まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『愛の温度』11話まで

2018-10-11 11:31:49 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

全てを悟ったジョンソン。

でも、その場では、何も言いませんでした。

ヒョンスが何も知らないということは、すぐに分かりましたから。

 

ヒョンスは、ジョンソンの表情で、何かあったと気が付きましたが、まさかそれが自分がこの場にいた所為だとは思いもよらなかったようです。

 

ヒョンスは、ジョンウに、ジョンソンと付き合っていることを打ち明けました。

ジョンウは驚いた様子を見せず、いつものように淡々とした態度です。

ヒョンスは、ジョンソンの表情の事もあって、落ち着きません。ジョンウに仕事のことであれこれと問いかけ、平静を取り戻そうとしましたが、上手く行きません。そんなヒョンスの心情を、ジョンウはちゃんと分かっていました。

その動揺の理由が分かったのは、ジョンソンがデザートのケーキをサービスした時でした。

 

そのケーキの試作を、ヒョンスは見ていたのです。そしてそのケーキが、どういう意味を持つのかも、その時ジョンソンから聞いていました。

 

「これだけか?忘れてるだろ?」

と、ジョンウがジョンソンに聞きました。指輪も一緒に出してほしいと頼んでありましたからね。

少し話そう・・・とジョンソンが言いました。

 

ジョンウがジョンソンと出て行き、ヒョンスは一人座ったままでいました。

混乱していました。気持ちが揺らぐのではなく、ただただ混乱していたのだと思います。

その時、母から電話が入りました。絶妙のタイミングでした。

母の声で、ヒョンスの混乱は静まりました。

 

ジョンソンとジョンウは、お互いが愛していた女性がヒョンスだったことを確認し合いました。

ジョンウは既に知ってから時間が経っていますので、心は冷静でした。でも、ジョンソンは動揺を隠せません。

お前がパリにいる間、俺が彼女のそばにいた・・・というジョンウの言葉は、ジョンソンの心に刺さりました。自分より長い間ヒョンスを見守ってきたと分かりましたから。後悔が押し寄せたでしょう。5年前にヒョンスを手放した事を。

 

ジョンウはヒョンスに事情を話しました。

プロポーズするつもりで、ここに来た・・・と。二人の間には、信頼の絆があるだろ?・・・と。その信頼ゆえ、伴侶となってもらいたかったとね。

そして、その決心をした後になって、ジョンソンとの関係を知った・・・と。もう後戻りはできない、今からがスタートだ・・・と。

 

何があろうと僕らの仲が変わらない事が重要だ・・・とジョンソンはヒョンスに言いました。

ヒョンスは、ジョンソンが不安になっている事を察し、言いました。

「代表を信頼しているけど、愛情じゃない。揺るがないわ。」

ならいい・・・と嬉しそうな笑顔を浮かべたジョンソンでした。

 

ヒョンスの脚本を気に入っているという女優ユ・へジョン=パク・シネさんと、ジョンウの事務所で会ったヒョンス。

気まずい思いは確かですが、公私をきちんと分けるジョンウのお陰で、ヒョンスもいつものように仕事を始める事が出来ました。

ユ・へジョンとヒョンスは初対面からお互いに気が合いました。

 

ところで、スジョンですが。

なかなかの勇気の持ち主です。ソムリエとして凛とした仕事ぶりで、周囲への気配りも出来る人です。でも、ずっとウォンジュンへの想いは隠して来ていました。

いつもウォンジュンをパシリのように使うホンアに悔しい思いを抱いていたのですが、今回、とうとうその鬱憤を晴らす時が来たのです。

相変わらず我儘でウォンジュンを良いように使っているホンアに、ぴしっと一線を引き、勝手に厨房に立ち入ることを拒否しただけじゃなく、

「お話しに割り込んで澄みませんが。この人をください。」

と、言ったのです。

驚いたのは、ウォンジュンとホンア。

でも、ホンアは上から目線で言いました。8年も私に片思いしてるから心を得るのは難しそう・・・と。

その言葉を聞いたウォンジュンは言いました。難しくない・・・と。これから自分はスジョンさんのモノだから、彼女の許可なく呼ぶな・・・とね。

ウォンジュンは、スジョンが自分を可哀相に思って、助け船をだしたと思ったのです。でもね、スジョンは明るく言いました。

嘘じゃありません・・・と。

 

ジョンウは、ヒョンスをジョンソンの店に連れて行きました。仕事終わりの食事だ・・・と。

ヒョンスは割り切ろうとしたのですが、二人の姿を見たジョンソンは、そう簡単に割り切ることは出来ませんでした。

「諦めきれなくても、もう行動に移すな。」

と、ジョンウに言いました。

それは自分で決める・・・とジョンウは言いました。

何をしても仲は壊れないか?・・・とジョンウ。

壊れない・・・とジョンソン。離れてても愛し合っていた・・・と。

「壊してやるよ。5年間1人の女を想い続けた人生に対する礼儀だ。」

 

僕らの友情は?・・・とジョンソン。

「今からが始まりだ。」

・・・とジョンウ。

ジョンソンは、大きく動揺しました。

でもね、ジョンウもきっとジョンソンとの友情が先に壊れてしまいそうなのが、辛かったと思いますよ、あたしゃ。

 

ヒョンスも不安な時間を過ごしていました。

自分の想いは揺るがないと思っていましたし、ジョンソンが不安に感じているのはその事だと思っていました。

でも、もしかしたら、ジョンウとの友情が壊れてしまう事が不安で、ジョンソン自身が揺らぐことに不安を感じているのではないかと思ったのかも。

ヒョンスは、ジョンソンに会いに行きました。

ヒョンスの姿を見て、ジョンソンは優しく抱きしめました。

 

ある日、ヒョンスの両親がやって来ました。

で、以前、定休日だった店に行きたいと言ったのです。ジョンソンの店です。

連絡すると、流石にジョンソンも緊張しました。恋人の両親に初めて会うんですからね、そりゃそーでしょ。

 

ところがですよ。タイミング悪かった。

丁度、ジョンソン母が恋人のダニエルと食事に来たのです。

正反対のヒョンス母とジョンソン母。

どー見ても年下の男性とそう言う仲だと分かる、若づくりのジョンソン母を、ヒョンス母は批判的な目で見つめましたし、ヒョンス母のその目が気に入らないジョンソン母。

お互い、気にくわない相手だと思った後での顔合わせとなってしまったわけです。

あいやぁ~っ

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『あなた、そこにいてくれますか』

2018-10-09 22:09:54 | 韓国映画のエトセトラ
あなた、そこにいてくれますか [DVD]
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ギャガ

