面会に行きました。
が、調べてみると、不審な点が見つかりました。
軽微な事件なのに、ムン法律事務所が弁護していたこと、そして、出所まで2週間しか残っていないからです。
この時期になぜですよね。
面会室に入って待っていると、刑務官が部屋の監視カメラの方向を変えました。
不安になりますよね。映らないようにするなんて。
部屋に入って来たドヨンは、手に野球ボールを持っていました。
無表情なドヨンが、なんとも不気味です。
ドヨンは、ドンスの経歴を調べていました。
ドンスのことを気に入ったとドヨンは言いました。
そして、依頼の内容を言いました。
自分の恋人を監視してほしいと言うのです。恋人が出来たようだからと。
「前金で1000万W、出所前に見つけたら4000万W。」
と、ドヨン。
しかし、ドンスは断りました。
確かに、報酬は魅力的でした。が、弁護士としてのプライドが許さなかったのです。
帰宅すると、自分宛に荷物が届いていました。
1000万Wの入った小箱でした。
すぐにでも、返そうと考えました。
ところが、事情が変わったのです。
帰宅すると、妻が負傷していたのです。
ドンスと妻はとても仲の良い夫婦です。思いやりがあり、ドンスの苦労も十分理解している妻です。
そんな妻が勤め先のスーパーの店長からセクハラを受けていたことが分かりました。
怪我は、襲われて逃げる途中、転倒したためでした。
一旦は、本社にセクハラの申請をしようとしたようですが、結局、申請を取り下げていました。
実は、店長からお金を借りていたのです。
会社の貸付には審査に時間がかかるため、仕方なく店長から借りたわけです。
理由は、ドンス母の放火の弁償でした。
どうも、初めての事ではないようです。
その弁償に、1000万Wが必要だったのです。
ドンスは、何も知りませんでした。
ドンスが仕事で辛そうなのを見ていると、妻はとても相談することは出来なかったのです。
「君は悪くない。僕に任せてくれ。」
と、ドンスは言いました。
妻に申し訳なくて、とても責める気にはなれません。
ドンスは翌日、すぐに店長に会いに行きました。
会社に正式に問題提起しますとドンスは言いました。
店長は、弁護士の妻がパートになんか出る筈が無いと、ドンスの名刺を破りました。
開き直って散々ドンスを罵倒しました。
一旦は、引き下がったドンスですが、どうしても我慢が出来なくなりました。
持っていた1000万Wを握って、再度店長の元に行きました。
札束を店長の前に投げ出し、背を向けたのですが、また店長は追い打ちをかけるように、今度は妻の事を侮辱するような言葉を投げつけたのです。
ドンスは傍に会ったゴルフクラブを握り、店長に迫りました。
流石に恐怖に襲われた店長。
が、ドンスは店長に向かって振り下ろすのを寸でのところで止め、代わりにテーブルを叩き壊しました。
「1週間やる。異動でも辞職でも何でもよいから、この店を去れ。噂によると、離婚調停中らしいな。不利になりたいか?」
ドンスは、ドヨンに面会に行きました。
やります・・・と言いました。依頼を引き受けると。
ドヨン、ふっと笑顔を見せました。
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