宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

今100万人以上を雇用する方法

2009年02月01日 16時19分47秒 | 思考空間

 麻生首相は、7月8日のイタリアG8サミット出席を強く希望しており、ピンボケオタクの個人的な欲望のため、無策ばら撒き政権をいたずらに維持させることになる。日本が無残にも奈落の底に落ちようとしている。270万人と言われる失業者は、更に記録破りで膨らみ続け、巷に失業者があふれることになる。10年間3万人を超えてきた自殺者もこれ以上増えなければ良いが。

 雇用をいかにして確保すべきか?その気になれば色々手が有る。一つは、菜種の耕作とバイオ燃料の精製、およびそのための法律整備である。農林水産省は、農業に税金をふんだんにばら撒いた揚句に、減反政策を推し進め、休耕地は38.6万Haにも上る。農民票を集めるための露骨なバラマキが農業を弱体化し、結果として農業は消滅しつつある。

 もし、全休耕地に菜種を耕作すると、私の計算では国内軽油消費量の約4%を精製できる例えば、耕作と精製に1Haあたり、1人を要するとすれば、約40万人が雇用できる。更に、2期作、野菜などとの2毛作を取り入れ、1Haあたり2名にすると約80万人が必要になる。菜種だけでは採算性が厳しいので、精製までを一貫させ付加価値を付ける。軽油にバイオ燃料をブレンド(最大4%)する法律を作り、軽油との価格差は当面、税金で補てんする。将来は元が取れるだろう。。(ジャンボジェット機は菜種油で飛行できるので、この案は将来楽しみである。)

 1Ha(100m四方)で収穫できる菜の花の種は2トンから2.5トン、この種から絞り出せる油は600kgから、750kg、比重が0.85程度なので、706~882リットルの菜種油が精製できる。これに対して、日本全国で供給される軽油は8、569百万リットル(2007年実績)となる。現状では、軽油の方がバイオ燃料より安いが、ある運送業者は燃料確保のために、菜種油を栽培しているほどで大きすぎる価格差ではない。

 次に、森林のメンテナンスと積極的な国産木材の利用推進である。東南アジアの木材を使うことで自然破壊などの問題を生じており、積極的に国産材の付加価値を高め、産業として復活させる。また、厄介ものになっている竹を自然材として利用する技術を開発する。これらにより10万人程度の雇用を創出させる。

  国家規模のリサイクル事業の推進も有望である。消費型経済が定着したおかげで、使用可能な家具・家電・衣服などが大量に廃棄され、その処理のために税金が使われている。地球温暖化ガスの排出にもなっている。廃材をピカピカに蘇らせ、安価で販売するのだ。天ぷら油の回収によるバイオ燃料の精製ももっと徹底的に推進しても良い。民間と公が協力し合うことにより実現できるプロジェクトは多い。リサイクル事業に人口1万に1人以上の人員を要すると考えると1.3万人が就業できることになる。

 このほかに、日本沿岸に無尽蔵埋蔵されているとされるメタンハイドレートの調査・発掘は将来の国産エネルギー確保として夢が描かれる。ここでは少なくとも数万人の雇用が期待される。

 これらの、財源としては政府発行紙幣も十分考えられる。要はやる気の問題とスピードだ。