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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

小泉のペットの話はめくらまし?

2008年11月24日 15時24分14秒 | 思考空間

 元次官ほかの殺傷を行ったとして小泉が出頭した後の画像を見ると、きちんと頭をあげて、まっすぐ前方を見ている。政治主張犯罪の右翼などが逮捕された場合に、見られるシーンと酷似している。おれは正しいことを実施しているという自負心と、おれの顔をよく見てくれという意思表示だ。おまけに、車をはじめ、すべての証拠を揃えて差し出している。ペットの話以外は完璧だ。

 右翼は事件後の幕引きに警察と取引する。迷惑をかけた代わりに子分を差し出すから、後を追わず、これで一件落着にしてくれというやり方だ。逮捕された子分も「はく」が付く。小泉は逮捕歴こそないものの裏社会ではある程度の実績を持つと見た。あの度胸の良さは半端じゃない。

 私は単独犯説を採っていたが、今回の経緯を見て、バックがいるかもしれないと思うようになった。何しろ、やくざや右翼が所有する資金は莫大だ。オレオレ詐欺でもかなり儲けたが、これはほんの一部にすぎない。日本社会はやくざ体質に弱く、いくらでも儲ける方法やネタが有る。小泉は無職なのに家賃を10年間きちんと払っている。何故、払えたか?何故遅れなしに払っていたか?裏社会からここぞという時の鉄砲玉として飼われていたかもしれない。律儀さもやくざ社会と通じるところがある。

 非常にわかりにくいのは動機である。例えば、伊藤長崎市長を射殺した城尾(山口系暴力団幹部)は動機として確か長崎市役所とのトラブルなどをあげていた。然しながら、長崎の場合は、世界に対して非常にアッピール力(原爆反対)のあった伊東元市長の口を封じたいとの意図が有ったことは明らかだ。それこそ、延長線上の影響力としてアメリカの姿が有ったとしても不思議ではない。だから、警察も深追いしない。ところが、今回の元次官の殺傷に関しては、どのような政治的な意図が有るのかが分からない。小泉が30年前のペットのことを言うならば、これまでご近所に散々迷惑をかけてきたことは何なのだ。

 裏社会の意図が働いたとして、強いて言えば、今や日本国民の大多数が非難の的としている厚生官僚の責任が問われていないことが、日本のためにならないという正義感なのだろうか?裏社会も流石に悪いことばかりしてきたことへの罪滅ぼしだろうか?あるいは、あまりにも無責任社会になったら、裏社会の実入りが減ることへの危機感だろうか?いずれにしても、謎が多い事件ではある。

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