本日、民主党へ以下のメールを送付した。同時に民主党幹部にもFAXで送付した。
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今回の献金騒動は小沢氏本人の古い自民党体質を浮き彫りにし、政権交代を望む多くの良識人に失望を与えた。小沢氏の言う、「選挙への影響で判断したい」は政権を取ろうとする野党の党首の言うことではない。
民主党はクリーンでまじめでさえあれば、確実に政権が取れた。ホームランも長打も必要なかった。第一秘書逮捕までは、自民党にとって、民主党は脅威だったが、今や脅威でも何でもない。私も東京地検のやり方は異常で裏が有るとは思うが、小沢氏が代表でいる限り、自動的に民主党は地盤沈下し、麻生内閣や自民党の支持率は上昇する。5月に選挙を実施した場合、小沢代表のままでは自民党が勝つ可能性が高くなった。
小沢氏サイドは時間経過とともに、国民が献金問題を忘れてくれると思っているかもしれないが、仮に献金問題が法的に問題なかったとしても、このようなダーティーなイメージができた人物(実際に一億円を超える献金を一企業から受けている)が首相になることを望む人は少ない。もはや、小沢首相実現は100%なくなったと断言できる。岡田氏の小沢支持発言も民主党のイメージを落とした。民主党が今まで自民党や官僚の不正などをあばいてきたあの姿勢はどこに行ったのか?小沢氏は、説得力のある理由を見つけて、可能な限り早く退陣し、裏方に回って選挙を有利に進めるべきだ。
また、小沢代表のクリントン長官に対する冷やかな態度、アメリカ軍は第7艦隊だけで良いとする発言は、個人的な怨念が有ったのかもしれないが、ピントはずれな大施策というべきだろう。アメリカの民主党の政権誕生と共に手を取り合って協力するというのが本来あるべき姿であって、ベクトルが正反対である。アメリカの諜報機関は日本政府以上に日本の情報を収集分析し、官僚をはじめ多くのエージェントを確保しているが、このアメリカを敵に回して国政選挙に勝てるはずがない。また、アメリカはクリントン政権以来日本を完全にコントロールすることができるようになり、アメリカの協力なしに発展はありえない。
一方で、小沢氏が関心を寄せる中国は、がむしゃらな経済成長により軍事大国化を目指しており、軍事力をバックにし経済成長が更に拡大する。中国はアメリカに代わる超大国を目指し、今世紀の早い時期に実現する勢いである。日本への影響力は無視できないようになり、アメリカも逆らえなくなる。先頃の、原子力空母建設もその牙が見え始めた証拠である。
世界は良くも悪くも軍事戦略で動いており、戦略のかけらもない日本が沈没を続けている状況において、民主党は正しい情勢判断と、戦略の立て直しを望む。