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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

17万キロを走破してもタフなランクル

2009年11月21日 17時44分03秒 | 思考空間

 マークⅡ3リットルからランクル80ディーゼルに乗り換え5年乗り、ちょっと振動も気になって、グランビアにしようかと思っていたのに、娘がグランビアは広いだけで乗り心地が悪いと言うので、考え直してまたランクルになった。けちな性格であの重い車体をガソリンで走らせる気になれない。80から100に乗り換えた時のスムーズな走り、高級感の感動は忘れられない。その後、ランクル100ディーゼルに乗り続け、200でもディーゼルがいつ出るかと待ち続け、かなわず、ついに17万キロを超え18万キロに近づいてきた。

 それで100ディーゼルの状態はどうなんだ?聞かれそうだし、聞いてほしい。驚くべきことだが、ランクル100のスムーズさとタフなエンジンは失われていない。これほど安定した車はない。目線が高いのと振動が無いので、高速が高速に感じられない。相変わらず滑るように走るし、家の近くの2kmの急坂を、周りの車をぶっちぎって駆け上がる。アイドリングでの振動はわずかに増えたかもしれないが、意識するほどの変化はない。同じランクルのガソリン車ほどの静粛さはないが、一般の人は気付かないし、ディーゼル車としては驚異的。車外のノイズは、住宅街を通る時に安全性を確保するには向いている。何だこれはという感じ。

 変わったことは、徐行速度で大きくハンドルを切ると、前のギアが鳴き始めたことか。最初は分からなかった。何かどこかでモーターでも回っているような音がする。やがて、四駆なので前輪の作動ギアが鳴りだしたらしいと分かった。トヨタにも確認したが支障はない。分かれば気にするレベルではない。流石にハンドルの革の一部がはげ、右ひじを置いていたドアのところのレザーもちょっとはげた。加速の途中でアクセルを急に戻すと、がっくんとなるのは本来の癖で、ミッションがガソリン車と共有でマッチしていないのだからやむを得ない。

 100のディーゼルエンジンはアクセルが固めに設定されていながらアクセルのレスポンスは良い。最初の吹き上がりは悪いが、踏み込めばターボ車以外は置き去りにできる。踏み込みが大きいと黒煙が出ている気配。ギアが上がってくると、トルクの強さから結構な加速力があり、不足はない。2リットル以上のガソリンターボ車と競争すると最後のパンチに欠けるかなという程度。ブレーキのフィーリングは良い。滑らかに減速できる。小回りができず、左右に折れる細かいカーブを走り抜けるのは苦手。これが最大のウィークポイント。

 トヨタは200にディーゼルを搭載する気配が無いので、ちょっと贅沢に最新のナビとレーダーをつけ、以前からつけていたハンズフリーも相まって快適そのもの。運転席周りは新しい車のように蘇った。パイオニアのナビは、HDDで音もすごい。レンタル屋さんに行っては、新しいジャンルの曲を仕入れる。駐車場で1曲程度聴いているうちに全録音が済む。ボリュームを大きめにして、自分の世界に浸るのは悦なものだ。DVDに比べるとHDDは反応が早く案内が遅れることもない。音声の指示は認識が今一つ。

 かくして、今日も最新のポップやロックを聴きながらドライブを楽しんでいるわけだが、やはり、待望するのは200ディーゼルだ。ヨーロッパ向けには、ランクル8気筒ディーゼル、5速が輸出されているではないか。逆輸入するには高すぎる。100ディーゼルは国産四駆唯一の6気筒で、振動は抑制されているが、8気筒により静粛性が高まる。何より、100のエンジンは80の改良型であり、新しいエンジンが欲しい。オートマチックをディーゼル専用にし、5速、もしくは6速にすれば快適性・効率性は高まる。燃費が良い上に、ガソリンとの感覚的な差はなくなるのではないか。

 トヨタも体力をなくし、とても国内向けのディーゼルを開発する余裕はないのかもしれないが、待ちましょう。20万キロを過ぎても待ちましょう。トヨタが、ガソリンに舵を切り、アメリカ向けに大型ガソリンピックアップに傾注しすぎたあまりに、業績が悪化したことを反省して、本気でディーゼルに取り組むことを期待したい。

コメント
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