キム・ユンソクssiと、ピョン・ヨハンssi主演のファンタジー。

 

医療ボランティアでカンボジアを訪れていたスヒョン=キム・ユンソクssi。

雨期が来る前に、現場を離れようとしたスタッフ。

でも、スヒョンは老人が抱いた幼い子を見捨てて行く事は出来ませんでした。

一人、ヘリコプターを降り、村に残り、治療しました。

その時、老人がお礼に・・・とくれたのが、怪しげな黄色い薬。

願いを叶えてくれると言います。

 

スヒョンの願いは、30年前に亡くなった恋人のヨナに会う事。

 

半信半疑で飲んでみると、本当にスヒョンは30年前にタイムスリップしてしまったのです。

そこで出会ったのが、30年前の若い自分・・・スヒョン。

まだ若く、医師に成ったばかりで、日々、仕事に励んでいました。

そして、彼の傍には、恋人ヨナ。

ヨナは女性として国内初のイルカの調教師でした。

 

若いスヒョンは、目の前の中年男が未来の自分だなんて、信じられませんでした。

タイムスリップなんて、信じられませんよね、普通。

でもね、徐々に信じざるを得なくなるのです。

自分がわざと腕に入れ墨を入れると、未来のスヒョンの腕にも、それが刻まれましたしね。

 

タイムスリップ出来るのは、黄色い薬の数・・・10回。

 

スヒョンは、ヨナを死なせたくありませんでした。

ヨナの死の原因がスヒョンにあると分かっているので、若いスヒョンに、ヨナと別れるよう言いました。それが、ヨナを生かす方法だと。

若いスヒョンが守ってはいけないのです。

なぜなら、現在、スヒョンには娘がいるから。

 

スヒョンの娘スアは、ヨナが死んで10年後に生まれたのですから・・・。別の女性との間に・・・。

スヒョンがヨナと結婚したら、スアは存在しないことになります。

20年も育てて来たスアの存在を守りたいスヒョンは、若いスヒョンに、なんとかしてヨナもスアも生かす道を選択させました。

勿論、彼自身も最大限の協力をしました。

 

実は、現在のスヒョンは、末期の肺がんで、余命は半年と自己診断していました。

時間はあまり残されていません。

吐血しながらも、必死に若いスヒョンを手助けしました。

 

結果、ヨナもスアも現代で生きてはいるのですが、その選択の所為で、様々な変化が起きていました。

それでも、スヒョンはヨナとスアが生きていると言う事だけで満足だったのです。ヨナとは離れてしまっていますが・・・。

 

若いスヒョンにとってはヨナが、そして現代のスヒョンにとってはスアが、‘そこにいてほしい、あなた’だということですね。

 

ラストで、現代のスヒョンとヨナが、再会します。

自分と別れた理由を、ヨナが知るんですね。

教えてくれたのは、スヒョンの親友テホ。

スヒョンの遺品の中のノートをテホは読んだのです。信じられない事が書かれていました。

テホは、タイムスリップをする薬が1粒残っている事に気が付きまして、それを飲んで、30年前のスヒョンに会いに行ったのです。

そして、死ぬ前にヨナと再会できるよう、会う約束をしたのです。

生きて歳を重ねたヨナと再会したスヒョンは、人生に満足して亡くなったようです。

 

キム・ユンソクssiと、ピョン・ヨハンssiが、本当に現在と過去の同一人物に見えましたね。

背景にあまり差が無かったので、現代のシーンなのか、30年前のシーンなのか、一瞬混乱することがありました。

緊張感とか悲愴感は感じられませんでした。

キム・ユンソクssiの良い意味で力の抜けた演技の所為かもしれません。

眉間にしわを寄せた役柄をよく見て来たのですが、こういう役も良いですね。

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大過なく

2018-10-09 21:06:37 | 家族関連

今日は、アルフィー&まぎぃの結婚記念日です。

敢えて、何回目かは書きません

物凄く長い時間が過ぎてしまった事は確かです。

で、昨日、三連休最終日に外食でも・・・と、韓国料理を食べに行ったのに・・・。行ったのにぃ・・・

食い意地が張って、写真を一枚も撮らなかった~っ

いつもの廻るお寿司でもなかったし、いつもの庶民派イタリアンでもなかったのにぃ

 

今日こそは・・・です

ロールケーキを買って来ました。

いちごロール ・・・庶民派です

いつものように、フリーイーティング

クリームもスポンジも軽くて、あっさりしていたので、かなり食べてしまいました

 

実家に行って、結婚記念日だと言うと、オンマは改めて娘の歳に想いを馳せたようで。

娘がこんなに歳をとったなんて・・・と感慨深げでした。

まだまだ自分がこのくらいの歳の意識しかないのに・・・とね。

 

長いようでもあり、短いようでもあり・・・。

その時々の思いも、山あり谷あり。

これからも、おそらく同じように過ぎていくのでしょうね。

 

ただ思うのは、会話を途絶えさせてはいけないということ。

絆をつなぐのは、会話じゃないかと思うのです。

何でもない事を、あーでもない、こーでもないと、他愛のない話をして行きたいと思います。

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にんじん&バナナ

2018-10-08 13:53:11 | 食べ物関連

作った後で、レシピ検索したら、にんじんジャムには、りんごを混ぜるのが美味しいと出ていましたよ・・・

 

いえね、先日作ったいちじく&梨のジャムが、思いのほか好評でして

あっという間に、食べ終わりそうになったので、次のジャムは・・・と冷蔵庫を漁ってみたんです。

ここ数日、買い物に出かけていないこともあって、めぼしい材料は見つからず。

で、チャレンジしてみたんです。

にんじん&バナナに

 

にんじん中くらいのを1本と、バナナは小さめのを2本。

それに、砂糖とレモン汁。

すりおろしたにんじんと、バナナは手でちぎって、砂糖とレモン汁を加えてぐつぐつ。

バナナをつぶしながら煮詰めること約15分。

水分が少ないってこともありまして、あっという間にジャムっぽいモノに。

 

まだ温かいのを試食してみましたら、にんじん本来の味とバナナの甘味が結構合ってると思ったんですよね。

冷えてから、どーいう味に落ち着くのかは、明日以降のお楽しみ。

 

少しの量を作っては、あれこれと新しい材料にチャレンジするのも楽しいです。

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「空から降る一億の星」衛星劇場で日本初放送決定!

