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定期連絡のようなメールが突然途絶えました。
電話をしても出ませんし、メールを送っても読んだ様子もありません。
シヨンは何度も何度も電話しました。
ヨハンが行ってる研究所のサイトを見ると、ちゃんと在籍しています。
3か月の間、欠かしたことのない定期連絡が途絶えたのです。不安にならざるを得ません。
絶対に何かあったと思ったシヨン。我慢できなくなって渡米しようと空港に向かいました。
なかなかの行動力です。
空港でもう一度電話してみました。
すると、今度は繋がったのです。
でも、出たのは、同僚のスミスと言う人物。
重要なプロジェクトの最中なので、ヨハンは電話に出られないと言いました。
まだ数日かかると言われたシヨンは、必ず折り返しの連絡をしてくれるよう伝言を頼みました。
ほっとしました。
不安が消え、思わずしゃがみこんでしまいました。
気を取り直して病院に戻りました。
しかし、事実は違いました。
ヨハンは体調を崩していたのです。
数日と言っていたのに、何日経っても、ヨハンから連絡はありませんでした。
そして1か月が経ちました。
6か月が経ちました。
まだ連絡は無いままです。
そんなある日、ホ・ジュンがヨハンの事が記事になっていると知らせて来たのです。
遺伝子の変異による無痛病患者であるヨハンが研究に参加したことで、強い鎮痛効果を持つ薬の研究が加速化したというモノです。
無事だということは分かりました。
だったら、何故連絡してくれないのか・・・。シヨンは悶々としました。
イ医師たちは、大きなプロジェクトの最中だから・・・とか何とか言ってシヨンを慰めようとしました。
でも何の効果もありません。
シヨンとミレは飲んだくれて大荒れです。
あっという間に3年が経ちました。
シヨンはフェローになっていました。後輩も出来まして、ヨハン2世とも言える厳しさで鍛えています。
シヨンの前に突然ヨハンが現れました。
何の前触れも無く、まるで会わなかった時間など無かったかのように。そこにいるのが当然のように。
これがねぇ、カッコ良いのよ、チソンssiが
気配に気づいたシヨンが振り向くと、柔らかい微笑みで言いました。
「久しぶりだな元気だったか?」
はい・・・と答えるのがやっとでした、シヨン。
言葉が出て来ません。
体調はすっかり良くなったとヨハン。
いつ帰国を?と聞いたら、なんと、1年前に・・・と答えるじゃありませんか。
その瞬間、シヨンの表情が固まりました。1年も前に帰国したのに、今日まで何の連絡も無かったのですから、ある意味ショックを受けても仕方がないですよね。
「なぜ、ここに?何の用で?」
と、シヨンが聞いたら、今度はヨハンの表情が固まりました。
ぎこちない再会でした。
シヨンだけじゃなく、ヨハンも緊張していたのですね、本当は。大人な態度を見せていましたが。
病院では、シヨン母が新理事長となっています。
院長、選挙で落ちたのね。
シヨン母は、末期患者のためのホスピスを作ろうと考えています。
緩和医療チームを作って、担当させようと。
そこを、ヨハンに任せたいと言いました。
でも断ったようです。
ある女性患者が腹痛を訴えてやってきました。
これまでいろんな病院にかかって来たようですが、全く原因が分からなかったようです。
イ医師は、こっそりとヨハンに相談しました。
ヨハンは、シヨンに女性の検査を電話で指示しました。
通話中に偶然2人はバッタリと会いました。
顔を見たら、シヨンはやはり冷静ではいられませんでした。
何故ですか?と泣きそうになりながら、ヨハンに怒りました。
「状態を隠していたなんて。生死を彷徨っていても、私には秘密に?死ぬかもしれないのに、酷いです。」
実は、連絡が途絶えたのは、ヨハンが体調を崩していたせいで。肺感染症にかかっていたためでした。かなり重篤な状態だったようです。それを、ミレがニュース記事で教えてくれたのです。
3年間、何も確信を持てなかった・・・とヨハン。健康も、俺に残された時間も。
ただ一つだけ確信していた。俺たちの愛が簡単に終わらないと。
自分の健康に確信が持てるようになったら戻って来たかった。
すまない、シヨン・・・。
でも、甘い雰囲気になるのはヨハンが許しませんでした。
すぐに患者の所に行って検査しろと言いました。
患者の病気をヨハンは既に推測していたのです。
ヨハンの診立てどおりでした。
ヨハンを加えて、いつものメンバーで食事会を開きました。
なのに、ヨハンは早々に席を立ったのです。
おまけに、病院に戻っては来ないと言うじゃありませんか。皆、がっくりです。
シヨンは、あまりにもそっけない態度を見て、ヨハンの気持ちが分からなくなりました。
落ち込むシヨンを見て、イ医師が秘密を明かしました。
何と、ヨハン、1年前に帰国し、ずっとシヨンを見守って来たのです。
いつも傍に居て、見守っていました。シヨンが気づかなかっただけなんです。
見つからない様に隠れるヨハンが、可愛いのなんのって
まだ体調が完璧じゃなかったからでした。治療を受けながら、ジムに通って鍛えていたのです。
シヨン、店を飛び出しました。
ヨハンは待っていてくれました。
「カン・シヨン、愛してる。」
ソン検事は残された時間、頑張って生きています。
末期がん患者に必要なのは、治療ではなく、ターミナルケア、つまり緩和ケアだとソン検事は考えています。
ヨハンもまた、末期がん患者が生を終える過程は死を待つことではなく、死が近づく中で生きる事だと考えています。
今、ようやく彼らの思いは一つになりました。
ヨハンは地方の小さな治癒医院で生き生きと仕事をしています。
ハッピーエンドです。
やっぱりチソンssiは何の役を演じてもカッコ良いですし、上手いです
イ・セヨンさん、私の中ではあまり印象に残っていなかったのですが、素敵な女優さんだと感じました。
これから注目していきたいと思います。
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