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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

空間指標の2次元や4次元はあくまで数学だけの話

2012年12月26日 12時24分49秒 | 宇宙

 直線が1次元、平面が2次元、立体空間が3次元、立体空間に時間を足すと4次元とする概念はあくまで数学の世界の話。数学者が勝手に規定しているのであり、例えば1次元にして、どのような世界なのかはよく分からない。

 

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 線は点の集まりである。点は位置を示すもので、大きさは無い。つまり大きさの無い位置を示すだけの点が集合したのが1次元である。鉛筆で線を引くと、何か直線という実態が存在する気になるが、それは思い違い。勘違い。幻想。2次元は大きさの無い位置を示すだけの線が集合したものであり、厚みが無い平面である。

 大きさが無い、厚みが無い。数学的にはゼロに何を掛けてもゼロである。ゼロは何物も存在しないことを示す。存在しないが、位置などを示す実体?数学という厳密な学問でありながら、人間の錯覚を利用している。実は有り得ない世界の話である。

 

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 数学的には点を積分して線になり、線を積分して面になり、面を積分して立体になる。この積分の概念は、例えば線の場合、積分では限りなく小さな点を積算するとの考えで、大きさを持つ点の存在を前提としている。この前提は数学的には問題無い。

 3次元は現実の世界であり、理解できるが、これが時間を足して4次元となると、数学的には問題無くても、物理的に別の空間が有る訳ではない。加えて、何度も指摘しているように、時間という独立した実態は無い。我々は「時計の動きを見て時間を認識している」だけだ。

 

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 数学的には3次元空間に加わる引力や圧力の要素を加えても4次元になる。加えるものは物質の色であっても、形であっても、数学的に3次元プラスアルファになる。

 宇宙物理学者は時間が空間のようなものであると言い、できれば空間と同じ実体であることを願望している。(全く異質のものを加えて4次元とは言いにくい) 然しながら時間は存在せず、その証拠を山ほど示せるが、仮に時間が存在するとして、時間が空間であるはずがない。

 

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 すなわち、宇宙物理学者が数学の世界を物理の世界に拡張し、しかも人間の錯覚に訴えても、無理やり4次元の世界を作り出そうとしても、現実の世界がそれで変わるわけではない。宇宙物理学者の言う4次元は残念ながら人間(あなた)の錯覚の上に成り立っている。

 仮に4次元の世界が存在したと仮定すると、4次元はこの宇宙の時間積分になる。頭のシミュレーションで、宇宙を時間積分してみよう。積分の要素は瞬間(Δt)の宇宙の状態である。つまり時間を止めた宇宙の静止状態だ。そこへ次の瞬間の宇宙の静止状態を加える。このように、各瞬間の宇宙の状態を連続的に加えていくこと(積算)が宇宙の時間積分になる。

 

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 それって、実は宇宙の時間的変化を収めたビデオではないですか?時間積分で、どこに新たな空間が生まれますか?

 何故、宇宙物理学者が4次元にこだわるか。それは宇宙が誕生した場所がこの宇宙とは別の空間に有り、そこから宇宙卵がトンネル効果で移動し、大膨張して誕生したと主張したいためだ。何としても、「宇宙が無から誕生した」とするシナリオ作りの仕掛けなのだ。

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コメント
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