2018-10-04 21:29:04 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

夕方、衛星劇場さんからのLINEで一報が届きました。

ソ・イングクssi、チョン・ソミンさん、パク・ソンウンssi出演で、韓国での放送が開始されたばかりの「空から降る一億の星」の日本初放送決定です

 

1話先行放送・・・11月27日(火)23:00~1:15

12月より本放送開始

 

お知らせは、こちらから。 

2002年にフジTVで放送された木村拓哉&明石屋さんまダブル主演の作品の韓国リメイク版です。

確かに見た記憶はあるのですが、殆どストーリーを忘れています。

お初の作品として見る事ができそうです。

楽しみ

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『愛の温度』10話まで

2018-10-04 14:15:09 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓国TVドラマ「愛の温度」オリジナル・サウンドトラック
クリエーター情報なし
PAN ENTERTAINMENT

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジョンウの辛いところは、ジョンソンもヒョンスと同じくらい好きだというところなんですね。

憎める相手なら、まだ楽だったでしょう。

 

ある夜、ジョンウはヒョンスに家の前から電話をかけました。会いたかったのでしょうね。

ところが、出ません。

今度は、ジョンソンの店『グッドスープ』に行きました。

そしたら、店から出てくるヒョンスとジョンソンを見てしまったのです。

ジョンウの表情が歪みました。

 

ヒョンスとギョンは、新作『よいスープは電話にでない』のために、取材を始めました。今度の作品はシェフが主人公だとか。勿論、ジョンソンをモデルに書いたモノです。

ジョンソンの店でスタッフに話を聞きました。

この中で、ソムリエのスジョンがウォンジュンに好意を持っているのでは?・・・とギョンは気付きました。これは、調理師見習いのミノも気づいています。

 

ジョンウは、ヒョンスに言いました。初めて会った頃の関係に戻ろう・・・と。

「俺が呼んだら来い。都合は考慮しない。」

突然の言葉に、ヒョンスはちょっと驚きました。でも、異論はありませんでした。その方が気が楽だったかもしれませんね、ヒョンスも。

 

ジョンソンは、ジョンウに恋人ができたと言いました。

以前パリで話した人で、一度振られたけど、再会して始まった・・・と。そして、紹介したい・・・と。

ジョンウは、プロポーズする日に呼べ・・・と言いました。皆で会おうと。

ジョンソン、まさかそれがヒョンスだとは思ってもいませんから、あっさりとOKしました。

 

アレルギー事故のことがネットで拡散し、レストランのキャンセルが相次ぎました。

一旦こうなると、無責任な非難が止められなくなります。

 

ホンアは何も無かったかのように、ヒョンスの前に現れました。

ジョンウの会社所有のヒョンスの仕事部屋だったところは使わないようにしたし、ヒョンスが降板した作品からも手を引きました。これは、ホンアなりにヒョンスに気を使ったつもりなんです。

だから、ヒョンスに以前のように付き合ってほしいのですが、ヒョンスにしてみれば、そう簡単に気持ちの整理はつきません。

 

ジョンウは夜遅くヒョンスを呼び出しました。

ヒョンスが出向いてみると、珍しくジョンウがお酒を飲んでいました。少し酔っているようにも見えます。

あまり見たことが無い姿でした。

ジョンウは聞きました。

新しい作品は進んでいるか?・・・はい。取材はグッドスープでやってます。

オンシェフは協力的か?・・・はい、とても。

それだけ聞くと、ジョンウは用が済んだように帰宅を促しました。

ヒョンスは、ジョンウに何か悩みがあると感じました。それは仕事上のものだと思ったようです。

だから、自分に協力できることがあったら言ってほしいと言いました。相談相手になると。

でも、ジョンウは断りました。今は感情が制御不能だから・・・と。本当に大人です。

 

昔、つきあってもいないのにプロポーズしたのを変だと思ったか?と、ジョンウが問いました。

「正解は無いと思います。」

と、ヒョンスは言いました。

愛は信頼だと思っていたが、それは違うようだと言いました。

愛と信頼は別の単語で信頼しなくても愛する事ができる・・・と。

「結婚は信頼で成り立つ。愛があっても難しい。」

と、ジョンウ。

ジョンウには、良い女性と出会ってほしいと思っているとヒョンスは言いました。ジョンウ自身が良い人だから・・・と。

そして、オフィスでこのまま寝ると言うジョンウに、

「冷たいオフィスでなく、家で寝てください。」

と言って、帰って行きました。

ジョンウ、その温かい言葉で、ヒョンスへの想いがいっそう募る結果となったようです。

 

ジョンソン母は、ヒョンスが気に入ったようです。

自分の話をきちんと聞いてくれ、本音で話をしてくれるからです。

 

ヒョンス両親は人間ドックに入っています。

ヒョンス母の頭痛、重い病気のようで、怖いです。

 

ジョンウはヒョンスのために指輪を買いました。

それを料理と一緒に出してほしいとジョンソンに渡しました。

そして言いました。人生には優先順位がある・・・と。

だからもし俺たちが・・・と言いかけると、ジョンソンがそんな時は来ないと遮って言いました。

なぜ?・・・とジョンウが聞くと、

「俺たちだから。」

と、明るく純粋な目をしてジョンソンが言ったのです。

ジョンウの胸を突いたようですね、その言葉。罪悪感が押し寄せて来たでしょう。

それでも、彼の中の優先順位はヒョンスが先なのです。

 

約束の日。

ジョンソンはヒョンスを夕食に誘いました。

何も理由は言いませんでした。いつものデートだと思ったでしょうね、ヒョンスは。

その後でジョンウから夕食の誘いが入りました。

先約があると言いかけたら、お前に選択権は無いと言われてしまいました。

だから、仕事が入ったからと、ジョンソンに断りの連絡を入れたのです。

 

ジョンウの席は特別に準備されていました。

ヒョンスは何かのお祝だと思いました。

でも、やってきたジョンソンは、すぐに察しました。これまでのジョンウの言葉が脳裏を過ぎりましたから。

ジョンウが愛して来た人はヒョンスだ・・・と。

 

