まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『暴風前夜』

2010-12-07 12:36:00 | 韓国映画のエトセトラ

今年入隊したキム・ナムギル氏とファン・ウスレさん主演の作品。

画面が暗い事が多くって、ちょいと判別出来ないシーンも多々ありました。

それも、この作品のアイテムの一つなのかもしれません。

 

ナムギル氏=スインは、無実の罪で服役中。妻を殺したとされているのです。何度も脱走を試みてるのですが、成功していません。

ある日、一人の受刑者の事を耳にします。

HIV感染者なので、出所出来るらしい・・・ってね。

 

スインは、その男サンビョンに近づきます。

で、ある日、彼が治療で点滴を受けてる時、その点滴の管からサンビョンの血液を自分の身体に入れるんですよ

そうまでして、出所したかったんです。

 

ところが、サンビョンの話を聞いて愕然としました。

出所出来るなんて事は無い。それはおそらく治療の為の入院等のことだろう・・・と。

それはもう自分の身体の中にサンビョンの血液を入れた後でした。

同じくHIVに感染してしまったんです。そして、血液を通じての感染は、生存出来る時間が少ない…と言う事も。

 

それでも、スインは諦めませんでした。却って、脱獄への気持ちが強まったようです。

で、治療の為に刑務所を出た時、まんまと逃げだすのです。

 

刑務所を出る時、サンビョンから一人の女性の事を聞かされました。彼女の元を訪ねて、自分は元気だと話してほしい、そして、彼女が元気かどうか知らせてほしい・・・と。

その女性がウスレさん=ミア。

 

実は、サンビョンは、同性愛者でした。それによってHIVに感染したようです。

ミアは、そうとも知らず、サンビョンを愛します。

でも、ある日、彼が男性とベッドに居るところを目撃してしまいます。

怒りに任せて銃を手に入れ、その相手の元へ。

彼女に撃つ気は無かったと思うんですよ。

サンビョンが丁度そこにやってきたんで、彼に、本当に愛しているのはどちらかと詰め寄るんです。何も答えられないサンビョンに苛立つミア。サンビョンが彼女から銃を取り上げようとした時、ミアの指が引き金にかかってしまったんです

弾は相手の男性に当たり、死亡。

サンビョンは、ミアの罪を被って自首したと言うわけです。

 

ところで、脱獄したスインは、真犯人のところに行きます。なんと、神父さんっすよ

妻の浮気相手だったんですねぇ・・・

問い詰めて自首させようとしたんですが、隙を見て自殺されちゃうんです。

絶望したスインは、そのままミアの居る海辺のレストランへ・・・。

 

シェフが居ないそのレストランに、シェフとして住み込みで働くようになりました。

 

素性がわからないスインを、詳しい事は全く聞かずに雇うミア。

サンビョンの事を話せないまま、時間は過ぎて行きます。

スインは、指名手配犯となっていました。その手配書には、彼がHIV感染者だと言う事も記されていました。

 

実は、ミアもまた感染者だったんですよ・・・。

でも、スインには、その事を話していません。

 

スインを追う刑事や、ミアを密かに想ってる銃砲店の主人。それぞれとの関わり合いがありますが、二人は静かに静かに生活をしています。

で、ある時、事件が

 

この後は、DVDで確かめてください。

 

ナムギル氏の魅力が満載です。

少年のような表情や、影のある大人の表情。無表情だったり、ふいに笑顔になったり・・・。

ちょっとした事で人生は変わってしまうんだな・・・と、そんな気持ちになった作品です。

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