・・・って言うのが人生ということになるのだろうけど。何故自分なのか?ほかの誰かではないのか?子供も生まれたし、世界には50億を超える人々がいる。周りや世界の人々は実は幻影、幻想なのか?ここらはいくら考えても分からない。最終的な解けない謎である。デカルトが言ったと伝えられている・・我思う、故に我あり。シンプルで実に核心を得ている。これ以上の言葉を探しても見つからない。
これまで空想と論理を重ねて、宇宙がビッグバンで誕生したものではないことに確信を持てるようになった。それでは宇宙はどこから来てどこに行くのか?答えは明白である。宇宙にははじまりもなく終わりもない。我々、高度な知能を持ち、自らと宇宙を認識し得る人類といえどもその変化のプロセスの中でできた一つの産物にすぎない。
生命の誕生は、ある有機性物質の組み合わせが自らの状態を記憶することができることになったことに起因する。(遺伝子の原型) さらに、これは私の仮説だが、有機性の記憶素子と同時に評価システムを得た。自己保存を評価することにより、有機性物質は生命体に進化し、初めて生まれた単細胞は膨大な時の流れの中で人間に進化した。
その人類が永遠であるかそれは分からないが、客観的状況から見て厳しい。何故なら、地球は100億年後?に膨張した太陽に飲み込まれると予想されているからだ。
我々が何故月を探索するのか?宇宙の謎を解くことも理由だが、やがて目指すべき火星への前線基地と位置付けらているからだ。灼熱地獄となる地球。しかし、全ての人々が火星へ移住できるわけではない。運よく、火星に移住できても、地球とはかなり異なる。仮の話として、火星がテラフォーミング(環境の地球化)ができたとしても、地球のような快適さはとても望むべくもない。どれだけの種が火星で生きられるだろうか?はっきりしているのは、下等な生命ほど適応しやすいということだ。
木星の衛星エウロパに至っては、水があるかもしれないと予想されているだけで、まだほとんどが分かっていない。それでは、宇宙船で過ごすのだろうか?私は重力のない空間で現在の人間の体は維持できないと思う。一つの手は巨大なドーナッツ状の宇宙船だ。ドーナッツが回転することにより、遠心力が生じ、地球と同じような重力を得られる。しかし、狭い船内、常に激しい宇宙線にさらされる。いつ、隕石と衝突するかもしれない。
最も人類が生き残る上で確実な方法は、ばかげた空想話にも思われるかもしれないが、北極と南極に数十kmのタワーを建設し、その先にロケットを取り付け、地球を移動させることだ。
宇宙は膨張の速度を加速させているとされている。それこそが、私が求めていた回答だ。もし、ビッグバンで爆発的に宇宙が拡大しているなら、それはありえない。私の考えでは、宇宙は無限大であり、我々が観測できる宇宙は、もっと巨大な宇宙の引力で引っ張られている。従って、拡散速度が加速される。
思考は宇宙をめぐる。無限大の宇宙と私との関係は何なのだろうか?