何も知らないヒョンスは、振りむいてジョンソンの姿をみると、微笑みました。

「正式に紹介する。こちらが俺が一番好きな男、そしてこちらが俺が一番好きな女。」

ジョンソンの顔がこわばりました。

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『隠された時間』

2018-10-04 10:47:29 | 韓国映画のエトセトラ
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

カン・ドンウォンssi、シン・ウンスさん主演のファンタジー作品。

 

物語は、心理学者のミン女史がスリン=シン・ウンスさんの話を聞くところから始まります。

世間では、彼女は誘拐犯人を庇ったと考えていて、バッシングの対象としていました。その心理を知ろうと、スリンの話をありのままに記録しようとしたのです。

緊張しながらも、スリンは自分とソンミンの話を始めました。

 

スリンは母を亡くし、義理の父親と共にある島にやって来ました。義理の父は、その島で仕事があったのです。トンネル仕事の管理者のようです。

転校して来たスリンは、周囲の同級生となかなか親しくなれませんでした。社交的な性格じゃないってことも理由の一つでしょうし、彼女の興味が幽体離脱だの、異世界だのという普通の小学生とはちょっと違ったところにあった所為でしょう。

母親が亡くなって、母の再婚相手である義父との生活が嫌で、どこか別の世界に行ってしまいたいと思い続けていたのです。

 

そんな時、ソンミンと知り合いました。

彼はクラスは別でしたが、転校生のスリンのことを気に留めていました。

ソンミンは施設で暮らしていました。5歳の時、父親に預けられたのだそうです。

ソンミンは幽体離脱を経験したことがあると話していました。

そのことから、スリンとソンミンは次第に親しくなっていきました。スリンにとっては唯一の友達になったのです。

彼らは、スリンが作った絵文字で交換日記を始めました。万が一、誰かに見られたとしても、内容を知られる心配はありませんでした。

 

ある日、スリンはスンミンが他の友達4人でトンネル工事の爆破を見に行こうと話しているのを聞いてしまいました。

学校では、危険だから近づかないように言われていたので、内緒の話でした。

で、自分も行くと、ついて行ったのです。

途中で、男の子の一人が怖気づいて、離脱。残る男の子3人とスリンの4人で山に入って行きました。

そこで、洞穴を見つけたのです。

子ども一人がやっと通れるような穴に入ると、奥は少し広くなってて。溜まった水の底に、何か光るモノがあったのです。

ソンミンが潜って拾い上げました。

でも、水から出たら、その石らしきモノの光は消えてしまいました。

男の子の一人が言いました。

「これって、時間を食べる妖怪の卵かも。」

満月の日に山に洞窟が現れて、その洞窟に入ると、妖怪に時間を盗まれて子供は大人に、大人は老人になると言うのです。

 

スリンは母の形見のヘアピンを落として来た事に気づき、一人で洞窟に戻りました。

見つけて拾い上げ戻ろうとしたその時、突然、地震のような大きな揺れが。

慌てて洞窟から這い出てみると、石は卵のように割れていて、ソンミンたちの姿はどこにもありませんでした。

 

島では、子供たちがいなくなったと大騒ぎになりました。

翌朝、スリン一人だけが見つかりました。

 

スリンは刑事に、ありのままを話しました。

でも、あまりにも漠然とした話で、何の参考にもならないと大人は考えたのです。

スリンに案内させて山に入っても、洞窟すら見つけることが出来ませんでしたし・・・。

不安は増すばかりの少年たちの家族。

そんな時、少年の一人が遺体で発見されたのです。山から離れた公園の砂場に埋められていました。死因は持病のぜんそくの悪化によるものと断定されました。

 

スリンには、理解できませんでした。彼らに何があったのか・・・。

 

ある日、山に入ったスリンの前に、突然大人の男性が現れました。

「スリン。」

と、自分を呼びました。

背の高い大人の男性で、髪も伸びてて・・・。

「スリン。ソンミンだ。」

そう言われても、信じられる筈ありません。恐怖の大声を挙げて、逃げ出しました。

丁度通りかかった義父に助けられ、変質者が出たってことで、警察が山狩りをすることに。

 

でもね、スリンは気付いたのです。あの大人がスンミンだということに。

彼の持ちモノのノートが発見されたのです。

それには、二人しか知らない絵文字で、これまでの事が書かれてあったのです。

 

スンミンたち3人が、時間の止まった世界に移動してしまったこと。

その世界で動いているのは自分たち3人だけで、スリンも洞窟の中で固まったように立っていたということ。

触ることはできるし、食べ物を食べる事もできる。でも、自分たち以外のモノは、全てその瞬間で止まってしまい、空中に浮いている状態になるということ。

好き勝手なことをして生活していた3人ですが、次第に3人だけの世界に不安を感じ始めたのです。

いつになったら、元の世界に戻れるのか、全く分からないから・・・。

島から逃げ出そうとしても、船の動力は仕えず、オールで漕ぐ事も出来ません。つまり、島から出られないのです。

そんな時、一人の子が喘息の薬を飲む事が出来ず、発作で突然死んでしまったのです。

 

二人は、その子を砂場に埋めました。

その時、空中に浮かぶその子を、まるで風船のように紐をつけて浜辺まで運んで行くシーンが、なんともファンタジーで子供っぽくて。だからこそ、却って怖くて悲しかったです。

それが、現実の世界で発見されたということです。

 

ソンミンたちは時の止まった世界で、自分たちなりに勉強し、お金を稼ぎ生きていました。

お金を稼ぐと言っても、止まってる人の財布からお金を抜き出すことですけどね。

ソンミンは、眠って起きた時を朝と考え、その回数を記録していました。自分たちがこの世界に来て、何日経ったのか、目安とできるように・・・。

彼らの姿は止まった鏡には写りません。

なので、成長した自分の顔を確かめる術が無いのです。

いつか、現実の世界に戻った時、両親や家族は、自分を分かってくれるだろうか・・・。二人はそれが気になりました。

 

徐々にテシクの様子がおかしくなって行きました。

そしてある日、テシクの姿が消えたのです。

島中を探し歩いたソンミンが見つけたのは、海岸の岩場にきちんとたたんだテシクの洋服。そして、海には、彼が飛び込んだ証拠の水しぶきが止まったままになっていました。

ソンミンは、後を追いました。

でも、気がついたら、浜辺に打ち上げられていたのです。

時が動いていました。現実の世界に戻っていたのです。

 

彼らが消えてあまり時間が経っていない時に・・・。

スリンは元の少女のままでした。

 

