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ファンとソンオン、そしてジェイの話をハン・ジュンオンが聞いていました。
親として、嬉しく思ったでしょうね。
これまで、ソンオンが如何にファンを信じ、信頼を得たいと思い続けて来たか、一番知っているからでしょう。
ハン・ジュンオンは、ファンが変わったと感じました。良い意味で・・・です。
ソンオンは、父がどれほど自分の婚礼を喜んでいたのかを改めて知りました。
常日頃は、贅沢を嫌う父が、盛大なお祝いをしようと、準備してくれていたことを知ったからです。
ただ、ハン・ジュンオンは息子に言いました。
死んだジェイの事は、もう忘れろ・・・と。
ソンオンがジェイの行方を追っている事を知っていました。空しいだけだと、言いました。
ソンオン、なんとも言えない表情を浮かべました。
父の言うとおりだと思ったでしょう。しかし、諦めきれないのです。
他の女性と結婚するなんて、ソンオンには考えられませんでした。
手元には、ジェイの肖像画があるのに、内官姿のジェイを見ても気づかないのね。
ファンは、ジェイにも友になってほしいと言いました。
男と女の間には友情は成立しないのかと、問いました。
ジェイは勿論、嬉しく思いました。
が、口では、ファンの仕打ちを恨みに思っていると言いました。
ファンとジェイの会話は、兄と妹、或いは仲の良い友達の会話のようで、面白いです。
ジェイは、相手を世子とは思わない口のききようですしね。
ただ、ファンは、ジェイが思っている以上にジェイのことを心の支えとしているようですね。
それが女性に対する愛情なのか、ソンオンに対するのと同じような友情なのかは、ファンにもまだ分かっていないようですが。
2人の関係が、また一歩近づいたようです。
その関係を、テガンは、嫉妬を含んだ眼差しで見てるようなんですが・・・。私の気のせい
ガラムが男装していると気付いた者がいます。
何か、ならず者のような男たちで、その情報を、チョ右議政に知らせたら、褒美が貰えるとほくそ笑んでいます。
男装してまで都に来たということは、ジェイに会うつもりに違いないと踏んでいます。
勘が良いね、見かけによらず。
危険が迫って来ましたよ。
ジェイも、ハン・ジュンオンの屋敷で見た婚礼準備の品々のことを思うと、とても複雑な気持ちになっていました。
ファンは、潔白が証明できれば、あの準備の品々が生かされると言いました。ソンオンと結婚できると言う意味です。
が、ジェイはソンオンと結婚したいと思っているわけではありません。
結婚するならば、相手を好きになって結婚したいと思っているからです。だから、ソンオンが良い人で良かったと、好きになれる人で良かったということなのです。
当時、結婚は親が決めるもので、当事者の気持ちは二の次でした。
だから、ファンもお妃が決まったら、その人を好きになろうと決めた方が良いと、ジェイは言いました。
「前もって好きだの嫌いだの決められるか」
と、ファンは呆れたように言いました。
ファンは、ソンオンにジェイの事を伝えようと考えていました。
その方が、安全だと思えるのです。
しかし、ジェイは潔白を証明する方が先だと言いました。
そして、もしそうできても、ソンオンと結婚する気は無いと言いました。
内官として生きる方が、幸せだからと。
女性は自由に考えを述べる事は勿論、生きる事も自由には出来ません。ファンに許されて男の格好をして初めて、ひとの役にたっていると感じられたのです。
嬉しかったです・・・とジェイ。
「すべて、世子様がそばにいてくださったからです。」
私もそなたがそばにいたからできた・・・とファンが言いました。
「私はこの生活が気に入ってます。」
ずっとこのまま私の傍にいるつもりか?と、ファン。
良い考えですと、ジェイ。
「王様になったら、私を尚膳にならせてください」