スリンは、目の前の大人の男性がスンミンだと信じました。

腕の怪我も傷痕として残っていましたし、何と言っても、あの絵文字を知っているのは、スンミンしかいないからです。

 

スンミンは、スリンのように他の人が自分の言う事を信じてくれるとは思えませんでした。

でも、スリンは、自分が味方になってきちんと説明すれば分かってもらえると思っていました。

 

その頃、警察では、不審な男の姿を防犯カメラで見つけていました。その男が誘拐犯だと断定し、公開捜査を始めたのです。

 

スリン以外、誰もスンミンの話を信じる者はいませんでした。

事は悪い方向へと向うばかり。

スリンと島を逃げ出そうとしても、身分証明書の無いスンミンはチケットを買う事ができず。

結局、スリンをも誘拐して逃走している・・・と判断されてしまったのです。

 

スリンは思い出しました。

ヘアピンを取りに洞窟に入った時、もう一つ光る石があったことを。

それを割れば、自分が時の止まった世界に行き、大人になって戻ってこれる。その姿を見せれば、ソンミンの話が真実だと分かってもらえるに違いないと。

でも、ソンミンは反対しました。自分が犯人になって捕まれば、それで済む・・・と。

 

追い詰められた二人が、刑事と争って崖から転落しそうになった時、ソンミンが時を止めました。

スリンが気付いた時、彼女と刑事は、浜辺に打ち上げられていました。ソンミンの姿はありませんでした。

 

スリンは、容疑者を庇ったと言う事で、周囲から責められ続けました。

家の壁に、様々な暴言を落書きされたり、瓶を投げつけられたりしました。

義父は、それを一人で片付けました。日ごろ、冷たく見えていましたが、スリンの父親としての優しさが感じられるシーンでした。

スリンは、刑事の助言を受け入れ、スンミンが誘拐犯で、自分は脅されて言う事に従ったと証言しました。

そうすることで、事件が収束しますからね。

 

スリンは、その事も全てミン女史に語りました。

ミン女史は、その証言ビデオを元に、本を書くつもりでした。

本に載せてほしいと、スリンがメモを渡しました。それには、例の絵文字が書かれていました。内容は秘密だとスリンは言いました。

ソンミンへの伝言だったのでしょう。以前、スンミンに聞かせた詩だったようです。

 

本が出来た時、スリンは島を出ました。

寄宿舎のある学校に入る事になったのです。

そのフェリーで、スンミンに会ったのです。

生きていました・・・と言うか、戻って来たのです。

少し歳をとっているようでした。

 

久しぶりにカン・ドンウォンssiを見ました。

37歳なのに、あの瞳。いやもう参りました。

15歳のシン・ウンスさんの澄んだ瞳にも魅了されましたが、ドンウォンssiの子供の様な瞳にも魅了されました。

ストーリー的には、よく理解できない個所もありました。

でも、この作品は、カン・ドンウォンssiを鑑賞するだけで満足してしまいましたよ、あたしゃ。

映画しか出ないんでしょうかねぇ、ドンウォンssi。もっとお姿見たいです。

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『愛の温度』9話まで

2018-10-03 08:38:55 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジョンウは、どうして気付かなかったんだろうと思い返したようです。

ジョンソンも、ヒョンスも、決して嘘をついたわけでも、ひた隠しにしてきたわけでもありません。

充分に合致する二人の言葉でした。

おまけに、ジョンウは、ヒョンスの背中を押したのが自分だったと言う事にも気付いたようです。それは、自分の存在を認識させたいがための言葉だったのですが、ヒョンスの立場からすると、躊躇する気持ちを消し、ジョンソンに向かわせることになってしまったのだろうと。

皮肉です・・・。3人とも、正直で率直なのに、ちょっとした意識のずれが、こう言う結果になってしまったのですから。

 

流石に落ち込んだ様子を見せるジョンウ。

でも、凄いのは、決して公的な場に於いては、全く感情を出さない事です。

凄みのある表情になることもあります。冷たい眼差しでヒョンスを見つめることもありますし、ジョンソンをそれまでとは違う感情の入った眼差しで見つめる事もあります。

でもそれはジョンウだけに分かるもので、相手は全く感じとることは出来なかったでしょう。

 

ヒョンスとジョンソンは、やっと始まった恋に夢中です。

傍にいるギョンがあてられるほどに

 

ところが、ジョンソンの店で事件が起りました。

ナッツアレルギーの客の為の料理が、別の人に出されてしまったのです。

客は救急搬送され、大事には至りませんでしたが、ジョンソンはショックを受けました。

このところ、ジョンソンがマスコミに注目され始めて、店の客足は急激に伸びていました。その所為で、調理やその環境に配慮が欠けるようになっていたのでは・・・とジョンソンは反省しました。

決まってたTV出演を辞退すると言う意向を番組PDに伝えました。

 

ジョンウから、昔書いた脚本のドラマ化を打診されたヒョンスは、喜びました。

降板して以来、今後の仕事をどうしようかと、悩んでいたところでしたから。

一方で、降板したドラマに、ホンアが脚本家として加わることになったという報告も受けました。流石にこれは良い気はしなかったようです。

別の作家になった以上、自分のストーリーは使わないでほしいとヒョンスは言いました。が、ジョンウは確約できないと答えました。

働かないと・・・とヒョンスは言いました。自分が転んでいる間、ジョンウは働いてくれたのだから、恩返ししなくては・・・とね。

ヒョンスのそういうところが、ジョンウは好きなんでしょう。

この時のジョンウの目が、諦められない想いを表していたように思えます。

 

ヒョンスは、ホンアに直接申し入れました。自分のストーリーを使わないでほしいと。

同じ設定なので、似かよってくる可能性もあるとホンアは言いました。

でも、ヒョンス、抜かりは無かったようです。既に著作権を登録しておいたようですし、脚本を送信した証拠もあるから、使ったら訴えられるぞと言う事です。

ヒョンスがホンアに言いたかった事はまだありました。ジョンソンのことです。

これまで、ホンアはジョンソンは開放的な性格で、自分にも言い寄った事があると嘘をついていました。それを信じたから、ヒョンスは5年前に気持ちを押さえたのです。

でも、ホンアは覚えていないと言いました。プライドが傷つきます、覚えているとは言えませんわな。

ホンアは、ヒョンスが好きだけど、反対に羨ましかったり憎かったりした・・・と言いました。その気持ちは今でも変わっていません。

自分にそう思わせるヒョンスが憎いと言うのです。

それでも、少しは好転してるようです。ホンアもプロとしてスタート出来るようになりましたから。

 

ある日、ジョンソンの家にヒョンスが行ってる時、偶然ジョンソン母がやって来ました。

ジョンソンは、ヒョンスを恋人だと堂々と紹介しました。

ヒョンスと2人だけで向かい合ったジョンソン母は、率直に歳を聞きました。

6歳上だと聞くと、さほど離れていないのね・・・という反応。

自分の事を思うと、味方が出来た気分でしょう。

ヒョンスは、自分の両親とは正反対のジョンソン母に戸惑いながらも、その開けっぴろげで率直な態度に好感を持ったようです。

 

ジョンソンの店から出て来たところで、ジョンウと会いました。

ジョンウはヒョンスを家まで送りました。歩いている間中、何も話さなかったようです。

別れる時、話があるとヒョンスが言いました。

「1番“私的なこと”、2番“公的なこと”。」

と、ジョンウが言いました。

「1番・・・。」

そうヒョンスが言ったら、言うな・・・とジョンウ。

ジョンウの考えが全く分からないヒョンスでした。

 

ジョンウがジョンソンの店に来たのは、番組の出演を辞退したいと言うジョンウの意向が報告されたからでした。

出ろと言うジョンウに対して、ジョンソンはあくまでも拒否。

客が来てるのは、店の料理に惹かれたからではなく、マスコミで注目されるジョンソン目当てだと分かっているからです。

投資家である自分の言う事を一切聞かないのなら、辞めさせる事も出来るんだぞ?・・・とジョンウ。

分かってるから、妥協も調整もしてる・・・とジョンソン。

まだ足りない・・・とジョンウ。

「僕に最初に感じた気持ちを信じてくれ。」

ジョンソンが言いました。

 

ジョンウは自分の気持ちをもう一度じっくりと考えてみました。

何がしたいのか、何が好きで、今一番望む事は何か・・・でしょうか。

で、心を決めたようです。ヒョンスを諦めないと。

 

「もしも好きな女が他の男を好きなら、諦めるか?」

と、ジョンソンに問いました。

「最後まで戦わなきゃ。」

俺が相手でも?・・・とジョンウ。

「当然だろ。ジョンウさんは違うの?」

「俺もだ。」

と、ジョンウ。そして続けて言いました。プロポーズは来週だ・・・と。

 

ホンアが、ヒョンスが降板した作品から降りると言いだしました。

沈む船には乗っていたくないという言い分です。ジョンウはその処理を引き受けました。

この時、調子に乗ったホンアがジョンウの痛いところを突いたのです。

ヒョンスが好きなのに、何故進展がないのかということです。今一番言われたくない事です。

流石に気分を害したようですが、そんな事は一切見せず、ホンアの言葉を遮り、作品で見せてくださいと言ったのです。

こういうところ、凄いです。そして、ちょ~っと怖いところでもあります。

 

ヒョンスは、ジョンソンによくメールをします。“何してる?”・・・と。

その言葉の意味を知ってるかとジョンソンに問いました。

「“会いたい”よ。」

ジョンソン、感動の表情を浮かべました。

と~っても良い雰囲気の二人です

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『愛の温度』8話まで

2018-10-01 15:18:12 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「代表に申し訳ないです。」

ヒョンスのその言葉。ジョンウとの間に一線を引きました。

その場の雰囲気に流されないヒョンスなのです。分かっているから、ジョンウも無理に感情を押しつけることはしませんでした。

本当に大人な対応です。

 

結局、ヒョンスは作品から手を引きました。

 

ヒョンスからの着信があった事に気がついたジョンソンは、すぐに連絡し、会いに行きました。

ジョンソンにとってその日は、嬉しい日でしたが、ヒョンスにとっては最悪の気分の日でした。タイミングが悪いとヒョンスは感じたみたいです。

自分とジョンソンには縁が無いと思ったのかもしれません。

自分は、5年の間で変わったと思っていました。今なら、ジョンソンを受け入れられると。でも、やっぱり人はそう簡単に変わらないものなんだと思ったのです。

そう言うと、ジョンソンは自分が変わったと言いました。

細かい事は話さなくても、想像がついたようです。ヒョンスは何かあって電話をかけて来たけど、打ち明けられる事じゃないということ。そして、ジョンソンは、まだ躊躇するヒョンスを、だからと言って諦めたりする気持ちは無いと言う事。

 

ヒョンスは事務所を引き払いました。

ホンアは自宅に戻りましたが、ギョンは行く当てがありません。

だから、一緒に済まないかと、ヒョンスは声をかけたのです。ギョン、喜んで同居を決めました。

ホンアは、ギョンにも一緒にヒョンスから離れないかと声をかけていました。でも、ギョンにその気はありません。彼女はヒョンスが好きなのです、尊敬しているのです。

 

作品の脚本家が変わったと言うニュースが流れました。

ヒョンスの両親は心配して駆け付けました。体調が悪いからというのが、降板の理由に挙げられていましたのでね。

でも、元気な娘を見て、ほっとしました。

妹は結婚して子供もいます。今でも口げんかは耐えませんが、以前より妹の方が少々柔らかくなったようです。

ただ、マスコミが書き立てる内容は、違っていると思っていました。姉ヒョンスの作品の方が良かったと心から思っていますから。

喧嘩の絶えない相手ではあるけど、本当のヒョンスを理解してくれる数少ない人としてやはり大切な存在でした。

ちょっと気になるのがヒョンス母の体調。

小学校教師を翌年定年退職する予定なんですが、更年期だとか何とか言いながら、薬を飲んでいるのが、ちょっと気にかかります。

 

ヒョンスは、両親と妹にジョンソンの料理を食べさせてあげたいと店に案内しました。

ところが、定休日。

その日と翌日は、久しぶりの定休日だったのです。

 

ジョンソンを訪ねたジョンウは、ヒョンスが結局作品から手を引いたことを告げました。

ジョンソンは心配になりました。

 