嫁ぎもせず、このまま内官でいると言うならば、尚膳にしてやろう・・・と、ファンは笑いながら言いました。
そんな事はあり得ないと心の隅では思いながらも、もしかしたら、現実になるかもしれない・・・なんて、幼い子供と他愛のない約束をするような気持ちだったのかもしれませんね、ファンは。
ファンは、今回の一件を王に報告しました。
王宮のスモモの木が燃えた件について調べていたところ、幽霊などではなく、何者かが企んだ事だと判明し、捜査している過程で、帳簿をチョ右議政の部下に奪われてしまったと。そして、それを元に、ハン・ジュンオンが疑われたと。
それだけじゃなく、減膳を要求したことも含めて、チョ一族の横暴は目に余ると。
しかし、そこにチョ右議政がやってきて、あー言えばこー言う・・・と言った感じで弁明しました。
見え見えの言い訳だと王もおそらく分かっていたでしょう。
しかし、この時、王はチョ右議政の言葉を信じると言ったのです。
ファンには、政治に関わるなと釘を刺しました。
チョ右議政はほくそ笑みました。
ハン・ジュンオンも、チョ右議政に抗議しました。
忠義心と私利私欲との区別も出来ないのかと。
ここまで、ハン・ジュンオンが敵対心を明らかにするなんて、意外でした。
ま、何を言っても、蛙の面に水とばかり、チョ右議政は全く堪えていませんけどね。
ファンは、全ての始まりは、10年前の碧川にあると考えました。
王宮の日誌と言うモノがあります。それには、細かく事実が書かれてありました。
みだりに見ることが出来ない日誌ですが、ファンは、ソンオンに命じて担当の者から借りて来させました。
担当者は、チョ氏に恨みを持つ者でした。だから、案外あっさりと差し出したようです。
会議で領議政やハン・ジュンオンたちが、10年前の碧川の宋氏の事件の再捜査を願い出ました。
チョ右議政の親戚のチョ・ウォノなど、おろおろと、でも必死に反対しました。
理由が分かりました。
宋氏が民衆を集め、盗賊となって反乱を起こし役所を襲うなどしていると最初に訴えて来たのが、チョ・ウォノだったのです。
チョ・ウォノは盗賊たちに襲われ大怪我をしながらも唯一生き延び、訴え出て来たとか。
王は、その訴えを聞き、当時軍務長官だったチョ・ウォンボに、訴えが事実なら、討伐せよとの命令を下したのです。
盗賊の首領は捕縛され都に連行され、処刑されました。
この一件の功績により、チョ・ウォンボは一気に出世したのです。
ファンは気づきました。
祝詞を汚したオ・マンシクも、祈祷師も碧川の出身だということに。
ソンオンを、星宿庁の巫女が訪ねて来ました。
祈祷師の元を、女性がよく訪ねて来ていたと言いました。顔は見えなかったと。
チョ右議政は王妃付きの尚宮と繋がっているようです。
王妃はチョ右議政の姪と言う事ですから、繋がっていても不思議は無いのですが・・・。
王妃はチョ右議政と一枚岩ではなさそうです。
それどころか、盗賊の首領だった宋何某の事をよく知っているようで。
その意味で、チョ右議政に恨みがあるようです。
ホン・スヒョンさんが演じてる段階で、単に大人しいだけの女性だとは思えなかったのですよね、あたくし。
何かありそうです。
ここに至って、王妃に裏の顔があると分かって来ましたね。
ある日、ファンがカン内官と言う人物を呼びました。
東宮内官や女官たちは、不思議そうに見つめていました。
カン内官に聞きたいことがあると、ファンは言いました。
碧川出身だな?と、ファン。碧川について聞きたいことがあると。
ここでまた一つ判明したことが。
東宮殿の女官チェ尚宮が、そうしたファンの行動を逐一何者かに報告しています。
あのスパイの一人は、東宮殿の女官でしたよ
ファンのすぐそばにまで、敵の手が伸びていたのね。
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