ホンアはパク作家から、ユ監督とつながりを持っていた方が良いとの助言を貰い、会いに行きました。

ホンアが大会社の社長令嬢だと知ったユ監督は、なんだか嬉しそうです。

そこに偶然ミン監督が。

ミン監督は、ヒョンスが下りた後の脚本の不出来に頭を痛めていました。だからと言って、ヒョンスに戻ってくれなんて、口が裂けても言えません。

そんな時、アシスタントだったホンアと会ったわけです。

元々の構成を知ってるホンアに、作品の脚本家チームに入って貰ったら、こんなラッキーなことはありません。

ミン監督のやり方を知ってるホンアは、最初は断りました。でも、この先の事を考えると、自分にも良い話かもしれないと思いなおしたようです。

結局、チームに入る事にしたみたいですね。

知らせを受けたジョンウは、顔をしかめました。ヒョンスにとって逆風となるのは分かり切ってますから。

 

ジョンウは、ヒョンスの一件の後始末に奔走していました。

ユ監督に、自分の会社の契約作家を切るのなら、予算も減らす・・・と交渉していますが、やはり難航しています。

また一方で、ヒョンスの復帰を叶えたいとも思っていまして。

昔ヒョンスが書いた作品のドラマ化をジュナに相談しました。

大手TV局ではなく、ケーブルTV局ならば、もう少し自由にできるかもしれないと思っていました。ジュナも賛成です。

ジュナは、まだ助監督と言う立場ですが、ヒョンスのその作品で監督デビューをしたいと、ジョンウに言いました。

 

辞めると決心したヒョンスですが、完全に吹っ切れたわけではありませんでした。

で、ランニングをしながら、これまでの事を考えていました。主にジョンソンとの事ですが・・・。

そしたら、ジョンソンと会ったのです。

ブロック塀の隙間から咲いている一輪の小さな花があります。5年前、ジョンソンと初めて会った時に見つけたモノでした。

時期が来たら、ちゃんと花を咲かせ続けていて、ヒョンスの心の支えにもなっていたのです。

その花を、ジョンソンが嬉しそうに見つめていたのです。

 

悩み抜いてふっきれたら、もう振りかえらない・・・とヒョンス。

降板の事を知ったとジョンソンが言ったからです。

でも、それが強がりだということに、ジョンソンは気づいていました。

明日から旅行に行くとヒョンスが言いました。

誰と?・・・と不安げに聞くジョンソン。

苦労をかけたギョンにねぎらいの意味を込めて一緒に旅行する予定なのです。

 

話を聞いたジョンソンは、すぐにジョンウに連絡しました。

実は、翌日、ジョンウと会う事になっていたのです。

その約束が守れなくなった・・・とね。ジョンソン、こういうところ、きちんとしてるよね。

 

ヒョンスとギョンが出かけようとしている時、ジョンソンが車でやって来ました。アッシーくんです。

ギョンは、すっかり舞い上がりました。自分の事じゃないのに、本当に喜んでいます。

現地でも、気を利かせて二人にしてあげました。

 

その間、ギョンはジュナに会っていたのです。

実はジュナ、ヒョンスとジョンウの仲を取り持とうと計画していたのです。

二人の旅行を聞いたジュナは、5年も待ち続けているジョンウのために、一肌脱ごうと思ったわけです。

でもねぇ・・・。まさか、ジョンソンが一緒だとは思いもよらなかったでしょう。

 

ヒョンスは、ジョンソンと楽しい時間を過ごしました。

で、途中トイレに行った後、二人が行き違ってはぐれてしまったのです。

必死にジョンソンを探すヒョンス。そして、ジョンソンも必死にヒョンスを探していました。

やっと見つけた時、ヒョンスは両手を広げてジョンソンに抱きつきました。

この間、彼女が思っていたことは一つだけ。ジョンソンに会わなきゃ・・・ということ。5年前もそうでしたよね。でもタイミングが悪かった。

 

だけど、今回は、タイミングが合いました。

 

ごめんなさい、私が間違ってた。カッコつけてあなたの言葉に耳を傾けなかった。

考えるのはやめる。考え過ぎてあなたを逃したわ。離れてた5年間、充分考えた。

愛してる・・・。愛してるの。

 

分かってる・・・とジョンソン。

 

ジョンソンもしっかりとヒョンスを抱きしめました。

 

すっかり恋人同士になった二人。

ところが、その姿を、ジョンウが見ちゃったーっ

 

ジョンウの頭に、ヒョンスの言葉、ジョンソンの言葉が甦りました。

どうして気付かなかったんだろうと思ったかも。決して嘘を言ってたわけじゃないのに・・・。二人の雰囲気が普通の友人じゃないと感じていた筈なのにね。

冷静なジョンウが、今後どういう態度に出るのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

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『愛の温度』7話まで

2018-10-01 10:25:58 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヒョンスは、ジョンソンから電話があった時、こんな最悪の状況なのに心が浮き立つのを覚えました。

服を整え、少しだけ化粧もしました。

ジョンソンが優しく接してくれたことで、つい、弱音を吐いてしまったヒョンス。

励ます意味で、料理を作ってくれたジョンソン。

それを食べようとした時、玄関の呼び鈴が鳴ったのです。ホンアでした。

 

ホンアは、まさか、ジョンソンがヒョンスの家にいるとは思ってもみませんでした。

怒った表情のホンアを見て、ヒョンスも気が付きました。ホンアとジョンソンの間に何かある・・・と。

でもね、ジョンソンは特に何も言いませんでした。友達とだけ・・・。

合意の上の友達?・・・とヒョンス。なるほど、こういう言い方があるのね・・・と私が感心した台詞の一つです、これ。

「恋人同士ならともかく、友達に合意が必要?」

と言うジョンソンの言葉を聞いて、ヒョンスは状況を掴んだようです。ホンアの片思いだと。

 

その時、ジョンウからヒョンスに電話が。

ジョンウは出演拒否している俳優を半ば脅した形にはなりましたが、なんとか説得成功した後でした。

で、ヒョンスの顔を見たかったのでしょう。家の前まで来ていたのです。

何してる?・・・と聞かれたヒョンスは、友達と遊んでると答えました。

ほっとしたジョンウ。そのまま帰って行きました。

直後に、ジョンソンがヒョンスの家から出て来たのですが、二人は正反対の方向に帰って行ったので、顔を合わすことはありませんでした。修羅場は先に延びました。

 

帰宅したジョンソンを、ホンアが待っていました。

自分の想いを分かっているくせに、何故ヒョンスのところに行ったのかと怒りをぶつけました。入選のお祝いを一緒にしたい唯一の人ですからね。

でも、ジョンソンは冷静でした。

「人生には優先順位がある。」

と、言いました。

君を誤解させたことは無い筈。君の感情に責任は取れない。君の感情は君が処理しろ。感情の暴力は振るうな。

あいやぁ~・・・。こんな事言われたら、ショックだよね。

でも、韓国ドラマで、しつこく付きまとう相手に言ってやればいいのに・・・と常日頃私が思ってる内容とあまりにも合致したので、すっきりした事は確かですけどね。

ホンアは、諦めるどころか、却って闘争心をかき立ててしまったようですよ。

 

翌日、ホンアはヒョンスの事務所を引き払いました。

もうアシスタントはできないから・・・と言って。

出て行く前に、ヒョンスはホンアと話をしました。

イラついている原因の一つはジョンソンさん?・・・とヒョンス。

プライドの高いホンアが、それを認める筈はありませんでした。でも、ヒョンスがジョンソンから一部始終を聞いていると誤解したホンアは、激怒して叫びました。

今まではあなたが全てにおいて勝ったけど、今後は違う・・・と。

 

TV出演して以来、ジョンソンはマスコミの取材を受けることも多くなり、イケメンシェフとして注目され始めました。

レストランの客も伸び始めました。

皆、俄然やる気が増して来ました。

 

そんな時、落ち込んでいるヒョンスを励まそうと、ギョンがジョンソンの店を予約してくれました。

ギョンは、ジョンソンとヒョンスの関係は全くしりませんでしたが、以前、ちょっとジョンソンの店の事を口にしたことがあったんだとか。ギョンは本当によくできたアシスタントです。

ヒョンスは心から喜びました。

ジョンソンも、テーブルに来て、挨拶しました。

二人の様子を見て、勘の良いギョンは想いを察したようです。一人で先に帰りました。

 

ヒョンスはホンアの事をジョンソンに話ました。

ホンアの気持ちを知っても、一切揺るがないジョンソンを羨ましいと言いました。

ジョンソンを取り合うような事態になるのが嫌だと言うヒョンスに、ジョンソンは言いました。

「だったら、僕を諦めろ。その程度の想いなら、今投げ出せ。」

僕は心をかき乱されたくない。今まで僕は素直に気持ちを伝えて来た。“人間は矛盾の塊”と言うヒョンスさん。現実に負けて僕を拒むヒョンスさん。僕はいったい何を信じてつきあえと?

「怖い。一度拒んだ女は、また拒むかも。」

ジョンソンの真摯な想いを受けたヒョンスは、謝りました。自分本位だった・・・と。

ジョンソンの手に自分の手を重ね、言いました。ちゃんと考える・・・と。

ヒョンスは本当に慎重です。感情に流されない女性なんですね。

 

ホンアはジョンウを訪ね、ジョンウの会社と契約したいと言いました。

ヒョンスより高額な報酬を要求するホンアに、呆れたようにジョンウは言いました。それはできない・・・と。

ドラマは放送されて初めて評価がつくもので、ヒョンスは入選後の作品でも高い評価を得たが、ホンアはまだ放送もされていない・・・とね。

 

ジョンウはホンアと会ったことをヒョンスに話ました。

ヒョンスはホンアを褒めました。

あまりにも対照的な二人の態度に、ジョンウはいっそうヒョンスへの想いを強くしたように見えます。

「私は気分屋で軽率でしょ?」

と、ヒョンスが聞きました。ある人に言われた・・・と。

「そいつの勘違いだ。お前は慎重すぎる。特に愛に関しては。心のままに動け。実体のない感情を抱き何時まで一人でいる?会えない男は忘れろ。過去に捕われて現在を見てない。お前の現在は俺だ。」

 

ウォンジュンはホンアがジョンソンの事を好きだということも、ジョンソンがこっぴどくホンアを振った事も知っています。

でも、決して踏み込まず、いつもホンアの傍で見守っています。

想いを隠す事もしなければ、押しつける事もせず、本当に理想的な足長おじさんです。ホンアが呼べばいつでも駆け付け、愚痴を聞いてあげ、励ましてあげます。

ジョンソンに振られちゃえば良いのにと思う気持ちがある事も隠しません。

ジョンソンとウォンジュンの関係も、とても心地よいモノです。

 

ヒョンスの作品である筈のドラマは、彼女の脚本からは完全にかけ離れたものになりつつありました。

別の脚本家が執筆したストーリーで作られ、それをヒョンスの名前で放送しているのですが・・・。

ユ監督は耐えろと言いました。

ヒョンスの名で世に出れば、それが経歴となって、次の仕事がしやすくなるんだから・・・と。

 

ヒョンスは苦しみました。

企業を辞めれば、すぐに脚本家になれると思ったことも、入選したら自由に作品が書けて、仕事ができると思ったことも、全て幻想でしかありませんでした。一つ壁を乗り越えたら、そこにはまた新しい壁があって、その壁はどんどん大きく、ヒョンスの力じゃ超えられないほどになっていくわけで・・・。

周囲の人は皆、耐えろと言うし・・・。

自分の心を宥め、納得させる事が出来ずに苦しみました。

 

ジョンウはヒョンスに再プロポーズしようと決めました。

苦しんでいる今、ヒョンスを守りたいと思ったのでしょう。

その場を、ジョンソンのレストランで・・・と考え、ジョンソンに協力を求めました。

勿論、ジョンソンはOKです。

 

ヒョンスは悩んだ挙句に結論を出しました。

作品から抜けるということを。

ユ監督に報告に行きました。

引き留められました。でも、決心を変える気にはなれませんでした。

 

ジョンソンに会いたいと思いました。

で、電話したのですが、丁度その時、ジョンソンは店の仲間とレクリエーション中。

 

ユ監督から連絡を受けたジョンウが、ヒョンスを呼び出しました。

耐えようとしました・・・とヒョンスは言いました。皆がそう言うから・・・と。

でも、無理でした。あれは私の作品じゃありません。耐える理由がありません。

「これ以上耐えたら、私が望む姿に戻るのは難しそうです。私が何か大罪でも?」

堪えていた涙がこぼれました。

それを拭ってあげたジョンウ。

ヒョンスはこういう女性的な態度をとることを日ごろ嫌っていました。

ジョンウの手を振り払おうとした時、ジョンウがその手を掴みました。

 

この作品の好きな理由が一つ分かりました。

主人公たちがとても理性的だからです。

自分が成れない姿だからです。そして、理想とする姿でもあるからです。

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